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【J1-2nd:第14節 柏 vs 浦和 レポート】チームの歯車がずれてしまった柏が浦和に0−4の完敗。ホームで残留を決められず(04.11.24)

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11月23日(火) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第14節
柏 0 - 4 浦和 (15:04/柏/13,272人)
得点者:'4 室井市衛(浦和)、'50 エメルソン(浦和)、'62 エメルソン(浦和)、'83 エメルソン(浦和)
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「点差以上のショックを選手達は残しているが、我々にとっては残り1試合あるので、そこに向けて粘り強くやっていきたい」そう早野監督は会見コメントを締めくくったが、表情は曇り、声のトーンはいつにもまして低かった。

0−4という大差での敗戦に加え、ホーム最終戦で見せた不甲斐ない内容に、言葉少なげにスタジアムを後にする選手達。「残り1試合あるし、まだ自力で決められるチャンスがあるので、頭を切り替えて(最終戦は)勝ちたいと思う」と気丈に答えた明神選手も落胆の表情は隠せなかった。

試合3時間前にも関わらず、すでに柏スタジアムは両チームのサポーターでごった返していた。柏はホーム最終戦ということで、いつも以上の長蛇の列がスタジアムを取り囲む。対する浦和サポーターも、前節味わえなかった勝利の味を味わうために、大挙して柏スタジアムにやってきた。

前半立ち上がり、いきなり試合が動いた。4分、浦和・平川の左CKから室井が右足で流し込み、浦和が先制点を奪う。早い時間帯での失点だったが、その後柏は建て直し、徐々にペースをつかんでいく。そして前半20分には波戸が右サイドのペナルティエリア手前でファウルを誘いFKを得る。玉田の蹴ったボールをゴール前につめた近藤がヘッドでたたきつけるも、相手DFにあたりあと一歩届かず。その後30分過ぎからは柏が有利に試合を展開、前半終了間際42分には山下が豪快なミドルシュートを放つも、都築のファインセーブに阻まれてしまう。結局前半は0−1で終了するが、得点の予感のする展開に、柏のゴール裏からは「後半も応援よろしくお願いします。絶対勝ちましょう」という声が聞こえ、後半の追い上げに期待がかかる。

しかし、そのサポーターの気持ちとは裏腹に、50分にエメルソン選手の2点目が追加されたことによって、さらに柏は苦しい状況になる。

「絶対に負けられない」という気持ちが強いあまりに、選手の中にわずかな焦りが生まれ、チームとしての連動した動きが失われていった。そして柏は本来の戦い方を見失っていく。大量失点を許したのは、その後の51分に永田選手の退場で柏が一人少なくなったこともあるが、「ラインは不安定だったし、どこで止めてどこで付いていくのかバラバラだった」と南選手が言うようにマークの受け渡しがうまくいかなかったことが大きい。「全員がポジショニングに甘くなっていた」(明神選手)ことによって、浦和が得意とする裏への抜け出しを簡単に許してしまう。怒涛の攻撃を食い止めるのが精一杯で、なかなか攻撃に転じることが出来ず、時間だけが過ぎていく。

「点を取りたい」という気持ちから前線に張ったままの山下・玉田だったが、なかなかボールが出てこない。焦りの見える柏に対し、FWの連動した動きは冴え渡り、浦和は面白いように柏DFをかわしていく。50分のゴールに続き、62分、83分とエメルソン選手が立て続けにゴールを決め、今季3回目のハットトリックを達成する。

気持ちだけが前にいってしまい、周りとの連係がなくなった柏は、完全に浦和に主導権を握られてしまい結局0−4という大差で試合終了となった。
「小さいミスが全て得点に繋がってしまう弱さが出たゲームだった」と早野監督。前半いいリズムを作っていただけに、後半に自分達のミスからチームとしての動きを失ってしまったことに悔いが残る。
「ホームのラストゲームで勝てなかったので、申し訳ない。選手達も非常にショックを受けていた」(明神選手)。ホーム最終戦で残留を決めたいという気持ちが強かっただけに、大差での敗戦は選手にとって相当なショックだろう。しかし落ち込んでいる時間はない。今週末には最終節が控えている。C大阪が清水に2−1で勝ったことで、総勝ち点差は1と縮まってしまった。
「次の試合、勝つしかないです。本当にそれだけです」(南選手)。残された道は「勝利」。J1残留をかけて、残りの1戦(大分戦)に全てをぶつける。

以上

2004.11.23 Reported by 柴田愛子
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