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【ヤマザキナビスコカップ第6節 広島 vs 東京V プレビュー】五輪代表組のいない広島を救うのは好調FW陣か、U-19日本代表か。(04.07.23)

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7月24日(土)ヤマザキナビスコカップ第6節 Aグループ
広島 vs 東京V (18:00KICK OFF/広島ス)
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 広島とナビスコカップとの相性は、最悪である。
 これまで、広島がナビスコカップで最高の成績をあげたのは、2001年シーズンのベスト8。しかし、これはノックダウン形式のトーナメントにおける結果であって、今年のように予選リーグ制を導入した時は、一度たりとも決勝トーナメントに進出したことがない。1996年のナビスコカップでは、最終節をグループ2位で迎え、勝利すれば初の予選リーグ突破、というところまでいった。しかし、結局最後の試合で引き分けてしまい、3位に沈んでしまう。この年以外は、早々に予選突破の芽はなくなってしまうのが、広島の常だった。

 今年も、第4節を終わった時点で3位。2位の横浜FMとは勝ち点で3開いており、第5節のC大阪戦に広島が勝利しても横浜FMが東京Vに勝てば、決勝トーナメント進出の可能性はかなり遠のくはずだった。しかし、事態は急変。1stステージ王者の横浜FMが東京Vに0-3で敗れたことで、広島が2位に浮上。しかも勝ち点は7で並んでいるが得失点差で+2の差をつけているため、もし広島が1-0で勝てば横浜FMは3-0の勝利を必要とする。つまり、状況は明らかに広島有利と変わった。

 ただ、小野監督は「2-0での勝利を目指す」と語っている。というのも、横浜FMの対戦相手であるC大阪は、小林新監督に替わったばかり。現在は2ndステージ開幕を目指してフィジカル中心に強化していることもあり、現時点でのチームとしての完成度は高くない。主力を大幅に欠いているにしても、横浜FMの選手層の厚みはJリーグ1。彼らが3-0で勝利する確率は、否定できないのである。そのためにも、広島はできるだけ得点をとって勝利したいのだ。
 明るい材料はある。前節ゴールを決めた茂木と盛田のFWコンビは、今週の練習でも切れ味鋭いところを見せており、好調を維持。また、前節はベンチで戦況を見守っていたFW田中俊也が、今週の練習で強烈にアピールしている。

 さらに、負傷のため大事をとっていた新外国人選手のベットが、いよいよ広島でのデビューを飾ることになる。札幌時代はボランチを務めていたベットだが、本来は攻撃的な選手。速い判断と広い視野を軸に、創造力を活かしたパスでチャンスを量産する。ブラジル代表としての経験も豊富で、パスコ・ダ・ガマなどブラジルの名門で腕を磨いたベットの技術・戦術のレベルは確かだ。「あんなに球離れのいいブラジル人は見たことがない」(森崎和)「見ていないようで、しっかりと見てくれているから、FWとしてはやりやすい」(田中)と、選手からの信頼も厚い。小野監督もベットの実力を高く評価しており、「ピッチの幅を広く使える選手。彼にボールを当てることで周囲が動いていけば、面白くなる」と期待を寄せる。

 ただ、五輪代表組不在の穴は確かに大きい。特に駒野の指定席だった右サイドについては、これまでもなかなかカバーすることができなかった。そこで小野監督は、このポジションにU-19日本代表の現広島ユース所属選手、高柳一誠を起用するプランを固めている。

 高柳はもともと左アウトサイドを主戦場としてきた選手だが、今年に入ってU-19でもチームでもボランチでプレイしてきた。しかし、「高柳はサッカー選手としての基礎がしっかりしている。だから、どのポジションでもできる」と小野監督は右サイドの起用に不安を持っていない。高柳自身も「右WBは初めてのポジションで不安もあったけれど、やってみるとそれほど違和感はありませんでした」と自信を見せていた。運動量もあり、攻守にわたってアグレッシブさが魅力の高柳は、昨年から続く広島ユース黄金時代の中心を担ってきた選手。それだけに、チームやサポーターの期待も大きい。

「(同級生の)前田俊介や森脇良太が、トップの試合にデビューして大きく成長した。僕も乗り遅れないようにしたい」と、闘志を見せる高柳。目標という駒野に替わってカップ戦初決勝トーナメント進出を勝ち取る、という大重責を前に、闘志をむき出しにしている。

 東京Vには2001年の1stステージ以来勝利がなく、ナビスコカップでは4戦全敗という相性の悪さ。まして、東京Vはすでにトップで予選リーグ突破を決めており、日本代表で三浦・山田を欠いた穴を感じさせていない。プレッシャーからも開放され、伸び伸びとしたプレイができる状況にある。ネガティブなデータ山積の広島だが、そこを克服して決勝トーナメント進出を決めることこそ、今季の広島が掲げているテーマ=「殻を破る」につながっていく。

以上

2004.07.23 Reported by 中野 和也
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