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【J1-1st:第13節 名古屋 vs 大分 レポート】勝利にも消化不良感が残る内容。動きのあるサッカーを期待。(04.06.17)

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6月16日(水)J1 1stステージ第13節 名古屋 2 - 1 大分(19:00KICKOFF/瑞穂陸)
入場者数7,719人
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1週間で3試合という過密スケジュールに加え、気温24℃、湿度72%という天気のせいもあるのだろうか。ピッチ上の選手たちは明らかに「疲労」の色を隠せなかった。「皆、身体が重かった。今日は試合がしっくり行ってなかった」と答える海本(幸)も、チーム内では運動量の豊富さ、体力には秀でている方。その彼が「前に上がるのが正直辛いって感じた」と答えるほど選手たちの体力は消耗していた。

試合は終始ピリッとしない重い空気で進み、前節のような沸きあがる歓声も少ない。試合後、足早にスタジアムを去っていったサポーターの姿が、今日の試合の消化不良さを物語っていた。

名古屋はエースのウェズレイを欠く代わりに、弟のジョルジーニョがリーグ初スタメン。兄から弟へFWのタスキが渡される格好となった。スピードに加え、ゴールを狙おうという貪欲さが前面に現れたプレーが随所に見られたが、まだ若干18歳ということが影響してか、フィジカル面の弱さやボールコントロールに対する課題も露呈する結果となった。しかし、CKから角田のゴールをアシストするなど、初スタメンとしては及第点といえるだろう。

大分は、三木・サンドロ・三上の3バック、左に有村・右に梅田でボランチは瀬戸・ビチュヘ。トップ下に小森田をおき、吉田・アウベスの2トップで望む。瀬戸が下がり目のボランチで中盤とDFラインの間を埋めるように動き、中村にマンツーでつく形となった。中村の前線への飛び出しを警戒して中盤のバランスをとる。選手間のボールの受け渡しは上手くいっていた。しかし、途中小森田が接触により怪我でピッチを数分離れてしまう。一人少ない状態になった大分は、中盤にぽっかりと空いたスペースにマルケスがフリーでボールを受け、あっさりと得点を奪われてしまった。見ているものが、「あれ?」とあまりに簡単に決められた状態に気が抜けるほど。「一人少ない状態でオーガナイズを崩してしまったし、そこで失点してしまった」とベルガー監督(大分)は、失点シーンの不甲斐なさに「選手ともう一度話し合わなくては」と落胆の表情を見せた。

反対にネルシーニョ監督(名古屋)は「前半立ち上がりから安心して見られる試合だった」と語る。確かに相手に決定的な機会を与えることはなかったが、名古屋も攻撃に関しては課題が残る。カウンターからゴール前にボールが上がる場面は時間を重ねるごとに増えていったが、前線に枚数が少ないためせっかくの流れがとまってしまう。後半8分にジョルジーニョのCKを秋田がDFと競り合ってひきつけ、角田がフリーで右足で押し込み2-0となるが、「2点目がとれて、3点目4点目とれる試合だった」とネルシーニョ監督が振り返るように、チャンスを生かしきれない試合でもあった。

その要因は「動き」の少なさ。それは名古屋に限ったことではない。「ボールも動かないし、人も動かないからパスミスが多かった」(海本幸:名古屋)「パスは出せるんですが“そこに出すと取られそうだな”って所にいるんですよね」(梅田:大分)と両チームともに人が動いていないという点では同じ。試合終盤ならまだしも、前半から足の止まった状態ではボールがまわることは難しく、ブツブツと流れが止まってしまう。

後半27分には吉村(名古屋)が2枚目のイエローで退場となり、名古屋は一人少ない状況となったが、大分はそれを生かすことなくゴールをあげることができない。ロスタイムに集中力のきれた名古屋に1点を返すのがやっとで、結果2-1で名古屋に軍配が上がった。

名古屋は勝利はしたものの、前節のような爽快感のある試合ではなかった。今日リーグ初スタメンだったジョルジーニョは、再三めぐってきたチャンスを生かしきれずノーゴール。しかし、絶えずゴールを狙い続け果敢にしかける彼の姿が唯一、今日の名古屋にはない勝利への泥臭さを表していたように思える。

以上

2004.06.17 Reported by 柴田愛子
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