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【J2:第27節 京都 vs 鳥栖 プレビュー】京都の順位アップなるか?!鳥栖は連敗を止められるか?!(04.08.10)

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8月11日(水)J2 27節 京都 vs 鳥栖(19:00KICK OFF/西京極)
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 7月24日の第23節より、第3クールに突入したJ2リーグ戦。川崎Fの首位独走は相変わらずだが、2位以下のチームがわずかな勝点差でひしめきあう状況も相変わらず。どのチームもなかなか“一歩”が抜けだせない状況にある。
 
 そんな中、中2日のペースで行なわれている前節・第26節、今節・第27節、そして週末の第28節の3連戦。連日の猛暑を考えれば、どのチームも体力的な消耗は否定できないが、上位同士の対決が多い対戦カードを見ても、この3連戦が“一歩”を抜け出す好チャンスになることに違いない。体力を気力でしっかりとカバーし、勝利を目指して欲しいもの。

 さて、『京都パープルサンガVSサガン鳥栖』に目を向けてみよう。前節、山形と対戦した京都は、それまでの2試合で奪いきれなかった白星をきっちり奪取。昨季まで山形の監督を務めた柱谷監督にとっては古巣との初対戦を逆転勝利で飾り、順位を5位にあげて、ホームへと戻ってきた。一方の鳥栖は、前節の大宮戦をものにできず、今季初の5連敗。一時は躍進がみられたチームも、勝てない現状がチーム、選手を苦しめ、深みにはまっているようだ。
 
 と考えればこの一戦が、京都にとっては『勢いを絶やさず連勝し、順位アップを目指すこと』、鳥栖にとっては『連敗にピリオドを打つこと』をまずもっての目的とし、勝利を目指すことになるはず。前回の対戦、つまり6月23日の第19節では、京都が優位に試合を進めながらも、鳥栖の粘り強い守備の前に、なかなか好機を作りだせず。終盤、両チームが攻め合う中で、途中出場の京都MF美尾が2ゴールを挙げ、試合を決めたが、今回もアウェイということを考えれば、立ち上がりは鳥栖が引いて守って、一気にカウンターを仕掛けてくる可能性が高い。京都としては試合を楽に進めるためにも早い段階での先制点は是非とも欲しいもの。いや、先制点のみならず、リードしてもチーム全体が引き気味になることなく、中盤がしっかりとプレスをかけることで常に前がかりに、ゴールを目指した戦いを展開することが勝利を引き寄せるカギとなる。
 
 第3クール突入後は、柱谷監督が監督就任直後から取り組んでいる『守備の建て直し』こそ実を結びつつある京都だが、一方で、4試合で5得点と、得点力ではややダウン気味。それだけに、前節ゴールを決めたFW崔や、ここ数試合は控えにまわっているものの、出場となれば脅威的な存在となるFW黒部、FW中山ら、得点力のあるメンバーの奮起に期待したい。

 また、ベンチ入りが実現すれば京都の新外国籍選手・MFレアンドロにも期待が持てる。合流後、初の実戦となった8月5日、G大阪との練習試合では、先発で75分間プレー。1アシストという結果はもちろん、左サイドを起点にしたオーバーラップ、スピードのある攻撃参加で随所に輝きを見せていたレアンドロ。合流間もない状況から戦術理解、周囲とのコンビネーションの面など、物足りなさがあるだけに、未だベンチ入りも実現していないが、ポテンシャルは高いだけに、試合途中の効果的な起用であれば、起爆剤となりうる可能性は秘めている。もし出場となれば、そのあたりの新しい“見どころ”も楽しみたい。

以上

2004.08.09 Reported by 高村美砂
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