7月13日(水) 2005 J2リーグ戦 第21節
鳥栖 0 - 1 札幌 (19:00/鳥栖/6,951人)
得点者:'2 池内友彦(札幌)
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6位鳥栖と5位札幌の直接対決、勝ち点差2で今節を迎えた。勝った方が上位に位置できる大事な試合となったスターティングメンバの平均年齢は、24.18歳と全く同じ。若い両チームとはいえ、中3日で試合に臨む選手たちは、精神的にも肉体的にも疲労がピークに来ているに違いない。そのうえ、札幌の選手は「長距離の移動」と言うハンディを背負って鳥栖に乗り込んできている。このような情況の中で、集中力を維持することが勝負の行方を左右することはアスリートとしては至極当然のことである。そしてこの集中力の差が結果となって表れてしまった。
鳥栖は、出場停止や怪我の影響でメンバーの入れ替えを余儀なくされた。GKは今季初出場となる富永。J2通算100試合出場となった村主が初スタメンでボランチの位置に入った。ここまで右サイドでプレーする機会が多かった宮原が左サイドに入り、10試合ぶりの先発出場となる氏原と長谷川が、それぞれFWと右サイドのMFに入った。
慣れないポジションや、久しぶりの先発で多少の気負いがあったかもしれない。連戦で練習時間も十分に取れなかったのかもしれない。しかし、6試合勝ち星から遠ざかっているチームとして、与えてはいけない先取点を札幌に許してしまった。
試合開始から2分、札幌にとってのファーストチャンスとなった右サイドからのコーナーキック。上里の蹴ったボールは、走りこんできた池内の頭へピンポイントアシストとなった。『一発目のセットプレーでマーキングのズレを突けた』と札幌・柳下監督に言わしめ、『コーナーキックで一番気をつけないといけない「上がってきた守備の選手へのマーク」ができなかった』と鳥栖・松本監督を悔やませた見事な先制点だった。
確かに一瞬の出来事に対しての対処では難しいこともあるだろうが、この先取点以降も中盤での攻防では問題も見受けられた。
鳥栖は、対札幌戦に向けて中盤での守備に重点を置いて練習を行っていた。特に豊富な運動量を誇る和波・砂川の両MFを抑えることで、パスの供給源を抑える狙いがあった。しかし、試合開始から札幌のボランチはフリーな状態で自由に動きまわり、鳥栖の中盤は振り回されていた。対峙した選手に対して、プレーを遅らせることができずに簡単にボールをまわされ、スキを作るシーンが多く見られた。このスキを埋めるべく宮原が左サイドから右サイドまで走らざるを得ず、村主に更なる運動量が求められた。空いたスペースはDFの高地が埋めざるを得ず、全体的にバタバタとした守備を強いられた。
昨年から柳下監督が作り上げてきた札幌の形に、慣れないポジションや久しぶりのゲームとなった選手が多い鳥栖が陥れられた格好となり、集中力を維持するのが難しい展開となりつつあった。追い討ちをかけるべく、札幌はスピードのある三原を中盤に配置して更なる切り崩しを狙ってきた。
こうなると鳥栖は早急な対策が求められる。札幌・三原が投入された4分後の前半39分、松本監督は攻撃的なDF奈良崎に代えて、高さのある八田を投入した。3バックにして高地を中盤の位置に上げる3-5-2にシステム変更し、中盤に厚みを持たせてきた。『札幌ボランチの左右のスペースを消す』(鳥栖・松本監督)ことができれば、札幌の運動量は減りFWへのパス数も減る狙いだった。この策が功を奏し、後半の札幌のシュートはMFからの2本となり、対して鳥栖は7本も放つことができた。象徴的だったのは後半18分。左サイドで高地が粘って中央の宮原にパス。時間をかけずに宮原から村主へと渡りそのままシュート。無情にもポストにはじかれ得点には至らなかったが、同様のシーンが幾度となく見られるようになった。対して札幌は自陣ゴール前に引かざるを得なくなり、「白い壁」を形成してしまった。
2位グループを死守するべく、札幌の執念とも言えるこの分厚い壁を、こじ開けるほどの余力をこの日の鳥栖は持っていなかった。
前半戦を1試合残して、7勝7分け7敗と五分の星に戻してしまった鳥栖。一時期の勢いは失せつつあるように見える。けが人も多く総力戦の様相を呈している。がしかし、この時期に戦力補強の声も聞こえてきている。サポータの応援熱意も入場者数となって現れている。次節は3日後の博多の森で九州ダービー。7勝中6勝と得意のアウェーで前半戦の有終の美を飾って欲しい。
以上
2005.07.14 Reported by サカクラ ゲン
J’s GOALニュース
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