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【J2:第22節 山形 vs 徳島 レポート】山形逆転! 徳島追いつく! 長所を出し合った中身の濃いドロー!(05.07.17)

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7月16日(土) 2005 J2リーグ戦 第22節
山形 2 - 2 徳島 (19:04/山形県/5,084人)
得点者:'26 伊藤彰(徳島)、'53 大塚真司(山形)、'65 原竜太(山形)、'84 小林康剛(徳島)
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前節までの今季1位と2位タイの対戦! と言っても、引き分け数の話。それを象徴するかのように、徳島は11に、山形も10に、それぞれひとつずつ引き分け数を増やす結果になったが、内容は最後まで勝敗の行方がわからないスリリングなゲームとなった。追いついた徳島、追いつかれた山形とも、試合後は「勝てなくて残念」という言葉を発する選手が多いことが、勝ち点3への本気度の高さを物語っている。

試合は序盤から互いのゴールを脅かす一進一退の展開。山形はサイドを高くし、徳島両ウィングバックを押し下げることで中盤で回すスペースを確保する。しかし、押し込みながらも課題の決定力不足をこの試合でも露呈し、得点につながらない。そのうち、攻撃はトーンダウン。徳島3バックの背後を狙うタイミングも図れず、狭い隙間を通すような果敢なチャレンジも陰を潜めた。

対する徳島も、山形の2トップが食いついてくるまで後ろ3人でボールを回し続けるなど、慌てて速攻を仕掛けたり、焦れてロングボールを無闇に放り込むことがない。遅攻ではあるが、1本ずつ確実につないでゴール前まで、という意図が見られた。そうした中、攻撃の糸口を左サイドに求める。山形の佐々木がマークを外そうと中でプレーをしたため、片岡の前方には大きなスペースが空いていた。ボールを奪ったときの位置が低く、攻め上がる時間の長さが山形に守備を整える余裕を与えたが、プレッシャーがなく確実にキープできることで、徳島はポゼッション率を上げていく。

前半26分、セットプレーからのボールをゴール前でヘディング(記録では羽地だが、羽地は「大島じゃないの?」とこれを否定)をGK桜井がいったん弾くが、バーに当たり浮いたところを左ポストに詰めていた伊藤が頭で合わせる。桜井はこれも掃き出したが、これはゴールが成立した後だった。

0-1とビハインドとなった山形だったが、後半になり、攻撃力が息を吹き返す。開始早々、左で内山がインターセプトした後そのままドリブルで攻め上がり主導権を握ると、今度は右サイドで臼井がドリプルを図る。前半は片岡をフリーにしていたが、後半はアプローチのタイミングをより早く修正することで、奪ってから前に飛び出すチャンスを広げることにつなげたのだ。

後半8分、ドリブルで攻め上がったその臼井が中に切れ込む。執拗なディフェンスにいったんボールを後ろに戻すと、そこで待っていた大塚がダイレクトで右足を振り抜いた。正確にコントロールされたボールはディフェンスの集団を抜け、約30メートル転がり、最後はGK高橋の右手をすり抜けて滑るように枠に吸い込まれ、同点。

さらに攻勢を強めた山形は、中央でいったんは潰された根本が転倒しながらもボールをキープ。それを永井が拾うと、左スペースに動き出していた原に絶妙のタイミングでパスを送った。谷池を振り切った原は、最後は左斜めから強烈なシュートをゴールネットに突き刺す。今季初の逆転劇に、2ヶ月以上ご無沙汰のホーム戦勝利を予感する山形サポーターも多かったに違いない。しかし後半39分、それは「またか…」というため息に変わる。

徳島ボール。中央で伊藤からのパスを受けた秋葉が、そこからさらに右にパスを出す。待っていたのは途中出場の小林。田中監督から「前を向いてゴールを狙え」といつもと同じ指示を受け7分前にピッチに入ったばかりだったが、その言葉を忠実に実行に移し、チームの窮地を救った。

 「秋さん(秋葉)のボールが『シュートを打て』というボールだった。右からはディフェンスも来ていたのでトラップを考えず、思い切り振り抜くだけだった。狙い通りのゴール」と、小林はようやく出せた結果に試合後は安堵の表情を浮かべた。

山形は人数こそ足りていたが、ディフェンスの前のスペースを使われ、「あそこで(人に対して)行ってもらいたかった」(GK桜井)というアプローチの問題も併せて、「逆転劇」を「同点劇」に差し替えられてしまった。

両チームとも前節よりも内容がよかっただけに、2週間のブレイクはもったいない気もするが、ひとまずシーズンの半分が終了。山形は7勝10分け5敗で勝ち点31。勝ち越してはいるが、第2クールに入り、リードをこらえきれず引き分ける試合が目立った。4勝11分け7敗で勝ち点23の徳島にも、まだ昇格の芽は残されている。攻撃性を残しつつ、どこまで守備の修正をはかれるかが、リーグNo.1の引き分け数を勝ち数に換えるカギになりそうだ。

以上

2005.07.17 Reported by 佐藤 円
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