11月13日(土)第84回天皇杯全日本サッカー選手権 4回戦 山形 vs 横浜FM(13:00KICK OFF/山形県)
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いよいよ4回戦からJ1クラブが登場する天皇杯。今年からリーグ戦の間に開催されるため、この後に行われるリーグ戦にどう還元させていくか、どう活かしていくかという部分で、天皇杯の重要性が微妙に変質している。
J1 2ndステージ第12節の市原戦に勝利したが、首位を走る浦和の勝利で2年連続完全優勝の可能性はなくなった横浜FM。しかし悲観してばかりいるわけではない。むしろ、サントリーチャンピオンシップに照準を絞るいいきっかけととらえているようで、今週から早速非公開練習を取り入れ、苦手のセットプレーを主にトレーニングしていると伝えられている。
そんな中で迎える天皇杯。アウェイではあるが、相手はJ2。リーグ戦との試合間隔も前後1週間あり、何事もなければ天皇杯特有の「下克上」の可能性は低かったはずだ。
しかし、今の横浜FMにはその「何事」が起きている。そのもっとも大きなものは、怪我人の続出。
エースストライカー・久保、岡田監督に「代わりがいない」と言わせる左サイドのドゥトラ、中盤のキーマン・上野、実績のある中西、アテネ五輪代表の那須など、そうそうたるメンバーが負傷。先週の市原戦ではさらに柳が負傷。キーパーの榎本達也も軽いとは言え、負傷している。
もうひとつの「何事」はワールドカップ・アジア1次予選との兼ね合い。日本代表でディフェンスラインの松田、中澤が選出されている。すでに日本代表は1次予選通過を決めていることもあり、代表の合宿から一時所属チームに戻っての出場を許されている2人の天皇杯出場は十分に予想されるが、ジーコ監督が予想先発メンバーに名前を挙げた松田は代表合宿中に腰痛を発症してしまった。また、韓国代表には柳と安が選出されたが、柳は先述のとおり負傷してしまい、代表戦の出場も難しくなった。現在韓国代表は1次予選グループ7で1位ながら、2位レバノンとの勝ち点差はわずかに1。17日のモルディブ戦は韓国代表にとって重要な一戦となったため、安を天皇杯にフル出場させるかどうか。
河合がチーム練習に合流したという明るい話題もあるが、先週の市原戦からさらに数名のスターティングメンバーが入れ替わりそうな横浜FM。サントリーチャンピオンシップに向けて走り出したとはいえ、J2チームに足元をすくわれたとなればチームのモチベーションは確実に下がる。勝利はつかまなければならない。岡田監督がどのような采配を見せてくれるのか、楽しみだ。
これに対して、主力に大きな怪我がない山形は、リーグ戦同様ほぼベストメンバーを組んでくるものと予想される。
山形は「J1昇格」のモチベーションを持ったまま天皇杯に臨んでいる。2位での自動昇格の可能性は前節・湘南戦の引き分けでかなり小さくなったが、たとえそれを逃したとしても、3位にとどまればJ1年間最下位チームとの入れ替え戦が控えている。3ステージ連続でJ1を制した横浜FMは、胸を借りるには格好の相手。ここまで培ってきた自信をJ1チーム相手にぶつけることができるとあって、選手個々のモチベーションも高まっている。
この試合、山形のキープレーヤーは大島。つなぐサッカーが持ち味の山形だが、中盤が一人少ない状況を打開するため、大島が中盤まで下りてくる機会が多くなりそうだ。しかも、横浜FMは守備ではインターセプトの多さとゴール前の高さで、被シュート数がJ1でもっとも少ないチーム。シュートチャンスをいかにつくり、そして確実に決めるか。
横浜FMではやはり奥の手綱さばきに注目が集まる。固定メンバーで挑んでくる山形に対抗するため、チームをいかに有機的に融合・組織するか。ドゥトラのいない左サイドに自ら流れてクロスを上げたり、チームのウィークゾーンを埋める働きが求められる。また、セットプレーでも、サントリーチャンピオンシップに向けての方向性が何か見えてくるかもしれない。
以上
2004.11.12 Reported by 佐藤 円
J’s GOALニュース
一覧へ【天皇杯4回戦:山形 vs 横浜FM プレビュー】主力が大量不在の横浜FMと、固定メンバーで戦う山形の対戦!(04.11.13)
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