6月5日(土) ヤマザキナビスコカップ 第4節 Aグループ
横浜FM 1 - 2 東京V
(14:00KICKOFF/三ツ沢) 入場者数 9,332人
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気温29度、えてしてこのような暑い日の試合は低調な内容になりやすいものであるが、この日の三ツ沢は非常に「熱い」ゲームとなった。
勝てば一気に決勝トーナメント進出が近づく大事な試合、横浜FMは前日の練習で負傷した奥のポジションに山崎を配置、またU-23日本代表の遠征から戻ったばかりの那須、坂田をスタメンで起用したところに岡田監督のこの試合にかける意気込みが感じられた。対する東京Vは攻撃を請け負うポジションの平野、玉乃がそれぞれ出場停止。穴埋めを誰がするのかに注目が集まったが、MFの左サイドに相馬の起用をアルディレス監督は選択。怪我から復調してきたウーゴの起用も考えられたが、このチョイスが結果的には試合での小林大、小林慶らの活躍を生み出す要因の一つとなった。
この試合では横浜FM左サイドのドゥトラ、東京V右サイドの山田のマッチアップが注目ポイントの1つとして挙げられていたが、前半はお互いが持ち味を消し合う展開になり、逆にチャンスはこの2人とは逆サイドから生まれることが多くなる。横浜FMは田中隼、東京Vは相馬がそれぞれの裏を突き合い、効果的な崩しを試みるシーンが前半の山場の1つとなった。しかし、両チームとも中盤まではボールを運ぶが、決定的な崩しの部分ではディフェンス陣が高い集中力でこれを阻止。前半は両チーム合わせてシュートが8本と、スタンドを沸かせるシーンが多く生まれることはなかった。しかしそれは内容がないつまらない試合という意味ではなく、ドゥトラ−山田、田中隼−相馬、坂田−戸川などピッチの各所で迫力のある主導権争いが繰り広げられるなど、高い緊張感が感じられる好ゲームであったということだ。
後半に入ると、開始直後から横浜FMのドゥトラの素晴らしい動きがゲームを動かす。猛然と前線へ上がってクロスを放ったかと思えば、フリーキックのこぼれ球を豪快にシュートへ持ち込むなど、積極的な動きでチームを活性化させる。後半15分までの横浜FMの猛攻は三ツ沢のスタンドをヒートアップさせるには十分の迫力であった。この猛攻に対し、東京Vのアルディレス監督は後半16分にエムボマを投入し状況の打開を図る。この策がその2分後には早くも的中する。小林大の放ったコーナーキックをエムボマが滞空時間の長いヘディングで競り勝つと、相手GKに当たった跳ね返りを、角度のないところから小林慶が蹴りこんで先制。エムボマの身体能力の高さがそのまま得点に繋がった形で東京Vがリードする。これに対して、横浜FMはそれまで以上に厳しい攻めを展開。しかし、横浜FMが前掛かりに攻めることで、逆に東京Vの平本、小林大らが自由に前線へ飛び出し決定的なシーンを作り出し横浜FMサポーターの悲鳴を誘うことに。その悲鳴が沈黙に変わったのが後半24分、横浜FMの中盤からの繋ぎをカットした小林大がすかさず前線のエムボマにボールを渡すと、エムボマはマークする栗原を簡単に振り切ってゴールから20メートル強の距離をものともしない強烈なシュートを横浜FMゴールへ叩き込む。使い古された表現だが、まさにワールドクラス、圧巻のゴールであった。
2−0。さすがの横浜FMも意気消沈するかと思われたが、ここで落ち込まないのが今年のこのチームの強さ。その3分後の後半28分、無尽蔵の運動量でピッチを駆け回っていたドゥトラがゴール中央付近のフリーキックを直接蹴り込んで1点差に詰め寄る。このフリーキックもタイミング、強さ、位置、すべてが素晴らしいものであったことも付け加えておこう。1点差になった後も激しく攻める横浜FM、ボールを奪って素早くカウンターへ繋げる東京Vと、どちらに得点が生まれてもおかしくない展開が続く。しかし、この試合を通して常に安定していた東京Vの守備陣が横浜FMの攻めに対して最後までバランスを崩すことなく対処。岡田主審の試合終了のホイッスルは、東京Vの選手たちが歓喜とともに聞くこととなった。
両チームの“守備をしっかりと行い、縦に素早くゴール前に迫る”というコンセプトがしっかりとした中で、つまらないミスが少ない非常に緊迫した試合。残念ながら観衆は多いとはいえない数字であったが、スリリングな90分を過ごした今日の三ツ沢の観衆は満足した気分で家路に着いたことであろう。横浜FMは公式戦14試合ぶりの敗戦であるが、まったくもって悲観する内容ではなかった。今日褒められるべきは東京Vの高い集中力と、エムボマの高い能力であろう。熱いゲームはエムボマが主役となった。
以上
2004.06.05 Reported by 小島耕
J’s GOALニュース
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