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【J2:第21節 徳島 vs 仙台 レポート】激しいシーソーゲームの結末は、両チームにとって痛いドロー。(05.07.14)

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7月13日(水) 2005 J2リーグ戦 第21節
徳島 3 - 3 仙台 (19:04/鳴門/3,028人)
得点者:'43 大島康明(徳島)、'48 萬代宏樹(仙台)、'58 大柴克友(仙台)、'60 伊藤彰(徳島)、'82 伊藤彰(徳島)、'89 木谷公亮(仙台)
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 徳島、仙台、仙台、徳島、徳島、仙台。これが得点経過である。まさにシーソーゲーム。しかし、この白熱した一戦も結果は3-3と、あくまで「勝点3」を狙った両チームにとっては痛いドローとなった。

 試合は序盤から、両チームどちらも先に試合のペースを握るべく、積極的な戦いを見せる。また、相手にリズムを取らせないよう早いプレスも互いにかけ合い、一進一退の攻防を繰り返した。そんな拮抗した状況の中、先にチャンスを作ったのは仙台。両サイドからのクロスボールにFWバロンが高さを活かして何度か徳島ゴールを脅かし、試合のペースも徐々に引き寄せ始めた。が、先制したのは徳島。37分に羽地の強引なドリブル突破、40分には大場のクロスバーをかすめる狙いすましたミドルシュートで攻撃のリズムを掴むと、直後の43分、14節以来のスタメン復帰となったFW大島がルーズボールをいち早く拾い、豪快なミドルシュートを叩き込んだ。徳島としては、それまで得意のパスワークを封じられ苦しんでいただけに、前半終了間際といういい時間帯でのうれしい先制点であった。

 先制を許したとは言え、仙台もハーフタイムで立て直し、後半開始早々から猛反撃を見せる。48分、バロンに代わって後半投入されたFW萬代が、徳島DFライン裏へ抜け出し同点ゴールを決めた。エースを下げてまで起用した都並監督の采配がズバリ的中した瞬間だったと言えよう。そして続く58分には、FW大柴が逆転ゴールを決める。右からの折り返しを巧くトラップして決めた見事なシュートであった。

 これで「仙台、一気の逆転劇か」と思われた。が、瞬く間に徳島が粘りを見せ追いつく。直後の60分、素早いリスタートで右へつなぎ、そこからのクロスボールにMF伊藤が合わせた。仙台としてはスキをつかれたまさかの失点、徳島としてはしてやったりの同点弾。これでまた試合は振り出しに戻り、その後は次の1点を争って両チームの意地がぶつかり合う。局面でのボールの奪い合いはいっそう激しさを増し、互いに「勝点3」への意欲をむき出しにして戦った。そして82分、その次の1点を徳島・伊藤がとうとうもぎ取る。ペナルティエリア内へドリブルで切り込み、自らのシュートで仙台ゴールをこじ開けた。徳島、逆転。スタジアムはホームサポーターの大歓声に包まれた。

 わずかな残り時間も刻々と過ぎ、誰もが徳島の勝利を疑わなかっただろう。しかし・・・この試合は終わっていなかった。最後のロスタイムのコーナーキック。フォアサイドに上がったボールをDF木谷が押し込み、仙台が土壇場で執念を見せ同点とした。掴みかけていた「勝点3」がその手から滑り落ちてしまった徳島にはまさに悪夢の一瞬であったが、ゲーム終盤、全体が引き気味になり、相手に十分なスペースを与えることで波状攻撃を受けてしまった結果と言えよう。

 気温26℃、湿度92%という過酷な条件の中で死力を尽くした両チームだが、互いに「勝点1」を得るにとどまり、首位を除き渾沌とする順位争いの現状を考えれば、両チームには痛いドローゲームとなった。徳島はほんのわずかな残り時間を逃げ切ることができなかった。これまで何度か大事な時間帯に失点し苦い経験をしてきているにもかかわらず、今節もその修正がし切れなかったことは大変悔やまれる。MF片岡が「悪い時間帯に失点が続く流れは早く断たなければ」と語った通り、浮上のためにはその修正が急務だ。

 対して仙台は、得点場面以外に訪れた決めるべきチャンスを決め切れなかったことがこの結果を招いてしまった。「負けなくて良かったという気持ちと、しっかり決めていれば勝てたゲームだったという思いが交錯している」という都並監督のコメントが全てを表わしているだろう。いずれにしても、両チームに下を向いている時間はない。次節はまたすぐ目の前に迫っている。

以上

2005.07.14 Reported by 松下英樹
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