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【J1:第16節 東京V vs 神戸 レポート】それぞれが悔やんだ『45分』。互いの良さを出しながらも勝ちきれず痛み分けの結果に(05.07.14)

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7月13日(水) 2005 J1リーグ戦 第16節
東京V 3 - 3 神戸 (19:00/味スタ/7,312人)
得点者:'1 ワシントン(東京V)、'25 ワシントン(東京V)、'37 平瀬智行(神戸)、'42 平本一樹(東京V)、'71 三浦淳宏(神戸)、'82 ホージェル(神戸)
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試合後の両チームは、一様に複雑な表情を浮かべていた。「前半あれだけやれたのに…(東京V・MF山田)」、「後半のようなサッカーが前半からできていれば…(神戸・DF松尾)」。それぞれが取り戻すことができない45分間を悔やみ続けた。

先制点はあっけなく東京Vにもたらされた。開始1分、小林大悟が相手DFからボールを奪うと右サイドに開いたワシントンへ。「オフサイドを取りに行った(DF松尾)」神戸DF陣の足が止まる中、ワシントンは迷わずシュートを放ちゴール。「最下位の状況下で先制されると悪影響を及ぼす」と語ったのは神戸・パベル監督だが、この試合でも神戸は不安定な立ち上がりとなった。
実際プレーが消極的になり、ミスも目立つ神戸に対し、東京Vは前線の平本から献身的に動き回り神戸にプレスをかけ続け、相手の好機を潰していく。徐々に東京Vがゲームを支配していく中、追加点は25分。右サイド・小林大悟のクロスをFW平本が頭で落とし、FWワシントンがこれを右足で押し込みこの日2点目。
さらに続く30分、今度はFW平本がGKと1対1に。「あの1点が入っていたら試合は決定的だった」と神戸・パベル監督が振り返ったシーンだが、シュートは枠を捉えることができなかった。
一方ここまでほとんどチャンスがない神戸は、ここで3バックへとシステム変更。すると37分、右サイド・朴のクロスにFW平瀬が頭で合わせ、1-2と1点差に詰め寄る。が、その5分後にはミスから自陣ゴール前でボールを失い、平本に汚名返上のゴールをプレゼントする苦しい展開で前半を終えた。

3つのゴールが決まった東京V。盛り上がるサポーターからは、G大阪戦、浦和戦での7失点を取り戻すべく「あと4点!」コールが鳴り響く。確かに、前半終了時点では東京Vはほぼ勝利を手中に収めているかに見えた。2点差は決してセーフティではないが、狙い通りのサッカーを展開する東京Vを相手に、前半の神戸からは得点が生まれる雰囲気が感じられなかった。
ところが後半、前半とはまるで正反対のゲームとなる。

「引いて守ろう、と話したわけじゃない。でも自然とそうなった(東京V・平本)」、「後半から足が止まった(MF相馬)」。
試合後の東京Vの選手達は首をかしげながら後半を語った。後半開始から東京Vは明らかに運動量が落ち、逆に積極的な姿勢を取り戻した神戸がボールをキープする時間が増えだす。それでも小林大悟のヘディングシュート、平本のゴール前など東京Vに見せ場もあったが、神戸ペースが決定的になったのは71分。新主将・三浦淳宏の目の覚めるようなミドルシュートが決まってからだ。「あれでガクっときた(FW平本)」東京Vはここから自分達のサッカーを見失う。加えて、「4バックから3バックに」というアルディレス監督の指示が選手全員に伝わらず、全体のバランスも崩れる事態に。
このチャンスを神戸は見逃さず、82分、MFホルビィが放り込んだクロスに前線に顔を出したホージェルがきっちりと反応し、左足で同点弾。追いついた神戸は猛攻に拍車がかかり、これ以降、途中出場のFW和多田・平瀬の2トップをターゲットに東京Vゴールを脅かし続けた。

神戸主将・三浦淳宏は「神戸に移籍してきて、あんなに怒ったのは初めて」とハーフタイムのロッカールームを振り返る。不甲斐ない前半にパベル監督も激怒。選手は「あんな前半じゃ言われても仕方がない(DF松尾)」と気持ちを奮い立たせ後半に挑んだ。対する東京Vは「4点目を取りに行こう」とのアルディレス監督のハーフタイムの指示に応えることができなかった。「あと1点を取りに行かなくては勝つことはできない」とアルディレス監督。しかし、やはり「自信の喪失(アルディレス監督)」が原因なのか。後半のほとんどの時間、その姿勢は見えずじまいだった。

いずれにしても、ゲームは3−3の痛み分けで終了。追いついた、という意味では神戸にとっては「価値のある引き分け(DF丹羽)」とも言える。しかし、柏・F東京といった下位チームが揃って勝ち点3を積み上げたことを考えれば、前半のプレーは悔やんでも悔やみきれないものだろう。
一方の東京Vは試合終了後、サポーターの激しいブーイングにさらされた。その声を背中に受けながらロッカールームへ引き上げる選手の姿には痛々しささえ漂う。選手・サポーター共に、目前にしていた勝ち点3を取り逃したダメージは計り知れないが、間断なくやってくる次節・磐田戦に向け、なんとか奮起を期待したい。


以上

2005.07.14 Reported by 高木聖佳
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