5月1日(日) 2005 J1リーグ戦 第9節
柏 0 - 4 磐田 (16:05/柏の葉/12,837人)
得点者:'4 中山雅史(磐田)、'11 太田吉彰(磐田)、'62 前田遼一(磐田)、'89 川口信男(磐田)
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中山雅史のJリーグ通算150ゴールとなるPKは、すさまじい勢いでゴールネットに突き刺さった。
「よく取るもんだね(笑)。これからも取ってくれると思うので、すごい記録を作ってほしいですね」(服部年宏/磐田)
「喜んでいたら150ゴール目だったことを思い出した。偉業だと思う。尊敬する選手がすごい記録を作った」(田中誠/磐田)
試合が4-0の完勝だったことも手伝って、中山の偉業に対するチームメイトのコメントは祝福に満ちていた。リーグ戦では4試合ぶりの先発出場となった中山の先制ゴールは、彼個人の大記録という意味でも、そして試合の流れを決定づけるという意味でも大きな1点となった。
この試合のターニングポイントはいくつかあったが、波戸康広は「立ち上がりの1,2点目が問題」と振り返っている。結果的にPKとなったが、右サイドから猛烈な勢いで逆サイドへと対角線の動きを見せ、オフサイドトラップをかいくぐった太田吉彰の動きがこの試合の一つめのポイントだった。
ショッキングな4失点を浴びた中澤聡太が「中盤であれだけ回されて最終ラインに入ってこられると難しい。中盤で回されすぎて前を向いている状態でプレーをされたらダメだと思う」と述べている。もちろんジュビロ磐田の各選手の豊富な運動量も中盤を支配された一因ではあったのだが、複雑に連動した動きもあって柏守備陣が求められた守備の水準は高くなった。結局この日の柏は、磐田の2列目からの飛び出しに対応しきれなかった。
前述の太田を筆頭に藤田俊哉、村井慎二、そして福西崇史といった選手がおもしろいように前線に顔を出す。最終ラインからは、シンプルに長いボールが入り、簡単に最前線で起点を作った。
「ジュビロがやりたいサッカーをやらせてしまった」と肩を落とす中澤の言葉がこの試合を象徴していた。
前半だけで2点のビハインドを背負った柏は、ケガを抱えながらも出場を志願した玉田圭司を前半で諦めて安永聡太郎をピッチに送り出す。すると、押されていた前半が嘘のような攻勢を仕掛けた。パスがダイレクトでつながり、ボールスピードがアップする。当然の事ながら磐田守備陣の対応は遅れがちになる。守勢に回った磐田に対し、柏が猛然と襲いかかった。
この試合のもう一つのポイントは、後半立ち上がりからの15分間にあった。2点差試合における次の1点がどちらに決まるのかは、サッカーの試合において重要な意味を持つのは誰もが知っていることだろう。そして、その1点は磐田が奪った。
後半17分。1点目と似たような形で、つまり柏の最終ラインにできたギャップを利用して、うまくラインの裏に走り込んだ藤田がサイドをえぐると、最後は走り込んだ前田遼一へとつなげて3点目を奪った。
「3点目を取れればいけると思っていた。後半は厳しかったのであそこで取れたのは大きい」(服部)
この失点で柏は明らかにペースダウンしてしまった。試合を決定づけるゴールだった。
ちなみに試合後に安永がこんな強い口調のコメントでチームメイトを鼓舞している。
「このチームは下を向く傾向が強すぎる。下を向いて良くなるなら下を向くけど、それでチームが良くなるわけじゃない。戦うしかない」
今期柏はリーグ戦においてホームでの勝ち星がない。安永のコメントは、サポーターに対する申し訳なさの裏返しでもある。
以上
2005.5.2 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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