6月16日(水)J1 1stステージ第13節 C大阪 0 - 1 G大阪(19:00KICKOFF/長居)
入場者数17,108人
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17,108人−−「大阪ダービー」を観ようと、この日長居スタジアムを訪れた観客の数である。水曜日のナイターであることを考えると、特筆すべき多さだ。同じ大阪のライバル同士の対決とはいえ、優勝争いに絡んでいるわけでもなく、ホームのC大阪は低迷中。リーズナブルな前売チケット(大人自由席はすべて1000円)が功を奏したとはいえ、「関西もまだまだ捨てたものじゃない」と感じたキックオフだった。
しかし・・・試合が始まると、多くの観客、特にC大阪サポーターの期待は大きく裏切られることになる。ラデリッチがリベロ、布部陽功とカブラルがストッパーを務める3バックに、佐藤悠介と徳重隆明の両アウトサイド、下村東美の1ボランチという守備陣。2列目には森島寛晃と苔口卓也、西澤明訓と大久保嘉人の2トップという布陣で臨んだC大阪だが、前節から中2日という過密日程のせいか、立ち上がりから体が重そうな動きに終始、運動量も少なかった。攻め手を欠いたまま、序盤は無為に過ぎていった。
一方のG大阪も、前の試合から中3日とそれほど条件は変わらなかったが、立ち上がりから積極的に攻めようという意図と気持ちは感じられた。3試合連続得点中の大黒将志を1トップに据え、フェルナンジーニョと二川孝広を2列目に配したオフェンス陣。ボランチは橋本英郎と遠藤保仁、サイドには右に渡辺光輝、左に児玉新、3バックはシジクレイを真ん中に、右に山口智、左には入江徹が入った。故障者が続出し、苦心の末に編み出されたメンバーだったが、やり方を徹底することで優位に試合を進めた。遠藤を起点にして、二川とフェルナンドにボールを集め、大黒が相手のバックライン裏を狙うパターン。また遠藤から両サイドに展開し、サイドをえぐってクロスを上げるパターン。精度を欠いた分、ゴールには至らなかったが、G大阪は前半のほとんどの時間帯でボールを支配した。
「ボールポゼッションでは上回っていたが、最後のゴール前での迫力に乏しかった。前を少し厚くしたかった」。ハーフタイムに動いたのは、優位に立っていたG大阪・西野朗監督だった。FW中山悟志を入れて、大黒との2トップにし、二川は左サイドにシフト。前半の勢いをなんとか先制点に結びつけようとする積極的な采配であった。結果的に、この交代が的中した。この試合で唯一のゴールが生まれたのは、73分。左サイドを二川が突破し、折り返したボールを詰めていた中山が、ヘッドでねじ込むようにして決めた気迫あふれる得点だった。「ニアに誰もいなかったので、そこに(ボールが)出るかも・・・と思った。45分あるので、何とか結果を残したかった」(中山)。ここ一番で起用してくれた監督の期待に見事に応えて見せた。
対するC大阪。ライバルとの対決にあえなく敗れ、不振の度合いはさらに進んでしまったかのようだ。負傷者もなく“ベストメンバー”が組める状況にありながら、この有様。試合後のブーイングは選手や関係者にどう響いただろう。単なる勝ち負けではなく(当然、勝点獲得が最重要命題だが)、ファーストステージ13試合を終えてもなお「目指すサッカー」が見えてこないところに問題がある。大久保を始め、森島、西澤、苔口と他クラブがうらやむほどの攻撃のタレントを擁しながら、なぜ点が取れないのか。「相手の中盤の選手をマークすることに必死で、ほとんど攻撃ができなかった。自分の持ち味が出せなかった」。この日、初めてトップ下で起用された苔口のコメントが象徴的だ。肩を落とし、うつろな表情で試合を振り返る選手たちの様子が、深刻な現状を物語っていた。
以上
2004.06.17 Reported by 横井素子
J’s GOALニュース
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