8月6日(土) 2005 ヤマザキナビスコカップ 準々決勝
大宮 0 - 1 横浜FM (19:05/熊谷陸/5,796人)
得点者:'85 栗原勇蔵(横浜FM)
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試合後、大宮の三浦俊也監督とその対戦チームである横浜FMの岡田武史監督が口をそろえてこの試合の意味を語っている。「勝たないとダメ、という試合ではなかった。選択肢としては引き分けもあった」(大宮・三浦監督)。「今日はセットプレーかカウンターからしか得点を取れないと思っていた。最悪0-0でもよかった」(横浜FM・岡田監督)
引き分けでもいいという状況は選手の動きに影響し、それは特にホームチームとなる大宮に顕著だった。最終ラインから中盤の選手にかけて、ボールを保持した選手が極力リスクを避けるようなボール回し、つまりバックパスや横パスを多用し、ポゼッションを高めるような試合運びを見せていた。
三浦監督曰く「前半をどうするのか。30分までのところがポイントだった」。つまり、大宮は立ち上がりの悪さをいかに乗り切るのか、ということを考えて試合に臨んでいたのである。リスクを避ける試合展開は、事前にそうした意識付けがあったという事で説明が付くだろう。その一方で、最悪引き分けでもOKという横浜FMは、それでも積極的に攻め込んだ。例えば前戦の大島秀夫にクサビのパスを入れて大宮陣内に入り込み、果敢にゴールに迫った。また左サイドで縦に並んだドゥトラと熊林親吾はポジションを入れ替えてディフェンスを混乱させ、ここに大島が絡んで何度か大宮守備陣を切り崩した。
そうした攻撃の結果、横浜FMは決定機は手にしたが、ゴールを奪うところまでは詰め切れず。立ち上がりを我慢した大宮は、横浜FM守備陣が下がり目にポジションを取った前半30分以降にペースを握り返す。ボランチのディビッドソン純マーカスが「今日は五分五分か、それ以上の戦いができたと思う」と胸を張ったのは、実際に大宮が攻め込んだ場面を作り出したからだった。
両者とも無得点のまま迎えた後半に入ると、疲労の色を濃くにじませる試合展開となる。特に大宮のパスミスが目立ちはじめ、簡単なつなぎのパスを奪われる場面が散見されるようになる。横浜FMも徐々に動きが質、量共に低下しミスが増えてくる。膠着状態に陥った両者だが、そんな中で試合を決定付けたのは岡田監督の事前の予想通りセットプレーだった。
「2番に付かれていたが、距離があったのでボールが来れば勝てると思っていた」とその場面を振り返るのは、後半85分にコーナーキックから値千金の決勝ゴールをヘディングで叩き込んだ栗原勇蔵。「(相手チームからは)無警戒だから点を取るなら今。監督が点を取るなら今だといっていたんですが、実際にそうなった」と冗談で喜びを表現した。松田直樹に「能力高過ぎ」と認めさせた男が、試合を決めた。同点ゴールを狙った大宮だが、肝心な所でパスミスをしていてはリズムは作れない。消耗した試合終盤で踏ん張りが利かなかった。
結果は0-1で横浜FMの勝利。ただしこの得点差はアウェイでの2試合目を迎えるに当たり全く予断を許さないものだ。大宮は絶対に勝たねばならない、という状況でこの試合に臨み、ホームで最悪引き分けでもOKという横浜FMに挑戦する。そうした状況の中、マーカスの「次のアウェイでの試合はやりごたえのある試合になると思う。絶対に勝たないといけない試合なので、楽しみです」という強気の言葉が印象に残った。
さて、横浜での第二戦はどういった試合になるのだろうか?
以上
2005.08.07 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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