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【J1:第14節 川崎F vs F東京 レポート】10人になった川崎Fが粘り、F東京にゴール割らせずスコアレスドローに終わる。(05.07.07)

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7月6日(水) 2005 J1リーグ戦 第14節
川崎F 0 - 0 F東京 (19:05/等々力/13,118人)
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ハーフタイムに川崎市在住の西城秀樹氏による「ヤングマンYMCA」のパフォーマンスが行われるとF東京サポーターも一緒になって「YMCA」の大合唱。スタジアムがヒートアップしたが、試合の前半はお互いに決定打を欠く内容に終始した。

ところが、このハーフタイムを境に試合が流れ出した。前半同様、立ち上がりに主導権を握ったのは川崎F・長橋が「縦に早い」というF東京。
だが「ミーティングでも言われていたし、前後半とも最初の15分は攻められるのはわかっていた。そこで失点しなければ、徐々にうちのリズムになる」と試合後に川崎F・中村が語ったように、とくに加地、石川が揃うF東京の右サイドからの攻めに川崎Fが耐える形になる。とはいえ、「クロスボールが入ってくるのはわかっていたし、チームとして中央で跳ね返せる自信がある」と言う川崎Fキャプテン・伊藤を中心に3バックとGK相澤による守備陣のブロックを、そう簡単に崩せない。

ところが60分、その3バックの中央を担う寺田(川崎F)が石川に対するファウルで、この日2枚目のイエローカードをもらい、まさかの退場となってしまう。まだ35分が残されていた。関塚監督はすぐに佐原を投入し、前線を1枚減らし、守備の形はそのままにカウンターを仕掛けることで得点を狙う。
一方のF東京・原監督は、交代枠3人を次々と使い、「フロンターレのDFは大きいので、足下でボールをもらい起点を作るため」ルーカスを前線に送り込む。リーグ戦9試合、勝ち星がなく得点がほしいF東京は、とにかく前がかりに攻める。しかし、試合後に加地が「最後はチームも自分も1点が早く取りたくて冷静さを欠いていたかもしれない。最後の落ち着きとフィニッシュの正確さが必要」と反省点を口にしたように、焦りからかシュートは放つがなかなかゴールを割ることができない。

一方、10人になった川崎Fは集中力が切れることなく疲労困憊になりながらも走りをとめない。押し込まれる時間帯を耐えボールを奪うことに成功すると、ボランチの中村から縦にスッとパスが出てフッキと黒津、さらに両サイドから攻め上がりなんとか少ないチャンスをゴールに結び付けようとする。その姿勢に「ただ守るだけじゃなく、カウンターからゴールを狙っていった」と関塚監督も試合後に選手たちの勝利への貪欲さを評価した。

試合はそのままスコアレスドローに終わる。後半、退場者が出たことで試合に動きが出たが、久しぶりの両チームの対戦でゴールが生まれなかったのは残念。川崎Fは次節、鹿島と対戦。谷口と寺田を出場停止で欠くが、ジュニーニョが戻ってくる。一方のF東京は東京ダービー。ここで浮上のきっかけを掴みたいところだ。


以上

2005.07.07 Reported by 隠岐麻里奈
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