7月16日(土)J2 第22節 札幌 vs 京都(13:00KICK OFF/室蘭)
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とうとう札幌が3位まで上がってきた。ここ3戦は2日・山形戦に負けた後、9日・甲府戦、13日・鳥栖戦と2連勝。戦績は確かに尻上がりだ。だが対照的に運動量が下降気味の選手がちらほら。特に鳥栖戦では、「今年いちばん疲れた」(砂川)「精神的、肉体的にも疲労度が大きいゲームだった」(柳下監督)と、チームの、特に中盤の運動量が枯渇した。動けている他の選手が全体の動きの低下を埋めているという具合だ。チーム内外に浮かれ気分は全くない。
ところでこの、動けるかどうかというポイントについて、近頃、柳下監督の選手登用、交代の判断が随分と積極的だ。まずこの2試合、中盤の底に金子を先発登用。これまで先発を続けていた田畑も健在だが、他のポジションの選手が調子よく動けるうちに、フレッシュな選手を起用して選手層を厚くしようというチャレンジがうかがえる。金子は田畑よりパスの球足は短いものの、幅広い行動半径でパスワークの一角を担ったり、スペースを確実に埋める玄人好みの仕事を果たしている。
試合中の交代も決断が早い。9日・甲府戦では前半での相手の退場がなければ、ミスが多かった砂川に代えて後半開始から三原を投入のつもりだった。また後半は、ミスを連発したDF西澤から加賀へと素早く交代。試合中にDFラインをいじるリスクチャレンジをして、弱っている所を埋めることに動いた。同様に13日・鳥栖戦では目下売り出し中ながらもここ数試合調子が下降線の上里を前半途中でスパッとあきらめ、三原を投入した。
例えまだ前半であっても、あるいはリードしていても、動きがダメになった所を手当てする。こうしたチームパフォーマンス維持のための即断即決が、次戦でも表れるかどうか。
対する京都はここ3戦、勝ち(横浜FC戦)、負け(仙台戦)、引き分け(水戸戦)の流れ。前節・水戸戦では、パウリーニョが先発としては7試合ぶりに復帰し、先制点を挙げた。その後追いつかれて引き分けになったとはいえ、攻撃陣の破壊力は健在。FW陣ではアレモン、パウリーニョの2トップに加えて、控えでも先発でも結果を残せる田原がいる。
また2列目の選手の押しの強さが得点力を底支えしている。右は相変わらず星で確定。左は前節、中払の出場停止があって美尾が先発だったが、今節は中払が再び立つか、あるいは美尾の連続先発か。
京都も前節では札幌同様、運動量低下が反省箇所だった。「ワンタッチ、ツータッチでボールを動かしてのポゼッションが、試合ではできなかった。ポゼッションに必要な運動量、足が止まったのが残念」と京都・柱谷監督。斉藤、米田の中盤の底2人から始まる展開を得点へと終結させるには、チーム全体がいかに先んじて動いて、札幌を翻弄するかにかかっている。
「縦パスをもっと増やしたり、横に空走りしてもっと大きく変化をさせられれば良かったと思う」とは前節終了後の美尾の言葉。次戦ではピッチ上にどんな動きの曲線や直線を豊富に描けるかに、京都の3試合ぶりの勝利がかかっている。
両チーム共、中2日という短期間で体力の回復と動き方の修正をどれほど果たし、下降線を上昇線へと反転させられるか。試合会場の室蘭に入るまでの良い準備が、前半戦の良い締めくくりを得るために必要となるだろう。
以上
2005.07.14 Reported by 永井謙一郎
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第22節 札幌 vs 京都 プレビュー】室蘭で前半戦ラストゲーム。良い準備で良い締めくくりが果たせるのは…。(05.07.15)
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