5月4日(水)J1 第10節 C大阪 vs 東京V(15:00KICK OFF/長居)
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前節、鹿島をアウェイで破ったC大阪にいよいよ勢いが出てきた。負けなしの首位チームに対して目論見どおりに攻め、そして1点を守りきっての勝利に小林伸二監督や選手の表情に充実感がみなぎっている。これで2引き分けをはさんで4連勝、ちなみに4連勝は2000年1stステージ以来のこと。最終戦に敗れて優勝を逃した「あの出来事」も5月。サポーターにとっては、久しぶりの楽しいゴールデンウィークになっているはずだ。
開幕戦から大量失点が続いたC大阪だが、4月に入ってからは7試合で5失点。一体どこが変わったのか?
小林伸二監督は、「開幕からの2戦では、高い位置でプレスしていくことを意識したが、ボールにいくのか、下がるのかということがあいまいになって、ボランチとバックラインの関係がうまくいかなかった。第4節から少しバックラインを下げたのは事実」と話す。「組織で連動して守れている。攻めたあともみんなが戻れるようになった」(久藤清一)、「声が出るようになって、誰が詰めるのか、カバーするのかがわかるようになった」(古橋達弥)と選手たちは口をそろえる。やや深い位置でじっくりと守るやり方は、しっかりチームに浸透している。
徳重隆明、江添建次郎、苔口卓也、ファビーニョ…と負傷者は多い。しかし、代わってポジションを得た選手たちの活躍が、いい流れを作り出している。DF前田和哉は、江添の代わりにセンターバックを務める。彼が先発メンバーに入ってからチームは負けていない。もっとも前田本人は、「失点が減ったのはチームに力がついてきたから。自分は、たまたまいいタイミングで出場できた」と謙遜するが、前節も鹿島のアレックス ミネイロと鈴木隆行に対しタフな守りを見せ、ゴールを許さなかった。ボランチの下村東美は、ファビーニョの負傷離脱によって抜擢され、守備だけでなく攻撃にも能力を発揮。いまや欠かせない戦力になっている。
一方で、C大阪のゴールの数は決して多くない(11得点/リーグワースト5位)。ただ、ツボにはまったときのカウンターアタックは迫力十分。「森島と古橋の2シャドーを生かすための1トップ」と、自らの役割を語るのは西澤明訓。西澤が前線でふんばり、2列目の押上げを待つスタイルがベースで、たとえ相手にボールを支配されても、ここぞというときには確度の高い攻撃を繰りだす。中盤の守備の安定に伴い、サイド攻撃が活性化してきたことも大きなメリットだ。
すべてがいい方向に回り始めたC大阪に対して、東京Vはここ3試合で2分1敗となかなか勝てていない。失点が増えているのも気になるところだ。とはいえ、ワシントンは期待に違わぬ活躍ぶりを見せている。前節の横浜FM戦でも1得点を挙げて、現在4試合連続ゴール中。エースのゴールで主導権を握り、たたみかけることができれば、勝機を見出せるはずだ。
両チームに心配されるのが、連戦による疲労。ある程度予想されていたとはいえ、ハードな日程に加えて、この時期の大阪のデーゲームは選手にとって過酷なものになるはずだ。「確かに体はすごくしんどい。でも結果がついてきているから精神的に充実している。チームがいい雰囲気なので、このまま連戦に臨みたい」。C大阪の西澤はこう話す。5位まで順位を上げたC大阪がさらに上昇気流に乗るのか、下位(15位)に甘んじている東京Vが反撃の足がかりとするのか、熱戦が期待できそうだ。
以上
2005.05.02 Reported by 横井素子
J’s GOALニュース
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