今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第38節 福岡 vs 札幌 プレビュー】自分たちのサッカーを90分間表現し続けること。それが両チームのキーワード(04.10.15)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10月16日(土)J2 第38節 福岡 vs 札幌(14:00KICK OFF/博多球)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------
 残された可能性に賭けて、J1昇格の夢を現実のものにするために戦い続ける福岡。もがき苦しみながらもチーム再建を目指す札幌。両チームの置かれている立場は対照的だ。しかし、ともに20代前半の選手を中心に構成された若いチームは、チームとしての経験不足という壁を乗り越えるための戦いを続けているという点では似た者同士。厳しいプレッシャーの中で自分たちのサッカーをやりきれるかどうか。それが共通するキーワードになっている。

 福岡が目指すサッカーは、失点をしない守備、攻守の速い切り替え、そして、中盤をシンプルにつないでサイド攻撃を仕掛けるというもの。高い位置にボールが収まらず、思うような組み立てができない時期もあったが、エジウソンの復帰でパスワークに従来のリズムが戻ってきた。J1昇格という目標を達成するためには、勝ち続けなければいけないという厳しい状況に置かれているが、トレーニングに臨む選手たちの表情は明るく、順調な調整ぶりをうかがわせている。

 課題とされていた決定力不足にも明るい兆しが見えている。ボールを支配しながらも、スペースへの飛び出しや、ボールホルダーに対するフォローが遅れ、チャンスを広げることができなかった福岡だが、10日に行われた天皇杯3回戦では、高い位置で起点を作ると、攻撃陣が一斉にスペースやラインの裏へ飛び出す動きを見せて、天理大学相手に9得点を叩き出した。この試合で先発フル出場を果たした有光が切れのある動きを見せたのも福岡にとっては好材料だ。

 対する札幌は、中盤でダイレクトプレーを多用し、人もボールも動く攻撃的なサッカーを志向している。福岡と対戦する多くのチームが両サイドの選手をDFラインにまで下げてサイド攻撃に備えるのに対し、札幌だけが両ウイングバックを高い位置に置いているのは、その現れだろう。また、ここへ来てボールをしっかりとキープできるようになってきたのは、コツコツとチームを作り上げてきた成果によるもの。第4クールに入って4試合で3失点と守備にも安定感が出てきたのも心強い。
 当面の課題は、キープしたボールをどうやって縦に送り込むかということ。前節の京都戦では主導権を握りながら、ボールを縦に運びきれずに得点を奪うことができなかった。また、対福岡戦ということで見れば、3バックの両側のスペースへのケアも重要になってくる。調子を上げつつある福岡に3人だけで最終ラインを守るというのは危険すぎる。このスペースをボランチと連係していかに守るかということが、大きなポイントになるだろう。

「相手はコントロールできない。できるのは自分たちのことだけ」。福岡・松田監督は、これまでも何度もこの言葉を繰り返してきた。2位の大宮と勝ち点11、3位の山形とは勝ち点8の差がある5位の福岡にとっては、まさに自分たちで勝ち続けるしかない。勝ち点3が得られなければJ1昇格の夢が大きく遠のく状況に置かれた福岡が、そのプレッシャーを跳ね除けて自分たちのサッカーを博多の森で表現できるか。福岡にとっては、それがこの試合の最大のポイントになる。

 そして札幌にとっても同じように、自分たちのサッカーを発揮することが求められている。今年から作り直したチームには無駄な経験などひとつもない。残された7試合で、ひとつでも多くの経験と教訓を掴み取ることが大切だ。それは、これまで積み重ねてきたものを最大限に発揮してこそ掴めるもの。やがてはそれがチームの財産になる。福岡のサイド攻撃を凌ぎきれば勝機もある。粘り強い守備で福岡相手に1-0で勝利した第22節の再現を狙いたいところだ。
 
以上

2004.10.15 Reported by 中倉一志
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着