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【J1-1st:第1節 神戸 vs 市原レポート】「新生・神戸」は全員が同じ方向を目指した戦う集団に。(04.03.13)

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 『開幕』。この試合の持つ意味を両チームの選手が強く感じていたことは、試合前の表情から見て取れた。笑顔はなく、緊張感の漂う引き締まった表情でピッチに出る。その様子は、歌手の松浦亜弥やYOSHIKIを呼んだ、賑やかすぎるほどの開幕イベントや大音量の場内アナウンスに違和感を感じさせたほどだ。

 16時。29,835人もの観衆に見守られ、神戸のキックオフで幕をあける。ファーストシュートは、4分。神戸FWカズ(三浦知良)からのパスを受けたMF坪内のが 前線に走り込みシュートを放つが、これはGKの手中におさまりゴールにならず。逆にその直後の6分には市原がショートコーナーからMF中島、MF羽生とつなぎ、右コーナー近くから羽生のセンタリングをMF茶野が頭で押し込み先制点を挙げる。以後はどちらかと言えば、市原が押しぎみに試合を進めるゲーム展開。特にフィニッシュということに照準を絞れば、市原が効果的なプレスをかけることでコンビネーションからのゴールシーンを多く導くシーンが目立つ。だが、神戸も負けておらず。相手の攻撃に焦ることなく、DF土屋を中心とした守備陣が気迫のこもった、身体を張ったDFで対応。何とか1失点でしのぎ、前半を0-1で折り返す。

 後半。その守備陣の気迫に後押しされたのか、神戸は立ち上がりから攻勢に。開始早々の1分にはMF藤本がFKのシーンで絶妙のボールを前線へと送り込み見せ場を作るが、これは詰めていた攻撃陣が合わせ切れず。思わず、藤本が頭を抱えて天をあおぐ。だが、以後も攻撃の手を緩めず、アップテンポな攻撃でゲームを支配した神戸は13分にエースFWカズをさげてFW播戸を、32分にはMF坪内にかえてFW和多田を投入。より前がかりな戦いを仕掛けながら市原を翻弄し続けた結果、77分。MF藤本によるFKをニアサイドにつめていたDF北本が頭であわせて同点弾を叩き込む。さらにその3分後の80分には、途中出場FW播戸が左サイドでDF2人を抜いて前線へ飛び出し、そのセンタリングをファーサイドにつめたFW和多田が打点の高いヘッドでゴールを決め、逆転に成功。満員のスタジアムが最高潮に盛り上がりをみせる。

 結果、最後まで闘志溢れる戦いで『新生・神戸』をアピールした神戸が、サポーターの声援にも後押しされる中、2-1で勝利。試合前、選手の誰もが口をそろえるように言った「生まれ変わった姿を示すためにも、今日は何が何でも勝たなければ」という思いを、満員のホームスタジアムで実現した。

 試合後、何度も神戸のピンチを救ったDF土屋は「後半も、走るチームであるジェフに走り勝っていたのは、厳しいトレーニングを続けてきたことが選手の自信になっている証拠。また、全員がチームの規律に従ってきっちりと仕事をしていることも大きい。このままの緊張感を持続させていくことが課題」と話したが、その言葉にもあるように、今日の神戸の勝利は、ビッグネームの選手を獲得したからでも、運営会社が変わったからでもなく、チーム全体が組織としてまとまり、全員が同じ方向を目指した戦う集団になれたことが大きい。そういう意味で、真の『新生・神戸』を楽しめた一戦だった。


以上

Reported by 高村美砂
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