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【第83回全国高校サッカー選手権大会 2回戦プレビュー(1)】前年度優勝校国見が登場。激戦必至の各会場で勝ち上がるのは?(05.01.01)

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第83回全国高校サッカー選手権大会 2回戦
2005年1月2日(日)
埼スタ、等々力開催分試合スケジュール
柏の葉、西が丘開催分試合スケジュール
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 いよいよシード校が登場する2回戦。激戦必至の各会場で勝ち上がるのは、果たしてどのチームか!?トーナメント表を参照していただきたいが、国見から鹿児島実業までのブロック(埼スタ、等々力、柏の葉、西が丘)でにおいて、やはり注目は、連覇がかかる国見(長崎)−鹿島学園(茨城)。
 
 平山相太(筑波大)、中村北斗(福岡)らを擁した昨年から比べればややタレント不足感がある。その不安が現れたのが、秋の国体(長崎県代表として参加)と全日本ユース。どちらも星稜(国体は星稜主体の石川県代表に)に0-5、0-3と惨敗。全日本ユースではグループリーグ突破もならなかった。エースで大黒柱の渡邉千真を代表などで欠いていたが、どこで崩れるか分からない。しかし、幾度の敗戦も選手権の糧にできるのが国見の強さ。選手権初戦までにしっかり調整してくるだろう。今年のチームは総合力で勝負する。伝統ともいえる豊富な運動量と的確なポゼッションサッカーはもちろん、渡邉を中心としたシンプルな攻撃はやはり王者らしい。その国見に挑むのが初出場の鹿島学園。GK安藤恭平を中心に安定した守備をベースに、攻守の要ボランチ赤羽達也、司令塔の鈴木嘉也、2トップの左に構えるエース佐々木竜太の縦のラインは目を見張る。特に佐々木はドリブルを得意とし、突破力もある。国見にどこまで粘り、得意な縦のラインへつなげるか。王者を乗せないためにも、鹿島学園の選手権初陣が気になるところだ。

 また優勝候補の鹿児島実業(鹿児島県)も2回戦から登場。混戦の東京を制してB代表となった修徳と対戦する。鹿児島実業は今大会でも最も優勝に近いチームに仕上がった。まず、守備陣は、今大会屈指のDF岩下敬輔がまとめる3バックは平均180センチを超える大型だ。フィジカルも強く、セットプレーなどにも強さと連携のよさを発揮する。攻撃陣も万能型のストライカーFW山下真太郎を軸に、両サイドの渡邊辰巳、上村豊和はタイミングよく前線に攻め上がり、正確なクロスが魅力。2人を勢いに乗らせたら抑えるのは難しい。各ポジションにエース級の選手を揃え、万全の体制で初戦に臨んでくる。

 一方の修徳は、県予選決勝で帝京に競り勝ち4年ぶりの選手権となる。今年のチームの特徴はやはり粘り強さか。センターバックの石川悠を中心にしっかり守り、しっかりつなぎサイドへ展開する。前線でターゲットになるのが、パスセンスが高くキープ力があるFW伊賀貴一。伊賀がどこまでゴール近く運べるか、また前を向いた状態でボールがキープできるかが勝負どころとなりそうだ。
 
 その他では、精度の高いパスサッカーを展開する西武台(埼玉)と藤枝東(静岡)の対戦も見逃せない。ともに大雪の中での初戦となったが、対照的な勝ち上がり方をした。西武台は立ち上がりこそペースを握ったが、MF志田亮輔の退場で流れが一転。つなぐサッカーを全く展開できず、後半ロスタイムにFW島田祐輝の奇跡の同点ゴールで追いつきPKを制した。自分たちのサッカーができなかったとはいえ劇的な勝利で確かな勢いを手にし、さらに途中交代を余儀なくされたキーマンの一人中村祐人は「このままでは終われない。絶対アシストも得点も取る」と意気込みが高い。守屋保監督は「志田と赤星(貴文)をマッチアップさせたかった」と志田の欠場を悔やむが、そこがどのような影響を見せるのか。1回戦で起こした奇跡を味方につけて古豪に挑む。

 一方藤枝東は、大雪の中でも丁寧なパスワークとコンパクトに選手間の距離を保ち、しっかりとつないでゴールを揺らした。MF赤星がやや下がり目の位置からボールをさばき、FW柴田公章が前線をかき回し、右のMF閨谷太希が得点に絡むパターンは見ほれるほど華麗だ。ピッチコンディションが悪い状況でも、自分たちのしっかりとしたサッカーを披露した藤枝東が似たスタイルの西武台に対しどう応戦するのか。埼玉と静岡というサッカー所の対決に、埼玉スタジアムが熱くなりそうだ。
  
 また、北海(北海道)と韮崎(山梨)は北海の強力なサイドを韮崎がどう食い止めていくか。右サイドでチャンスメークする10番山本一邦に期待したい。国立のオープニングゲームを逆転で制した羽黒(山形)は秋田商業(秋田)と対戦。初戦の勢いをそのまま2回戦にぶつけたい。秋田商業は2年生が7人スタメンに名を連ねる若いチーム。勢いに乗ったチームをまとめる主将の小出知史がゲームメイクとともに若い選手たちを束ねていけるか注目。12年連続の多々良学園(山口)は県予選5試合で25得点のFW陣が魅力。フラットに並んだ4人の中盤は、臨機応変にポジションを変え多彩なパスを2トップのハウバート・ダンと恵谷将に送る。恵谷は予選決勝での負傷がどこまで回復しているかでスタメンとなるか微妙なところだが、決定力もあるだけに救世主となる可能性も高い。その多々良学園は長野県代表の初出場、東海大三を迎え撃つ。
 
 津工業(三重)と福島東(福島)は福島東のFW甚野弘輝を中心にしたダイレクトプレーで3回戦進出を狙う。一方の津工業は県予選決勝で古豪、四日市中央工業に競り勝った早いパス回しが特徴。おもしろい対戦になりそうだ。玉野光南(岡山)と盛岡商業(岩手)は盛岡商業のエース福士徳文が勝敗のカギを握りそうだ。福士が初戦のように決定機で決められれば盛岡商業が有利に試合を運べるだろう。しかし、玉野光南の運動量が高く、対人にも強い三宅潤一と村中伸光のセンターバックコンビが福士を抑えられれば、玉野光南に勝機が見える。
   
 白熱の1回戦に続き、好カードの連続で2回戦も激しい攻防が見らそう。どこが勝ってもおかしくない今大会でベスト16に入るチームはどこなのか。混戦必死、波乱の予感も漂う決戦を楽しみにしてほしい。

以上

2005.1.1 Reported by 青柳舞子
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