8月13日(土)ヤマザキナビスコカップ 準々決勝 磐田 vs 千葉(19:00KICK OFF/ヤマハ)
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『磐田vs千葉』というマッチメイクは、今いろいろな意味でJリーグでも屈指の楽しみなカードと言える。
まずサッカーの内容という面では、両者とも人もボールもよく動く、全員攻撃・全員守備のサッカーを標榜している点で共通する。そのため、パスワーク、中盤でのプレッシャーのかけ合い、攻守の切り換えの早さといったさまざまな面で、非常に見どころの多いゲーム、勝敗を抜きにして見ていて楽しいゲームになることが多い。
ただし、その部分では、若い千葉が着実な進化を続けているのに対し、磐田のほうは少し波がある。昨年の磐田は、長年ほぼ同じメンバーで戦ってきたツケで、少し金属疲労のような状況が見られ、今年は、山本監督の下でメンバーの若返りを図りながら再構築に取り組み始めた段階。したがって、一朝一夕でうまくいかないのはある意味当然なのだが、今季のリーグ戦第5節では内容的にも冴えがなく、1-3で千葉に完敗を喫した。
しかし、その後は若手の成長と、彼らの精力的な動きを原動力にして立ち直り、服部をはじめとしたベテラン陣もコンディションを上げて、リーグ戦では順位を5位まで持ち直している(千葉は6位/18節終了現在)。
そんな状況で迎えた先週の準々決勝ファーストレグでは、代表関係で磐田が5人(川口能・田中・村井・茶野・福西)、千葉が2人(阿部・巻)を欠く中、千葉がゲームを支配して3-2で勝利。ただ、イージーミスから先制を許した磐田の側から見れば、1点差で終われたことで「次につながる負け試合」(鈴木)となり、このことが今度の試合をおもしろくしてくれる要素になりそうだ。
磐田としては、守備陣にいつものメンバーが戻るため、カウンターからの失点さえ抑えられれば大崩れする可能性は低く、福西が戻ることで中盤の構成力も高まる。FWの前田やカレンも好調を維持しており、成岡もぐんぐん調子を上げてきた。当然、ホームで逆転するために攻撃的に試合に入ってくるはずなので、それに対して千葉がどう戦うのかが最初の見どころとなるだろう。
一方の千葉は、引いて守ってという形で入ると、逆に自分たちのリズムを崩してしまい、磐田の思うツボになる可能性もある。逆にアウェーでもガチンコ勝負で臨めば、多少リスクもあるが、見る側の楽しみは確実に増す。そのあたり、オシム監督の戦略も楽しみだ。
さらに、気持ちの面でも、お互いに『この相手には絶対に負けたくない』という気持ちが強い。千葉の側からすれば、今年はとくに茶野と村井という代表2人を引き抜かれ、それを見返したいという意識が強い。磐田のほうは、通算の対戦成績では14勝3分10敗とリードしているが、ここ数年は逆に分が悪く、大事なところで何度も痛い目にあっている。もちろん、お互いにサッカーの質の高さは認め合っており、その部分で負けたくないという意識も強いだろう。
代表組のコンディションという部分では互いに不安があり、暑さによる運動量や質の低下も懸念されるが、ぜひそれを上回る勝利への執念で、中身の濃いゲームで、(現時点では)どちらが上かという決着をつけてほしい。
以上
2005.08.11 Reported by 前島芳雄
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一覧へ【ヤマザキナビスコカップ:準々決勝 磐田 vs 千葉 プレビュー】メンバーの若返りを図りながら徐々にコンディションを上げてきた磐田と、着実な進化を続ける千葉。双方勝利への執念で、質の高いゲームに期待。(05.08.13)
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