12月12日(日) J1・J2入替戦 柏 vs 福岡(15:00KICK OFF/柏)
2004J1・J2入れ替え戦-Jリーグ公式戦初! NET LIVE中継特設コーナー
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博多の森での勝利後の1週間。柏は普段通りに過ごしており、ムードは悪くない。殊勲のゴールを決めた谷澤達也が頭をそり上げて笑いを取るなど、チーム内は和んでいる。
ただ、懸念材料がないわけではない。柏の今シーズンを振り返ると、中断明けの成績があまり良くないという。この入れ替え戦も初戦と2戦目の間が7日開いており、油断できない。そうした今シーズンの成績を念頭に置いていたのか、早野監督が気合いを入れた日もあったという。
試合前日の練習は「特に隠す必要はないですから」(早野監督)という理由で急遽報道陣に公開したが、逆に選手への取材は禁止となった。
「同じ質問の繰り返しになっており、選手にストレスを与えたくない」という早野監督の配慮があったとのこと。
柏のJ1残留に向けて、いろいろな立場の人がサポートを続けているが、日立製作所の金井務会長、庄山悦彦社長からは選手たちの昼食用にとサーロインステーキ用の近江牛が15kg贈られていた。
「肉を食べれば勝てる、というわけではないが、そういう気持ちがうれしいですね」と早野監督は述べていた。
決戦は明日。柏はJ1の意地を見せて残留を決めたい。
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○早野宏史監督(柏)前日練習後コメント
「昨日まででやることってのは選手には伝えました。前日は鋭気を養うというか、いいコンディションでやるためにある。昨日までで戦術的な部分はやりました」
Q:だいぶいい雰囲気のように見えましたが。
「盛り上げたもん、おれが!(笑)ここに来てね、やる事をやって考え方をすっきりさせないと。いろいろ考えるよりは体を動かす方がいいから。身に付いたものが出る、ってことですよ」
Q:体調的に不安がある選手は?
「みんな良く動いていると思います。シーズンも終盤になってピンピンしている選手というのはたぶん、シーズン中にやっていない選手。みんなどこかに疲労を抱えているし、ましてうちなんかはギリギリのところを頑張ってきた。よくみんなで耐えたと思いますよ」
Q:第1戦を2−0で勝利している。引き分けでもいいという考え方もできますが。
「それはみなさんの考えであって、現場はそうは考えていない。一戦一戦をフルでやるということ。もちろん、条件はいろいろ考えられますし、結果がどこに落ちつくのかということですから、始まっていないものをどうのこうの言うのはね。
1戦目の事はともかく、2戦目をまたしっかり戦うということですよ。0−0のつもりでやります。選手もそう思っていると思います」
Q:16人のメンバーはもう決めているんですか?
「今、決めておかないとね。ホームだから別に何かあればすぐに呼べるし、アウェイとはちょっと違う環境だから。自分の経験の中でも、前日から具合が悪くなる選手もいますし、人間だから何があるかわからないですけどね」
Q:今まで非公開だったのが、今日の練習を公開したのは?
「特に隠す必要はないですからね。あと20数時間ありますし、最後までスタメンを決めるまではやる事をやり通して、キックオフを迎えたい。まあ、チームとすれば昨日までで選手たちも理解してくれていると思うし、まだまだ何かあれば残っている時間で考え抜いて、試合に臨みたいと思います」
Q:この1週間で福岡のビデオはどれくらい見られたんですか?
「第1戦の前にも5〜6試合分は見ましたし、試合が終わってからはその試合のビデオをまた見ましたし、それ以外のものも見ました。大きく変わってはいないですね。ただ何かがあるかもしれないですし、見落としがあるかもしれないのでいろんな観点で、ビデオも選手に見せてます。
自分がパーフェクトだとは思っていないので、何回も見る事に関しては手を抜かないようにしてますし、思った通りであればそれでいい。大きく違う事はないと思います。あとはパフォーマンスを引き出すことを考えてコンディションを整えて、驕りをなくすという事。0−0のつもりで、我々がこの試合にチャレンジしていく、向かっていく姿勢になれるかということを言ってきました。
分析しても選手にフィットしなければチームパフォーマンスには結びつかない。あまり試合ごとに選手たちを変えていくのは良くない。まず自分たちのやってきたものをベースにしないと。七変化じゃないですが、簡単に変われるほど簡単なものではない。そうしたバランスが大切だと思います」
Q:南選手がホームで勝てていないという事で、最後にサポーターの前で決めたいと話してましたが。
「それは、どの試合でも同じ気持ちで行ってました。次のゲームがホームであれアウェイであれ、北極であれ。どこであってもベストを尽くす。もちろん、サポーターは応援してくれると思います」
Q:満員になりそうですね。
「そうですね。最後の最後だしね。ありがたいことです。まあ、そういう外のことよりはピッチの中のことに選手は集中しないと」
Q:昼食にステーキが出たようですが。
「周囲がいろんな事をしてくれているというのは、それだけ期待されているという事ですし、それを感じてほしいですね。そういう心が人間としては必要でしょう。
最後の最後であいつらがのびのびとプレーして、最後にぶっ倒れるくらい、戦い抜いてほしいと思います」
Q:攻撃的にくると思われますが、そういうチームに対していちばん大事なのは?
「そう思いこまないこと。みなさんは福岡が攻撃的にくると思っているかもしれませんが、どう出てくるのか、と言うのを決め打ちしちゃダメ。当然相手は点は取りたいでしょうが、いつから気合いを入れてくるのか。最初なのか、途中なのか。それは相手の監督だけが知っている事であって、我々は福岡という相手をしっかりと見て、攻撃的に来るときも、じっくり来るときも、全てを考えて出て行かないと。思いこみが変な方に行ったりするんで、思いこみを捨てないと。みなさんがそう煽りますが、選手たちを混乱させないようにしてもらいたいですね」
以上
2004.12.11 Reported by 江藤高志















