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【J1-1st:第12節】柏 vs 清水レポート:両チームとも連敗にピリオド打てず。しかし光明が見えたのは……(04.06.13)

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6月12日(土)J1 1stステージ第12節
0 - 0 清水 (19:00/柏) 入場者数 8,875人
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0-0のスコアレスドロー。この結果を「ディフェンス陣の奮闘が光る、引き締まった良い試合」と見るか、「攻め手を欠き、決め手にも欠ける試合」と見るか。今節の当カードに関しては、残念ながら後者だろう。

とは言うものの、試合終了後、両チームの選手がサポーターに挨拶するためゴール裏へ歩み寄ったとき、明らかな違いが現れた。清水の選手が拍手で迎えられたのに対し、柏の選手はブーイングにさらされたのだ。サポーターの反応が示すとおり、前回の試合からの改善点、次の試合へつながるプレーが垣間見えたのは、清水だった。

清水は北嶋が1トップとなり、2列目にアラウージョと久保山、右サイドに太田、左サイドに和田、ボランチに伊東と村松が入り、森岡、斉藤、鶴見が3バックを構成する3-6-1の布陣。レイソルは代表戦の疲労を押して出場した玉田と宇野沢が2トップを組み、トップ下に谷澤、右サイドに茂原、左サイドに明神が入り、ドゥドゥと下平のダブルボランチ、永田、渡辺毅、近藤がバックラインを組む3-5-2でスタートした。

清水の攻撃に対する意図は明確だった。基本はカウンター。北嶋がくさび役となってポストプレーをこなし、左右に散らす。アラウージョ、久保山は積極的にディフェンダーの裏を取ろうと動く。右サイドの太田、左サイドの和田を起点としたサイド攻撃も活発。しかし柏ディフェンス陣が集中力を切らすことなくよく守ったのと、いかんせん決定力が決定的に不足しており、得点を奪える気配がない。65分、北嶋がゴール目前でバックパスした場面では、南も拍子抜けしたのではないか。試合後の会見でアントニーニョ監督は「“決めてやる”という気持ちが足りない」と、ゴールへの執着心のなさを嘆いた。

一方柏は、決定力不足を嘆く以前にフォワード陣へボールを供給できない状態。先週、公式戦13試合ぶりの勝利を収めたナビスコカップ・鹿島戦で見せた流動的な攻撃は影を潜め、連敗序盤の状態に戻ったかのようだ。失点を恐れるためか中盤が引きこもり、前線との間に広大なスペースが生まれてしまう。バックラインは、仕方なくロングフィードで前線へボールを供給するものの、もともと高さがあるわけではない柏フォワード陣はことごとく競り負ける。

池谷監督が口酸っぱく指示するサイド攻撃も、ほとんど見られなかった。特に明神が入った左サイドからの攻撃は皆無に近い。明神は太田、アラウージョら清水攻撃陣をよく抑えはしたが、ボランチが本職の彼に左サイドを駆け上がってクロスを上げるところまで要求するのは酷と言うものだ。玉田にせよ、後半に入ったゼ・ホベルトにせよ、優れた個人技を持っているのだがパスの出し手がいない。攻撃にかける人数も足りず、「あともう一人詰めていれば……」と思わされる場面が何度もあった。

両チームとも、「負けたくない」という意識の現れなのか、全体に引き気味になっていた。確かにディフェンス陣は、両チームともに最後まで集中した良いパフォーマンスを見せた。しかしそれだけではスタジアムへ足を運んだ観客を満足させることはできない。清水はゴールへの意識をより強く持ってほしい。そして今日の8,875人という入場者数から、一人でもより多くのファンに足を運んでもらうためにも、柏はナビスコカップ・鹿島戦で見せた「全員で走り切るサッカー」を思い出してもらいたい。

以上

2004.6.13 Reported by 横井孝佳
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