4月30日(土) 2005 J2リーグ戦 第9節
横浜FC 1 - 3 甲府 (14:04/三ツ沢/3,684人)
得点者:'0 長谷川太郎(甲府)、'16 城彰二(横浜FC)、'21 バレー(甲府)、'37 長谷川太郎(甲府)
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昨日から始まった大型連休とあって、横浜駅にはたくさんの人で溢れかえっていた。その中には、横浜FCのレプリカユニホームを着た人の姿もあった。横浜駅から三ツ沢競技場へ向かうバスの中は、そんな人が多く乗り込んだ。「スタメンまだ出ていないかなぁ…」と呟くのは、バスの中で携帯電話の画面を真剣な表情で見入る20代の男性3人組の横浜FCサポーター。ここ最近の横浜FCは、メンバーを大幅に変えてくる傾向がある。そんなこともあり、3人は布陣を予想しながらメンバーの発表にワクワクした様子で球技場までのバスに揺られていた。
その横浜FCは、前節に引き続き 佐藤一樹を右のサイドハーフ、小野智吉を左サイドバックという本来のポジションで、そして河野淳吾を右サイドバックで起用し、ツートップには城、そして北村という布陣で試合に臨んだ。
試合立ち上がり直後、横浜FCの高いラインの裏をバレー(甲府)が突破しシュート。GK菅野(横浜FC)が止めたこぼれ球を石原(甲府)が拾い、長谷川(甲府)がきっちり決めた。試合が始まって30秒のことだった。あっという間の失点。「風下に立ってのバレーの突破。一番警戒していたかたちで失点があった」と話す足達監督(横浜FC)は同時に「バレーの突破はトレーニングやミーティングの中で伝えてきたつもりだったが、上手く伝えきれていなかったのだと思う」と反省した表情を見せた。
その後も横浜FCはDFの裏を有効に使われ、再三ピンチを迎えた。しかし前半16分、横浜FCは、フリーキックからトゥイードが折り返したこぼれ球を城が鮮やかに決め同点に追いつく。「城に点を取ってもらいたい」と前日の練習後に話した足達監督の期待にしっかりと応えたゴールとなった。このゴールで同点に追いつくものの、甲府の体を当てられながらも「前に行こう」という気持ちが、どんどんボールを前へと運ぶ。その結果、横浜FCの同点弾から5分後の21分、そして37分と、裏を使いながら飛び出してくるかたちを作られ2点の追加点を許してしまった。
何とか2点のビハインドを返そうとする横浜FCは、後半に入って押し込む場面が増え、ある程度の位置からシュートを狙うシーンも多く見られた。後半13分には城が、右サイドのおよそ30メートルの位置からミドルシュートを放つもののバーに当たりゴールならず。また後半30分にも、小野信義(横浜FC)からのクロスに頭で合わせるものの、またもやバーに嫌われ得点ならず。運にも味方してもらえぬまま、前半のスコアを守って甲府に勝ち点3を献上してしまった。シンプルなことをシッカリと忠実にこなす甲府と、選手それぞれの役割が整理されていない混乱を解消できなかった横浜FCの差が出てしまった試合となった。
試合終了後、倉貫選手(甲府)は「うちの基本はサイドから。そういう意味では今日はクロスが入ったし、バリエーションを増やすこと出来たと思う」と語った。今までのスタイルを貫きつつ、「ヴァンフォーレとして攻め手を増やしたことが得点にも繋がった(大木監督)」甲府にとって、この横浜FC戦は自信を取り戻した一戦となったはずだ。
一方、山尾選手(横浜FC)は「相手の気迫というものを感じた。相手の方がよく走っていたし、セカンドボールを拾われるというのもあったし、勢いを感じた。出鼻をくじかれた。」と試合を振り返った。が、下を向いている暇はない。4日後にある札幌戦に向け、気持ちを切り替え、そして自信を取り戻して三ツ沢に帰ってきてほしい。少しでも「ゴールデン」な1週間にするために。
以上
2005.05.01 Reported by 浅野有香
J’s GOALニュース
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