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【FCBARCELONA ON TOUR JAPAN 2004】ジュビロ磐田 vs FCバルセロナ:試合後の選手コメント(04.08.04)

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【FCBARCELONA ON TOUR JAPAN 2004】
8月4日(水)18:30キックオフ/静岡 ジュビロ磐田 0-3 FCバルセロナ
試合終了
■得点者:
29分/ラーション(アシスト:ロナウジーニョ)
35分/ラーション(左CKからヘッドで)
62分/ルイス・ガルシア
-----------

○佐藤洋平選手(磐田):
「90分間(バルサは)恐かった。グラウンドを縦横広く、特に横に広く使われるので、うちとしては(どちらかのサイドに)追い込みたいけれど、サイドチェンジとかをされて取りにいくのが遅れるとか、取りに行く人がいないとかいうことが多かった。サイドをほとんど起点にされていたので、すごくシステマチックでうまいなと思った。誰かが真ん中でボールを持ったら、3,4人は僕の目の前に動き出し始めているので、それが恐かったし、すごく攻撃的なチームだと思った。2、3人だけでなく、みんながみんな恐い選手なので、捕まえきれないし、すごく後ろでハラハラして見ていた」


○山西尊裕選手(磐田):
「全体的にプレスがかけられている時はそこそこやれていたと思うけど、追い込んでいるのにサイドチェンジされてしまうとか、いつもうちがやっていることをやられている、という感じ。相手も後半苦しくなってきているんだけど、そこでちょっとずつみんな動いて、いい流れにできるという部分が、やっぱりうまいなと思うし、1人1人がしっかりしていると思う。
うちは足がベタッと止まっちゃって何もできなかった。それにうちはミスが多くて、せっかくカットしたボールをまたすぐにカットされたり、ボールもプレッシャーにも行けてなかったし、そのへんが課題だと思う」

Q:相手の3トップに3バックを開かされてしまったが?
「そのへんは、監督とも話して、うちはあえて4枚でやらないで、3枚でやれということだったので、僕も服部さんも秀さん(鈴木)も、じゃあ3対3でガチンコだなという感じだった。でも、前半のプレスにいけているときは、その3対3でも抑えられていたので、これはいけるかなと思ったけど、やっぱり前線のプレスがなくなってくると、あの3対3はちょっときつかった(笑)」

Q:1対1でボールは取れない?
「取れないっす。プレスが効いていればいいけど、フリーでやらせたら何もできなかった。ただ、そういうのも含めて、いい課題が出たと思う」


○河村崇大選手(磐田):
「やっぱり向こうはうまさがあるし、パスを受ける距離とか、すべてにおいて完璧だったと思う。ディフェンスにいく時も、取りに行ったらはたかれるし、行かなかったらそのままスペースをつかれるし、そういう距離感のうまさがすごく勉強になった」


○鈴木秀人選手(磐田):
「(ロナウジーニョは)飛び込んでもかわせる力をすごく持っているし、身体の使い方がJリーグと違うと思った。(1点目を取られたときは)僕は、もう1回持った時に身体を寄せようと思っていたら、その前にロナウジーニョのほうからぶつけられてバランスを崩してしまった。そのへんの駆け引きがすごく勉強になった。ヒールパスなんかは、全然想定していないプレーをやられたし、すごい選手だと思う。それに周りの選手も、ロナウジーニョを信じて走っているので、そのへんはチームとしてよくできているなと思う。(最終ラインで3対3になって)きつかったけど、その分楽しかったし、欲を言えばもう少しやりたかった(ケガで37分に交代)」


○服部年宏選手(磐田):
「(1点目のシーンでロナウジーニョに抜かれたときは)僕の中では取れたと思った。ボールをさらしていたから、これはつつけるなと思ったら、誘われていた(笑)。それに乗っちゃって、かわされてしまい、ヒデ(鈴木)もぶっちぎられてビックリした。やっぱりスピードを乗せたら恐い。でも、世界のトップの選手だから、それぐらいやってもらわないと(笑)」


○名波 浩選手(磐田):
「なかなか崩せなかったけど、崩せそうだった場面はたくさんあった。でも、シュート数が少なすぎたので、それは本当に悔しいけど、思った以上にやれたかなと思う。あとは、メンタル的に名前負けというか、若い選手たちがビビっていた部分もあるし、前半は多少テンパっていた選手もいたので、そのへんがこういうビッグネームとやる時の課題だと思う。それでも後半は少し慣れてきたと思う」

Q:ロナウジーニョとの対戦で感じたことは?
「うまいね。1人で間を作れるし、ドリブル、パス両方の選択肢があって、飛び込んだら最善のほうをとられるので、なかなか飛び込めなかった。それは、全選手に言えることだけれど。とにかくサイドチェンジのボールにミスがないし、クサビに入ったボールでも、まずトラップミスがないし、2列目の押し上げも早いし、あのへんはうちがやりたいところ。ゴール前で取られた時も、取られた選手が最初にボールを追いかけ出すからプレッシャーが早くて、こちらの選択肢がどんどんなくなっていた部分もあった。あれもうちがやりたいこと。(厳しい相手だけど)おもしろかった」


○中山雅史選手(磐田):
「積極的にプレスに行こうと思っていたけれど、うまさで回されてしまった部分があった。ただ、行く位置がすごく高かったので、すごくスペースがある中でプレスをしてもなかなかかからないし、その部分をどうするかだと思う。でもまあ、これだけ叩かれて、自分たちがもっともっとやらなければいけないことが多いということを感じたし、やらなければいけないという意識を植え付けられたと思う。まあラッキーなのは、バルセロナはJリーグにはいないということ(笑)。
でも、世界を目指すにはもっともっと強さが必要だし、速さが必要。それは考えるスピード、身体のスピード、切り換えのスピード、すべてだと感じた。ただ、試合の最初のほうは、周りがちょっとビビっているんじゃないのかというのを感じて、もっと積極的にいけよと思うところがすごくあった。言ったんだけど、なかなか……。ガビ(ガヴィオン)にビビるなって言っても通じないしね(笑)。恐がらなくても、十分にやれるんだから、そこをチャレンジしてほしいと思った」


○ファン・ブロンクホルスト選手(バルセロナ):
「今日の試合は、チームとしてよくできたと思う。やっていてとても楽しかったし、日本での2試合で勝つことができたし、チームとしてやるべきこともできた。(今回の来日は)すごく楽しめたし、チームとしても充実していた。また日本に来る機会があったら、ぜひ来たいと思う」


○ヘンリック・ラーション選手(バルセロナ):
「今はシーズンに合わせてフィジカルの調整をしていくことが大事だと考えている。1ゴール目は(ロナウジーニョから)すごくいいボールが来て、うまく決めることができた。2点目もCKですごくいいボールが来たから決めることができた」

Q:このツアーを振り返って。
「とても楽しかったし、バルサの他の選手たちと行動を共にして一緒にプレーしてコンビネーションを上げることができた」

Q:ロナウジーニョとのコンビは?
「お互いに理解を深めている段階だし、試合と練習をするごとに良くなっていると感じている」


○ラファエル・マルケス選手(バルセロナ):
「今日の試合は大変むずかしい試合だった。われわれは少しずつチームとしてプレーができるようになっているが、とてもむずかしい相手だった。そして、自分たちがさまざまな技術を試す場にもなった。試合をするたびにチームのレベルが上がっているし、みんなのコミュニケーションが良くなっているのも確かだと思う」


以上
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