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【J2 23節 川崎F vs 水戸 プレビュー】J2は後半戦に突入。勝ち点3を狙う川崎Fに対して水戸がどこまで食い下がれるのか。(04.07.23)

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7月24日(土)J2 23節 川崎F vs 水戸(19:00KICK OFF/等々力)
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 あの、秋の日に、潤んだ瞳で空を見上げながら感じた脱力感と悔しさ。そんな感情を胸に刻み込んで、今シーズンに臨んだチームがあった。昨年、彼らが流した涙の影には、44試合を終えてライバルとの間に横たわった勝ち点1という数字があった。誰よりも勝ち点の怖さを知るチーム。それが川崎Fというチームだ。

 44試合で争われるJ2はすでに半分の22試合を終え、いよいよ後半戦を迎える。そんな中、チーム一丸となってあの悔しさの記憶を継承する川崎Fのハイペースが突出している。引き分けの続いた昨年の立ち上がりからうって変わり、前半戦の引き分けは0。19勝3敗という成績で、積み上げた勝ち点は57に上っている。
 武田社長が口にした昇格の目安となる「勝ち点90」という数字は、残り22試合を1勝1敗のペースで消化したとしても到達する数字だ。2位大宮との勝ち点差はすでに22点におよんでおり、どのタイミングでJ1昇格が決まるのか? という次元に話題は移りつつある。

 そんな状況の中でスタートした後半戦。川崎Fがホームに迎え撃つのは水戸だ。よく組織されたサッカーでねばり強い守備を展開しつつ勝機を探る。川崎Fにしてみると、なんとも戦いにくい相手の一つだと言える。

 川崎Fはマルクスを出場停止で欠いた状態だが、大幅な戦力ダウンにはつながらないだろう。マルクスに代わって今野を使えることで、守備の安定感は増すはずだ。豊富な運動量で常にボールサイドに顔を出し、より高いところでボールにプレッシャーをかける場面が増えてくるはず。水戸とすれば最終ライン、ボランチのところで注意が必要となる。
 今野のプレスもそうだが、川崎Fが誇るジュニーニョ、我那覇という2トップに対して水戸がどのような守備を見せるのかにも注目しておきたい。ケガから復帰してきた森。最終ラインに不可欠な選手に成長しつつある柴小屋を中心とした水戸の最終ラインがいかにして安定を保つのか。試合を左右する見所の一つになるだろう。

 川崎Fがある程度押し込む展開になったとしても、それは水戸には予定通りの試合展開ということになるはず。攻めさせておきながらゴール前にブロックを作り、最後の20mで高い集中を維持してくるだろう。攻めながらも得点を奪えないという状況の中で、川崎Fに焦りが出てくると水戸はチャンスだといえる。そこまで試合を引っ張るためにも、水戸は後半までは失点をゼロに抑えたい。
 川崎Fを相手に勝ち点を奪うとすれば、水戸はスコアレスドローも視野に入れて、守備に徹するという戦いもある。そうした戦いの中で川崎Fの焦りを引き出せば、水戸に得点のチャンスが出てくる。そもそも水戸というチームは、秦や栗田を起点として縦方向に早い崩しができるチームであり、その可能性は決して低いわけではない。

 いずれにしても、2週間の休養を終えて再開する後半戦の1試合目と言うことで、両チームとも幸先のいいスタートを切りたいところ。もちろん川崎Fは勝ち点3を、水戸は勝ち点1でもOKという試合になる。つまり落としどころが両チームで違うというところが、この試合の行方を左右するポイントの一つになるのではないかと思われる。

2004.7.23 Reported by 江藤高志

以上
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