8月11日(水)J2 27節 札幌 vs 川崎F(19:00KICK OFF/厚別)
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得点王ランキングに20点のジュニーニョ、15点の我那覇とワンツーフィニッシュで入り、チームも2位大宮に勝ち点差23をつけての独走状態。今季の川崎Fには、良い結果が自信を生み出し、その自信をもって相手を上回る強い気持ちで次の試合に入り、そしてまた勝つという好循環の「勝者のマインド」が醸成されていることだろう。
それゆえ、前節(第26節・8月8日)の仙台戦で、後半44分まで2対0で勝っていたのに、ロスタイムで同点に追いつかれて2対2、勝ち点3が勝ち点1に減ったのは痛恨の思いだったはずだ。こういう時、勝者のマインドを持つチームは、次こそはしっかり勝って悪い流れに入るのを未然に防ごうと、勝ち点3に強くこだわり、引き締めてかかるもの。かつて2000年J2リーグ戦を独走状態で優勝した時の札幌も、負けた試合の次は「連敗阻止」という気持ちの下でチームは固くまとまっていたものだ。
川崎Fは中2日で仙台スタジアム、札幌厚別とアウェイが2戦続くが、中村、アウグスト、長橋ら中盤陣が底から支え、ジュニーニョ、我那覇、マルクスの前線3人が総仕上げをする分厚い攻撃に死角は少ないだろう。
一方の最下位・札幌は、前節の湘南戦で先制するも追いつかれ、1対1とこちらも引き分け。柳下監督はこの一戦を振り返り、「このくらいでいいや、というのが見られる」と選手たちのプレーのツメの甘さを課題に挙げた。2002年のJ1最下位、2003年のJ2での低迷(9位)と2年あまり負けばかりが続いてきた札幌においては、勝者のマインドは霧散している。柳下監督はスキルアップとともに、そうしたメンタル面の構築にも取り組んでいるところだ。
「(前節・湘南戦では)怖がって最終ラインから前へ大きく蹴ってしまっていた。そしてボールが拾えない。苦しくなると今までのものが出てきちゃう。その1ゲームはやり過ごせても、1シーズン、5年、10年は絶対無理」つないでいくサッカーを目指しながらも試合になるとそうした狙いがしばしば希薄になり、腰が引けてしまう。過去2年で染み付いてしまった弱気のマインドを払拭しようと、柳下監督や選手らは逃げずに日々立ち向かっている。そうした道中に、首位チームとの対戦という高い壁が立ちはだかる。
第2クールの川崎F戦(第19節・6月23日)は0対6と大敗した札幌だが、「(自分たちの攻撃の)ボールをつなぐことはできると思っている。攻めきること、シュートで終えるのが大事」とツメを厳しくすることを求める柳下監督。前節ではDF大森、佐藤を足の痛みで欠き、前節で先発した新人MF上里も試合中に肉離れを起こしてしまい、全治2週間。MF砂川も前節で負傷し、川崎戦2日前の時点では出場微妙と、やりくりに苦しむチーム状況だが、攻撃の核となる2トップの清野、堀井とトップ下の相川がトライアングルを組み、いかに貴重な得点機をきっちりゴールに結びつけることができるかがポイントだ。
今年の北海道は一昨年、昨年の冷夏とは正反対の猛烈な暑さ。夜でも気温はさほど下がらない日が続く。厚別でのナイターでは、この暑さにあおられるような熱い接戦が展開されるかどうか。
以上
2004.08.09 Reported by 永井謙一郎
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第27節 札幌 vs 川崎F プレビュー】首位・川崎F、勝者のマインドをもって勝ち点3を取り戻せるか?(04.08.10)
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