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【天皇杯5回戦:群馬FCホリコシ vs 磐田 プレビュー】再び打倒J1狙う群馬FCホリコシが、昨年王者の磐田に挑む(04.12.11)

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12月12日(日)第84回天皇杯全日本サッカー選手権 5回戦 磐田 vs 群馬FCホリコシ (13:00KICK OFF/ヤマハ)
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 前年度の天皇杯王者、ジュビロ磐田と、今年のJFL8位の群馬FCホリコシ。5回戦(ベスト16)でこういう対戦が実現したことが、今年の天皇杯の波乱ぶりを物語っている。

 1カ月前の4回戦で、群馬FCは10人になってから点を取り、J1の柏を破るという快挙を実現。J1勢が7チーム敗れるという大波乱の4回戦の中でも、最大のアップセットとなった。
 「群馬FCホリコシ」は、学校法人を母体としたプロチームを目指すクラブ。大学から幼稚園まで各年代の下部組織やレディースチームも持ち、今年はJリーグへの加盟申請を見送ったが、2006年からのJ2入りを目標としている。ただ、現在プロ契約を結んでいるのは3人ほどで、その他の選手は、学校法人の職員やサッカースクールの指導者、アルバイトなどさまざまな仕事で生計を立てている。
 それでも柏戦では、先発11人のうち7人がJリーグ経験者で、レギュラー組を多数温存した柏に対して、前半は優位に試合を進めた。後半13分に、ボランチのチュウミ(元カメルーンU-23代表候補)が2枚目のイエローで退場となったが、その後も守備は崩れず、22分にカウンターからの森の右クロスを奈良が頭で決めて先制。その1点をチーム一丸で守りきって、歴史的勝利を果たした。シュート数でも13本対10本と、柏を上回っていた。
 これで大いに自信をつけた群馬FCの注目選手は、元札幌のFW奈良安剛、元横浜FMのFW森陽一というスピードのあるコンビ。彼らの能力ならカウンターで磐田の守備を突き破ることも十分に可能なはずだ。

 一方の磐田は、4回戦ではJFL7位の佐川急便東京SCに対して、早い時間に先制しながら前半のうちに逆転され、それをなんとか再逆転して3−2の辛勝。この試合は、山本新監督の初采配ということで話題を集めたが、スッキリと勝つことはできず、その後もリーグ戦で3連敗と結果が出ていない。
 ただ、その3連敗で内容もすべて悪かったかといえば、それほどでもない。とくに14節G大阪戦の前半は、強いときの磐田を思い出させる華麗でスピーディーなパス回しを見せた。山本監督も、リーグ戦ではあまり結果を気にせず、実験的な布陣や選手起用を試みていたが、天皇杯は「まったく違う戦い方になる」と明言している。
 というのも、アジアを制して世界に船出していくことを最大の目標としている磐田にとって、天皇杯はAFCチャンピオンズリーグにつながる非常に重要な大会として位置づけられているからだ。そのためノックアウト方式の天皇杯では、内容よりも結果に強くこだわった現実路線の戦い方になるはず。そこで山本監督がどのような采配をとるのか、大いに注目したい部分でもある。
 また、磐田にとっての最近の大きなニュースは、GK川口能活(ノアシェラン/デンマーク)の獲得だが、まだ正式契約が完了していないので、川口は天皇杯に出場することはできない。その代わりといってはなんだが、チームの象徴である中山雅史がこの試合で復帰してくる可能性もあり、かなりコマも揃ってチームの雰囲気も良くなってきた。

 試合展開としては、やはり磐田がボールを支配する形になるだろうが、その中で群馬FCが、柏とは一味違う分厚い攻撃に耐え、カウンターに活路を見出すことができるかどうか。また、どちらもモチベーションはかなり高いだろうが、精神的に思いきってやれるのは群馬FCのほう。そうした兼ね合いの中で、磐田が王者の貫禄を見せるのか、群馬FCがまたも大波乱を起こすのか。いろいろな意味で楽しみの多い試合であることは間違いない。

以上

2004.12.11 Reported by 前島芳雄
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