6月16日(水)J1 1stステージ第13節 東京V 3 - 0 鹿島(19:00KICKOFF/国立) 入場者数14,026人
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東京の夜は19時。しかも、今宵の場所は青山にて。天候は晴れ、気温21.3度。こんな日はサッカー観戦の他はない。どうやったって胸がときめかないはずはない。そんな国立競技場のカードは、第12節終了時点での優勝から遠ざかりはじめた3位鹿島アントラーズ対11位東京ヴェルディ1969の対決。他会場の優勝争いチームの試合に比べると今ひとつ盛り上がりにかけるかに見えた対決は、意外なワンサイドゲームとなった。14,026人の観客を集めたこの日、決めるべき役者が決めるべきタイミングで決めた東京Vが3-0で勝利。また、これにより鹿島は優勝の可能性が消滅した。
試合が動いたのは、前半36分。東京Vが、鹿島陣内ペナルティーエリア近くの右サイドでフリーキックを得る。蹴るのは米山。ミドルの弾丸フリーキックはディフェンダーに当たるものの、そのままゴールに突き刺さる。プロ入り後2点目という、米山の直接フリーキックによる得点で、なんと東京Vが先制。
そして、後半開始直後の3分、東京Vがまたも得点する。中盤から、小林大、平野、小林慶とつなぎ前線へ。圧巻のパスワークの末にボールは平本に渡る。平本はそのまま最終ラインの裏へ飛び出しGK曽ヶ端との1対1に。そしてGKをかわし絶妙なシュートで2点目を上げた。願ってもないタイミングでのフォワード平本の今季初ゴールにベンチも湧く。
更には東京Vは後半28分、森本に変わり、切り札エムボマを投入。その5分後右サイド山田から中央エムボマへ。平本とのワンツーの後に鹿島ディフェンダーのプレッシャーを受けたままの体勢から強引に右足を振り抜き、3点目を挙げ、勝負を決定づけた。2-0とリードした状態で実行に移された「勝利の方程式」が功を奏した形となる。
一方の鹿島も再三にわたり攻撃を仕掛けるが、後半、野沢らが中盤からミドルシュートを放つのが精一杯。後半29分、野沢の強烈なシュートはGK高木の指先にあたり、惜しくもゴールならず。その直後に訪れた決定的な場面での深井シュートは、クロスバーに阻まれる。アウェイでの試合に関わらずゴール裏を埋めた鹿島サポーターからは大きなため息がこぼれた。この日初コンビを組んだ、米山、戸川、李康珍の東京Vの3バックを崩しきれずトップまでボールを回すことができなかった。先輩ディフェンダー米山も「李を活かせて良かった」とこの日の成果を口にすれば、「戸川も、李もたいした選手」とGK高木も信頼をよせる。東京Vディフェンス陣がかたく結束する一方、「ボールの出し手と受け手の関係を考えないといけない」と鹿島の小笠原は課題点をあげた。さらに2枚目のイエローカードで鹿島名良橋が退場となるなど「数的不利もあり、攻撃も形にならなかった」とトニーニョ・セレーゾ監督。優勝の可能性が消え、試合後は、選手ともどもがっくりと肩をおとした。
そして、この日やはり注目を集めたのは森本。「いい経験になりました」というトゥーロン国際大会で得たものを早速表現してみせた。「海外の選手は、何人に囲まれても自分でやろうとするので、(自分も)やってやろうと思った」後半19分の強烈なミドルシュート。さらに後半26分には、日本代表ディフェンダー中田浩、大岩を交わし左足でシュート。この日打ったシュートは4本。トゥーロン国際大会時にも口にしていた「全てのプレーをシュートで終わりたい」とのコメントを実行してみせた形だ。同じFWエムボマも「彼は徐々に成長している。質の高い選手なので大切に見守りたい」と認める。学んできたことを実行に移す力こそが彼の成長を支えている。
各ポジションで、若手とベテランがかみ合いはじめた東京V。「われわれは日々成長している」とアルディレス監督。そして、選手がそれを実感しながらプレーしている。そんな満足感が感じられる試合だった。対する鹿島は今日の敗戦で優勝の可能性が消えた。しかし、残り2試合は優勝争いをする磐田、横浜FMとの対戦。「もちろん勝つつもりで行きます。自分たちが上に行くためにも、鹿島が強いと思わせるためにも勝たなければいけない」という小笠原の言葉のように、意地を見せる事ができるか?
以上
2004.06.17 Reported by 了戒美子
J’s GOALニュース
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