10月11日(月) 2004 ヤマザキナビスコカップ 準決勝
名古屋 1 - 4 浦和 (15:03/瑞穂陸/17,473人)
得点者:'26 エメルソン(浦和)、'33 田中達也(浦和)、'57 田中達也(浦和)、'76 中村直志(名古屋)、'84 田中達也(浦和)
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両手を高々と上げてサポーターとともに喜びを味わう田中達也の姿があった。前半33分、振り向きざまの右ボレーシュートに始まり、後半12分には名古屋DFのクリアボールをシュート。そして後半39分にはゴール前で相手DFをドリブルでかわし名古屋ゴールにとどめの4点目を叩き込んだ。ナビスコ杯では通算24回目、田中達也自身はプロ初のハットトリックとなる。
エメルソンの先制点で口火を切った浦和の得点ラッシュ。「浦和はリーグでも勢いがある。最終的なフィニッシュの精度は他のチームより1ランク上だった」と古賀選手(名古屋)が言うように名古屋は勢いにのった浦和の攻撃を食い止めることが出来ず、1-4で完敗。浦和が決勝への切符を勝ち取った。
前半立ち上がりから、いつもの名古屋らしさはなかった。ボールの受け渡しが雑で安易なパスミスも目立つ。浦和の早いプレッシャーによってなかなか上手くボールを繋ぐことが出来ない。ディフェンスの面でも、エメルソン・田中・永井のスピードに必死で食らいつくも、マークの受け渡しが曖昧でペナルティエリアでフリーでボールを受けさせる場面が何度も見られた。
「空いたスペースに相手が入ってくる時、しっかり声をかけてマークを受け渡せなかったし、ギリギリのところでの寄せが甘かった」(川島選手・名古屋)
練習で、ゴール前のスペースを作らないことと、マークの受け渡しについて特に意識して取り組んできた名古屋。しかし、試合では、エメルソンや田中達也に簡単に前を向かせてしまい、前半だけで2失点を喫してしまう。「一人一人の能力やスピードが高く、2列目からもどんどん飛び出してきた。センタリングの対応も捕まえるのが大変だった」と最終ラインを守っていた古賀も「1ランク上だった」と認めるほど、浦和の攻撃には勢いがあった。
名古屋もマルケス・ジョルジーニョ・中村が動き回り、なんとか前線にスペースを作ろうとする。しかし「裏に抜ける2列目からの動きが有効だと思っていたが、なかなかスペースがなかった」と中村直志選手(名古屋)の言うように前線からしっかりプレッシャーをかけてくる浦和の守りを突破することが出来なかった。
対する浦和も「前線からのディフェンスが良く出来ていたので、相手のいいところを出さなかった」(鈴木選手)とディフェンス面が良かったことについてのコメントが選手の口から多く聞かれたように、今日の浦和の守備は名古屋に攻撃の隙を与えなかった。
後半名古屋はジョルジーニョに変わって平林を投入。「もっと前線でボールをキープして攻撃に絡むように」と伝え送り込む。また前半に足を捻挫した海本幸治郎に変わり角田を右サイドに置き、中村とクライトンにもっと前線に顔を出すようにと指示を出す。
早めのネルシーニョ監督の対応で、後半立ち上がり名古屋は息を吹き返す。カウンターからの縦の早い攻撃や、左サイドをマルケスが駆け上がり何度かチャンスを得る。後半31分にマルケスの縦パスから中村がシュートを決めて1点を返し追い上げムードになるが、その後は不本意なミスによってリズムに乗り切れず、最後は田中達也のハットトリックにより試合を決められてしまった。
ネルシーニョ監督も「我々は5回ほど決定的なチャンスがあったが、1点しか取ることが出来なかった。相手は5回、我々と同じくらいのチャンスがあり4点取ることができた。これが最終結果となった」とフィニッシュの精度がそのまま結果につながったと振り返る。
試合は激しい当たりも多く、何度か選手同士が対立する場面も見られた。両チームともに気迫のこもったプレーが随所に見られ、準決勝という緊張感も伝わってきた。そんな中、最終的に勝敗を分けたのは「もう一度カップを持って帰りたい」(田中達也選手)という気持ちがハットトリックになって表れ、「あの中(去年のナビスコ杯決勝)でやったという感覚は今でも残っている」(鈴木啓太選手)という気持ちが、浦和にとって苦手だった瑞穂での勝利を呼び込んだのではないか。
これで一足先に浦和がナビスコ杯ファイナルへの進出を決めた。13日に行なわれるF東京vs東京Vの勝者が11月3日、国立で浦和と対戦することとなる。
以上
2004.10.12 Reported by 柴田愛子
J’s GOALニュース
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