8月1日(日)J2 25節 鳥栖 vs 仙台(19:00KICK OFF/鳥栖)
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前節の湘南とのアウェイマッチを落とし、鳥栖が今季初の3連敗を喫してしまった。また4試合連続無得点という記録も重なって、湘南戦後の選手たちの足取りは重たかった。チームの経営問題で揺れる鳥栖にあって、結果は他チーム以上に大きな意味を持つ。それだけに、ホームに場所を移してのこの仙台戦にかける意気込みは大きいだろう。
そんな鳥栖の戦い方だが、まずは相手の良さを消そうというサッカーが基本。対戦相手の攻撃陣に執拗なマンマークを付けてその能力を削り取り、守備に徹しながら虎視眈々とチャンスをうかがうのである。前節の湘南戦では、そのマンマークにほころびが見られた。付かなければならないところで付き切れていないという状況が散見され、最終的にはゴールにまで結びつけられてしまっていた。このスタイルで失点してしまうと、取り返すのは難しい。鳥栖の基本となる固い守備の復活に向けて、この1週間でどのような対策を練っているのか。また選手の入れ替えがあるのか、注目したいところだ。
4試合無得点の鳥栖の希望は、強化指定選手の田代有三。在籍する福岡大学の大学行事が再開する9月初旬までの間、攻撃のポイントとして考えていると松本監督は述べているが、彼の動きは見ておいて損はないだろう。まだチーム内でのコンビネーションなどに問題を残しているようで、湘南戦では前戦で孤立し、くさびに入ってきたボールを後続選手に受け渡せないという場面が続いた。しかし柔らかいボールタッチができる選手であり、今後試合を重ねるにつれてチーム内での連携も取れてくるはずだ。この試合に限らず、この選手には注目しておきたい。
一方アウェイに乗り込む仙台だが、2位大宮からは勝ち点で5点差の7位につけている。シーズン序盤の不調の影響もあって、なかなか昇格圏内に浮上できないでいるが、そうした状況にありながら十分に昇格をうかがえる位置につけているのはJ1経験チームとしての意地と言えるだろう。もちろん、2位以下の混戦が仙台に利した側面があることは忘れてはいけないが。
当然、1年でのJ1復帰を狙う仙台だが、後半戦の巻き返しに向けて切ったカードがマルコスを解雇した上で獲得したファビオ ヌネスだった。22節の湘南戦で初登場して以来、3試合連続でゴールを決めるなど、その決定力の片鱗を見せている。この選手の特徴はそのドリブル。それを評するとすれば、鋭角系のドリブルとでも言えばいいだろうか。非常に鋭いボールタッチで、複数の選手に囲まれても突破する能力を持っている。ただしベルデニック監督は、チームバランスの観点から22節の湘南戦後に彼がドリブルを多用することに対して苦言を呈していた。ヌネスの特徴と、指揮官のチーム作りの方向性とのギャップを、そのほかの選手がチームとしてどのように埋めているのか、見てみたいところだ。
2004.7.31 Reported by 江藤高志
以上
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