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【J1-2nd:第9節 清水 vs 市原 レポート】優勝への意地が生んだ終了間際の決勝点で市原が勝利(04.10.18)

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10月17日(日) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第9節
清水 1 - 2 市原 (13:04/日本平/11,312人)
得点者:'53 サンドロ(市原)、'70 伊東輝悦(清水)、'89 林丈統(市原)
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 流れからいえば、ホーム清水が勝つパターン。少なくとも引き分けで終わらなければいけないゲームだった。しかし、勝ち点3を取ったのは市原。わずかな差ではあったが、試合後の明暗ははっきりと分かれた。その差はどこから生まれたのだろうか。

 昨日までとはうって変わって素晴らしい秋晴れに恵まれた日本平スタジアム。気温22.4度、湿度38%、風も弱く、セカンドステージに入って最高のコンディションでキックオフ。立ち上がりは、清水がコンパクトな布陣からプレッシャーを早くかけ、ボールを奪ったら素早くサイドのスペースを狙う攻撃で主導権を握る。このあたりは、過去2戦でつかんできた良い流れに、さらに磨きをかけたサッカーだった。
 
 逆に市原のほうは、まずはそれをしのぐのが精一杯だったが、最終ラインは清水の2トップをきっちりマークして大きな破綻はない。とくに攻から守への切り換えの早さは、市原らしい選手たちの惜しみない動きによるもので、清水の速攻にもしっかり対応できていた。18分に清水の左サイド村松のクロスをファーサイドの高木が受けてシュートを放つが、これはGK櫛野がファインセーブ。前半の清水の決定的なチャンスはこれ1本。

 そして25分前後から清水のミスをついた市原のカウンターが目立ち始め、流れは徐々に市原に傾く。29分に阿部の鋭い右クロスを羽生がペナルティエリア内で受け、1人かわしてシュートにいくが、清水のDF斉藤がスライディングでストップ。それ以外は、両者とも相手の攻撃をよく抑え、引き締まった内容のまま0-0で前半が終了。

 後半は、立ち上がりから市原が押し気味の展開となり、後半8分に右からのサイドチェンジを受けたサンドロが、左からドリブルで中に持ち込み、ペナルティエリア手前から右足のミドルシュートをゴール左隅に決めて、市原が先制。

 だが、その後は再び清水が押しこみ、市原がカウンターを狙う展開。市原のFW巻がロングパス1本で裏に抜け出す場面もあったが、決定的なシュートは右に外れ、その直後の後半25分、チョのシュートのこぼれ球をよく詰めていた伊東が押しこんで、清水が同点に追いついた。その後も、清水がセカンドボールをよく拾ってボールを支配し、流れは清水のものだったが、31分の伊東のシュートや、40分と42分のチョのシュートも市原のDF陣が身体を張ってストップ。また市原も防戦一方ではなく、カウンター気味に33分の村井のクロス、41分の斎藤の飛び出し、43分の巻のヘッドなど、チャンスの数では負けていなかった。

 そのままロスタイムに入って、中身の濃い引き分けに終わるかと思われた終了間際、市原が右サイドで戸田のパスを奪い、サンドロに代わって32分から入っていた林に阿部がパス。林はそのまま迷うことなくドリブルで突進し、DF2人をスピードで抜き去ってGKとの1対1から冷静にゴール右に大きな勝ち越し点をゲットして、勝負が決した。

 市原の2点は、個人技による(逆にいえば清水の守りのミスもあった)部分も大きかったが、最後まで集中を切らさず、危険なミスを減らし、逆に相手のミスはしっかり生かすという意味では、市原のほうが上回っていた。
 
「前監督(ベルデニック)や今の監督(オシム)に優勝争いの厳しさとか、大切な試合の重みを教わってきた。こういう試合をものにできるようになったということは、うちがレベルアップしてきたということだと思う」(坂本)という言葉が物語るように、つねに優勝を意識し、それができなくても上位を狙っていくことが当然になってきた市原。それとは逆に、ここ2、3年優勝争いから遠ざかっている清水。勝負にかける厳しさの部分で差が表われたと言ったら、こじつけになってしまうだろうか。

以上

2004.10.17 Reported by 前島芳雄

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