6月19日(土)J1 第14節 柏 vs 横浜FM(19:00KICKOFF/柏の葉)
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去る3月20日、21日の両日に行われたJ1リーグ戦第2節。以来3か月、リーグ戦では負け知らずのチームと、勝ちから見放されたチームとの対戦である。
順当に考えれば、横浜FMの圧倒的優位は覆しようがない。首位磐田を勝ち点1の差で追走する2位。優勝という大きな目標が目前にあることで選手のモチベーションは非常に高く、追う立場の開き直りもあってか、「とにかくやるしかない」という気概に満ちている。
スターティングメンバーも、ほぼベストに近い布陣が整いそうだ。今の横浜FMには、死角らしい死角が見あたらない。エースフォワードの久保は右膝の状態悪化もあってベンチスタートが濃厚だが、このところ絶好調の安貞桓に、リーグ戦・ナビスコカップ合わせて4得点を記録している、柏との相性抜群の坂田もいる。この両選手が2トップを組み、トップ下には2試合連続ゴールで勢いに乗る上野、右サイドに田中隼磨、左サイドにドゥトラが入り、遠藤と柳想鐵のダブルボランチ、2試合の出場停止が明けたディフェンスリーダーの松田が、中澤、那須と3バックを組むことが予想される。展開次第では久保もピッチへと送り出されるだろう。
しかし、死角の見えない横浜FMとは言え、もし柏を侮りなめてかかろうものなら足下をすくわれるかもしれない。リーグ戦で11戦未勝利の柏だが、ナビスコカップも含めると、6月に入ってからは1勝2分けの負け知らず。特に前節の浦和戦では、前半終了間際にセットプレーから先制。後半に入ってリズムを取り戻した浦和の猛攻を受けるものの、この日初出場のDF小林らがエメルソン、田中達也の最強2トップをよく抑え、反撃を1点に留めてドローに持ち込んだ。直近の3試合で合計1失点。一時はほころびが見えた柏守備陣は、本来の姿を取り戻しつつある。
今節では、12節清水戦で受けた腰のダメージが長引き浦和戦を回避したFW玉田、ともに累積警告で浦和戦を欠場したMF谷澤、DF近藤も復帰する。玉田と宇野沢の2トップ、トップ下には谷澤が入り、右サイドに茂原、左サイドに平山が入るだろう。明神とドゥドゥがボランチを組み、永田、近藤、渡辺の3バックによる、3-5-2の布陣が予想される。
本調子の玉田のポテンシャルは、横浜FM・DF陣の脅威となるはず。また、浦和戦で1ゴールをあげたMF平山の復帰が大きい。これまで優れた個人技を持つ玉田、ゼ・ホベルトらに依存していた柏の攻撃。しかし平山が復活を果たしたことで、左サイドに明確な起点が出来た。前線へのパスの出し手が増え、攻撃に厚みが出てきたのだ。
これまでの対戦成績を振り返ると、10勝1分9敗と柏がわずかに勝ち越している。先ほど、追う立場の横浜FMには開き直りがあると述べたが、「負けられない」プレッシャーは少なからず存在するだろう。一方最下位の柏には、失うものは何もない。横浜FMの優位は動かないものの、自信を回復しつつある柏がいい意味で開き直り、相手に臆することなく試合開始から積極的なプレーを仕掛けられれば、面白い展開になるだろう。
以上
2004.06.18 Reported by 横井孝佳
J’s GOALニュース
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