10月17日(日) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第9節
柏 2 - 2 名古屋 (15:04/柏/8,876人)
得点者:'33 角田誠(名古屋)、'56 明神智和(柏)、'57 大谷秀和(柏)、'89 ジョルジーニョ(名古屋)
----------
本日リーグ戦初ゴールを決めた柏の大谷は、試合後の共同インタビューを終えた後「出来れば勝って(インタビューを)やりたかった…」とポツリとつぶやいた。
柏は先制点を名古屋に奪われたものの、後半11分に明神のゴールで1-1と追いつき、その1分後には大谷の豪快なヘッドで2-1と試合をひっくり返す。しかし、後半ロスタイムに名古屋・ジョルジーニョに決められ、土壇場で名古屋の同点劇という幕切れとなった。
ほとんど柏の手中にあった勝ち点3だが、一瞬の隙から2点がスルリと抜け落ちてしまい、結局勝ち点1だけが手元に残る形となった。「負けたわけじゃない。最後に取られたが、この『勝ち点1』は後々大事になってくると思う」(大谷)残留を争うC大阪が負けたことによって、わずかに差をつけることが出来たが、一気に引き離すことも可能だっただけに悔いの残る結果となった。
「攻めに入るときも運動量が少なく、仕掛けるタイミングも遅かった」(早野監督)前半柏は、ボールを奪ってからの選手の動き出しが遅く、攻撃の枚数が少ないことでせっかくのカウンターも活かせない。前節、横浜FM相手に2ndステージ初勝利を挙げた試合では、ボールに対する執念やゴールに対する気迫が随所に見られただけに少し物足りなさを感じる立ち上がりであった。
対する名古屋も柏同様、いまひとつ攻撃のテンポがかみ合わない。しかしそんな中、一人気を吐いていたのが2ndステージでは初のスタメン出場となる角田。1stステージではレギュラーとしてメンバーに定着。本来のDFのポジション以外にもボランチに起用されるなど、ユーティリティーぶりも発揮していた。しかし、2ndステージに入ってからは途中出場はあるが、なかなかスタメンの座は勝ち取れずにいた。先週のナビスコカップ準決勝では、前々日まで監督から先発出場といわれていたが、前日にスタメン落ち。「途中から試合に出ても全然嬉しくない。やっぱりスタメンで出ないと意味がない」と悔しさを口にしていた。
その鬱憤を晴らすかのように、前半立ち上がりから果敢にゴールを狙う。ゴールが狙える位置でボールを得ると、迷わずシュートに持ち込む。前半6分・8分と立て続けにゴールに襲い掛かるも、なかなか枠を捉えることが出来なかった。
しかし、待望の瞬間は前半33分に訪れる。左サイド、マルケスからのクロスボールを、中央に詰めていた角田がヘッドで押し込み先制点をあげる。ゴールに対する執念が実を結んだ瞬間だった。その後も柏のミスから名古屋がチャンスを得る場面が続いたが、追加点は入らず、そのまま名古屋リードで前半を終了する。
ハーフタイムに柏・早野監督は「自分たちからアクションを起こして攻撃を仕掛けていこう」と選手に伝え、サイドからの攻撃を増やすために谷澤を投入する。この交代が功を奏す。
「谷澤が入ることで攻撃のテンポがよくなった」(大谷)右サイドを起点として谷澤が動き回ることでマークが分散され、玉田が前を向いてボールを受ける場面が多くなる。後半立ち上がりから次々と名古屋ゴールに襲い掛かった。人とボールが動き始め、攻撃のテンポがよくなった柏は後半11分・12分と立て続けにゴールを奪う。一気に試合は柏ムード。
だが、柏は3点目を奪うべく攻撃の手を緩めない。後半21分には玉田が得意のドリブルで相手DFを抜き、中央に詰めてきた大野へ。大野の放ったシュートは惜しくも左ポストにあたり、追加点とはならなかった。
その後も何度か訪れたチャンスを活かすことが出来なかった柏は、ロスタイムという土壇場で、後半途中出場のジョルジーニョにゴールを決められ、つかみかけた勝利を最後の最後で逃すこととなった。
「もっと気持ちで守れないといけない。最後のつめが甘かったと思う」と永田は最後に隙を見せてしまったことを悔しそうに振り返った。しかし、前半のいやな流れを見事断ち切り、後半立て直すことが出来たことは次につながる内容であったといえる。そして、大谷・谷澤という若手の活躍がチームに流れを引き寄せた。こういった若手の勢いが柏に勝利をもたらしてくれるに違いない。
以上
2004.10.17 Reported by 柴田愛子
J’s GOALニュース
一覧へ【J1-2nd:第9節 柏 vs 名古屋 レポート】柏は若手の活躍で試合の流れを引き寄せるも、土壇場で追いつかれ連勝を逃す(04.10.18)















