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【ヤマザキナビスコカップ 第4節 F東京 vs 神戸 レポート】若手を起用した両チーム。試合を決定づけたのは、20歳・鈴木(F東京)の100点FK!(04.06.06)

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6月5日(土)ヤマザキナビスコカップ 第4節 F東京 2 - 1 神戸(18:33KICK OFF/国立) 入場者数 13,865人
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「100点です!」と笑顔でヒーローインタビューに答えたのはF東京の鈴木規郎。
自身にとって、Jリーグのリーグ戦、ヤマザキナビスコカップを通じての初得点を挙げ、チームの勝利を導いた。その「100点」にはこの試合のカギを握る彼の強い思いが込められていた。

日中は立っているだけで汗が流れてくるような熱さの国立競技場も、キックオフの6時半には風も吹き始め涼しい夜となった。両チームの登録メンバーの32人中、ニューヒーロー賞対象者(23歳以下)はその半分以上の17人と、若さが目立つ。F東京のスタメンの中にはGK塩田、DF徳永、茂庭、MF鈴木、今野、馬場にFW近藤と7人。スタメンの平均年齢はわずか23歳。対するヴィッセル神戸の中にはGK岩丸、DFに北本、MF森、丹羽と4人。18歳の丹羽選手は公式戦初出場。

試合前、原監督(F東京)は「神戸も若い選手を使ってきてるから、お互いわからない部分は多いね。ただし、その若い選手どうし、どちらがチームに刺激を与えてくれるかどうか、これが試合のカギを握る。若い選手なだけに乗ると強いし、最初ダメだと立て直しが大変だからね」と話した。

前半13分、CKを得たF東京のキッカーは馬場。「誰かを狙ってというのではなく、速いボールで、GKに触られないようなところを狙って蹴りました」そのボールは見事に今野選手の頭に当たり、ゴールにぴしゃりと入った。「速さはあんまり感じなかった。何かスローモーションのように見えていて、浮かさないように浮かさないようにして打ったら入りました」普段から息の合った2人ならではの呼吸、お互いでゴールを喜び合った。

さらにその10分後、「100点」のゴールが誕生する。

前半24分、直接フリーキックのチャンスを得たF東京。その距離25メートル。鈴木、ジャ‐ン、馬場の3選手がボールの前に並んだ。スタジアム中が息を呑んだその瞬間、ジャーンがフェイントをかけ、その直後、鈴木は左足を振り抜いた。鋭い一直線のボールがゴール右端に突き刺さった。スタジアム中が一瞬息を呑むほどの鋭さ、誰もが絶賛した。

前日練習終了後、残ってFKの練習を続けた鈴木。「明日、本番で決められたら100点です。もちろんチームが勝っての上で。プレー全体もそうだけど、ゴールを決めるっていうのは僕にとって大切な仕事だから」とゴール宣言をした。原監督から「お前はその左足で決められれば、それだけで飯食っていけるんだぞ!」と言われ「まだまだジュースくらいしか飲めないっす」と笑顔を見せた鈴木。
原監督は試合前に「チャンスがあれば足をゴールに向かって振り切れば何かが起こる。ゴールに向かって怖がらないでやってほしい。取られたら取り返せばいいんだ。本当に勝負していけ!」と思いきりを与えた。3人並んだフリーキックでは「自信があったから、自分から蹴りたいって言いました」と鈴木は誇らしげにヒーローインタビューで答えた。ゴールすることへの意識の高さが、このときの自信にもつながったのだ。

前半なかなかいい形が作れなかった神戸は「これではいけない」という全員の気持ちがひとつになり、後半立ちあがりからテンポ良く攻撃をしかけ試合の主導権を握る。そんな中、11分、16分と立て続けにイエローカードを出された近藤選手が退場となり、1人少なくなったF東京。ボランチの浅利が左右にボールを回し、神戸の縦への攻撃を防ぐ。
後半32分、神戸は縦にいい流れができ播戸選手の得点が決まるが、その8分後、播戸選手も2枚目のイエローカードで退場。10人対10人の戦いとなり、神戸が猛攻を仕掛けてなんとか追いつこうとするも決まらず、試合は2−1でF東京の勝利となった。勝利を決定づけた2点目を決めた鈴木は「ゴールは100点だけど、他のところはまだまだ。今度は流れの中から決めたいです」と次のゴールへの意識と自信を強めてスタジアムを後にした。1点よりも大きなものが生まれた瞬間だった。

一方、内容は悪くないのに勝てなかった神戸。「ほんのわずかなところが違いになってしまった。次がんばります」と小島が話すように、後半は自分たちの意識したものを出せたという手応えをつかんで、次の横浜FM戦に目を向けた。これでF東京はナビスコカップDグループ単独首位に立ち、決勝トーナメント進出に大きな勝ち点3を手にすることになった。

「100点」のゴール、多くの人がその余韻に浸りながら国立を後にした。

以上

2004.06.05 Reported by 日々野真理
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