8月11日(水)J2 27節 水戸 vs 大宮(19:00KICK OFF/笠松)
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前節の水戸対横浜FCの試合を取材したが、その中で見せた水戸の攻守のバランスは決して悪くはなかった。
「相手のボールになったらそれに対してしっかり守備をしよう。攻撃になったら相手よりも早く攻めればいい、という単純な事です」
そう自らが目指すサッカーを説明するのは水戸の前田秀樹監督。そして実際の所、そのサッカーは十分に発揮され、特に後半に関しては分厚い攻撃を見せていた。8試合連続で勝ち星のない状態が続いているが、どちらに転んでもおかしくはない試合も少なくなく、勝利の可能性を常に持っていた。ここ数試合の結果だけを見て安心していると、手痛いしっぺ返しを食らうだろう。
ただし、そんな水戸も今節に関していうと辛いところがある。横浜FC戦で負傷退場した樹森大介が全治3週間のケガを負い、今節の出場が絶望的な点。右サイドバックとして攻守に渡って活躍を見せている須田興輔が、次節出場停止処分を受ける点などである。
レギュラークラスの選手が一気に2人抜けてしまうのは大きな痛手だが、その穴をどのようにして埋めるのか、注目してみたい。
一方の大宮だが、このチームの要注意選手と言えば即座にバレー、トゥットの2トップが思い浮かぶ。トゥットが基点となってバレーが前を向いた状態でボールを持ち、そこにサイドから安藤正裕が絞ってくる。さらにここにボランチが絡んで分厚い攻撃を形成する。決定力に苦しむ他チームを尻目に、得点の形を持っているのはアドバンテージだと言える。2位グループの中でも、頭一つ抜け出すための底力を十分に備えたチームだと言えるだろう。
チーム力を持つ2位の大宮にとって、10位の水戸との対戦は、勝って当たり前の試合という位置づけにならざるを得ない。そして往々にして、そうした試合は、余計なプレッシャーの中で満足なプレーができないという事になりがちだ。特に前述の通り水戸の攻守のバランスが悪くないだけに、大宮が苦しむ試合展開になる可能性は十分にある。大宮は水戸を相手にすると同時に、自らの中の「勝たなければ」というプレッシャーとも戦わなければならない。
ちなみに水戸はホームゲームでもう2点取ると、ホームゲーム通算100得点となるとのこと。その記録について伝えると左サイドバック小椋祥平は「出場できたら、ですけど100点目は僕が取りたいです」と目を輝かせていた。同じように「狙ってみます」と反応したのはセンターバック森直樹。今季の第1クールでは水戸が笠松で2-0で勝利しているだけに、水戸の選手が大宮に対して持つイメージは悪くはないようだ。
水戸が記録達成とともに9試合ぶりの勝利をものにするのか。それとも大宮が昇格争いの中で、ライバルに差をつける勝利を手にするのだろうか。
以上
2004.8.10 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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