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【天皇杯5回戦:鹿島 vs 川崎F プレビュー】就任1年目でチームをJ1昇格に導いた川崎F率いる関塚監督が、古巣・鹿島との一戦に臨む。(04.12.11)

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12月12日(日)第84回天皇杯全日本サッカー選手権 5回戦 鹿島 vs 川崎F (13:00KICK OFF/カシマ)
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「トーナメントが決まって鹿島と対戦することがわかったときは、その組み合わせに驚きましたけど、やりたいなって気持ちになりましたね」と、関塚監督は満面の笑みを浮かべた。今季、川崎Fの監督に就任し、1年でチームをJ1昇格に導いた関塚監督はご存知のとおり、長年に渡り鹿島のヘッドコーチとして常勝軍団のサポート役を務めてきた。トニーニョ・セレーゾ監督もそのひとりに当たるだけに、この対決は見逃せない一戦となった。さらに言えば、来季、J1という同じ舞台で戦う前に古巣である鹿島と対戦できるという挑戦の場が巡ってきたことに、気持ちが高揚するのは勝負の世界に身を置く者として当然のことだろう。

 勝ち点「105」総得点「104」総失点「38」と圧倒的な数字で今季のJ2優勝をさらった川崎Fだが、リーグ戦終盤は主力メンバーにケガ人が続出し苦しい戦いが続いた。だが、バックアップ選手の活躍もあり勝ち点を伸ばし目標としていた「勝ち点100」にも最終節を待たずに到達を果たしている。関塚監督は優勝が決まった後の7試合を「J1に向けての実践の場」として位置づけていたが、ケガ人が出たことでバックアップ選手を含めた形で今季やってきた自分たちの戦いをどこまで浸透させられるか、という方向性をもって試合に臨んできた。

 それでも最終節となった鳥栖戦では、4バックに3ボランチの布陣を試みるなど戦い方のバリエーションを増やしている。天皇杯4回戦で戦った神戸戦で、川崎Fに対し0対2と劣勢で迎え前半を終えた神戸が、後半システムを4-4-2に変更しあっという間に2点のビハインドを同点にまでもってきた。その両サイドから執拗にえぐってくる攻撃を目の当たりにし、J1でやっていくために必要なバリエーションの重要性を関塚監督は肌で感じたようだ。鳥栖戦でみせた4バック、3ボランチの布陣を鹿島戦でもみせるかは、ひとつの注目ポイントである。

 一方の鹿島は、『FOOTBALL DREAM 2004 奪冠 10』を掲げ今シーズンに入ったものの、ファーストステージ5位、セカンドステージ4位と優勝争いから一歩後退している。たが、深井、岩政、青木、野沢ら若手選手の成長ぶりが著しく、セカンドステージは、なかなか連勝ができずにいたがラスト3試合で無失点勝利を重ね、のぼり調子でリーグ戦を終えている。つまり、鹿島にとっては「10冠」に向けてこの天皇杯こそ、と一丸となって奪いにいくだけの準備は整ったといえるだろう。

 鍵となるのはセットプレーか。鹿島は調子が上がっている岩政のヘッドがひとつの武器になるであろうし、川崎Fにとっても「隙をみせないことが大事」と常々、関塚監督が語っているように、鹿島のセットプレーには細心の注意を払って、この一戦を迎えるはずだ。

 カシマスタジアムで練習試合を行ったシーズン前の一戦から9ヵ月。「楽しみです」と川崎Fの選手たちは声を揃え、関塚監督が「成果をみせたい」と意気込むこの対決から目が離せない。

以上

2004.12.11 Reported by 隠岐麻里奈
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