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【J1-1st:第1節 柏 vs 大分レポート】新生池谷レイソル。初陣を白星で飾る。そのキーマンは谷澤!(04.03.13)

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 穏やかな日差しが降り注ぐ日立柏サッカー場。スターティングメンバー発表の際には、来場者プレゼントの“ファンバナ”が掲げられ、スタンドにイエローとブラックのストライプを描いた。8,063人という入場者数は少々物足りないが、スタジアムに訪れた柏サポーターは春風を頬に受けながら気持ちよく家路に就いたことだろう。

 柏は永田充、渡辺毅の両DFに、リーグ戦初先発となるDF中澤聡太が加わった3バック、ベテランMF下平隆宏と期待の新戦力MFドゥドゥのダブルボランチ、左サイドにMF増田忠俊、右サイドにMF明神智和、トップ下にMFリカルジーニョが入り、FW山下芳輝とFW玉田圭司が2トップを組む3-5-2の布陣。対する大分はDF山崎哲也、DFサンドロ、DF三木隆司、DF三上和良による4バックに、MF瀬戸春樹がボランチ、MF吉田孝行、MF梅田高志、MFビチュヘ、MF原田拓で中盤を構成し、FWマグノ・アウベスが1トップに入る4-5-1の布陣でスタート。

 試合開始早々から柏がボールを支配した。当初は右サイドの明神がディフェンスラインに吸収されて4バック気味となる時間が長く、左サイドの増田を起点とする攻撃が多用された。ボールはほとんど大分陣内にとどまるが、4バックが堅固でなかなかシュートを打たせてもらえない。それでも38分、玉田が強烈なミドルシュートを放つが、枠を捉えきれず。43分にはカウンターから玉田がドリブルで持ち込みゴール目前で横パス、山下が走り込んだが、あと一歩及ばなかった。

 一方大分は、攻撃的サッカーを標榜するハン・ベルガー監督の指示通り、ディフェンスラインを上げて中盤のスペースを消し、高い位置からカウンターを仕掛ける攻撃。FWマグノ・アウベスの運動量は豊富で、積極的にボールを奪いに行く。19分、永田の不用意なバックパスに猛然と駆け込み、柏サポーターをヒヤリとさせる場面もあった。

 両チーム無得点で前半終了。後半8分、池谷監督は下平に代えて、切り札のMF谷澤達也を投入。この選手交代が見事に的中する。14分には原田がこの日2枚目のイエローカードで退場し、柏が数的優位に立つ。すると18分、ドリブルで切り込んだ谷澤が大分DFを抜いて絶妙なクロス、明神が右足で合わせて待望の先制点を挙げた。

 池谷監督は矢継ぎ早に、増田に代えてFWゼ・ホベルトをピッチへと送り込む。先制点の余韻もあってスタジアム全体が盛り上がるなか、27分、大分がセンターライン付近で奪ったボールがマグノ・アウベスへと渡る。GK南雄太をかわし落ち着いてシュートを放つと、ゴール右隅へと吸い込まれ、同点。観客の大半を占める柏サポーターのテンションも一気に下がった。30分にはコーナーキックのクリアボールがまたもマグノ・アウベスに渡るが、何とかクリア。一転、大分ペースで試合が進む。

 柏にとって嫌なこの流れを断ち切ったのも、谷澤だった。先制ゴールの再現映像のように、またも右サイドからDFをかわしてクロス。ゼ・ホベルトの投入後左サイドに回っていた玉田が中央に駆け込んで合わせ、2点目のゴール。谷澤は試合後、「相手のディフェンダーに当たってタマさんのところに行っちゃいました」と茶目っ気たっぷりに振り返った。

 再びリードを許した大分ハン・ベルガー監督は、三上に代えてMF木島良輔を投入し、ビチュヘのポジションも上げて1点を奪いに行く。試合終了間際の89分、そのビチュヘがゴール左タッチライン付近からクロス、パスを受けた木島はキーパーと1対1になり、冷静にシュート。決まったかに見えたが、わずかに右にそれ、ゴールならず。そのまま試合終了のホイッスル、池谷新監督が初陣を飾った。


以上

Reported by 横井孝佳
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