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【J2:第26節 湘南 vs 甲府 プレビュー】互いに惜敗を喫した前節。次第に勝ち点差の生まれてきたリーグのなか、両者ともに負けられない戦い。(05.08.13)

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8月13日(土)J2 第26節 湘南 vs 甲府(19:00KICK OFF/平塚)
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 第3クールも3試合目、第25節は湘南が甲府を平塚に迎える。過去の対戦では1勝1分けと、湘南に軍配が上がるが、甲府のポゼッションサッカーは健在だった。ピッチを自在に動き回る藤田健を中心に前線でポジションチェンジを繰り返し、敵を翻弄する。小瀬で行なわれた第16節も、とくに後半はシュートを放ちながらGK小林弘記に阻まれ、またクロスバーを叩くなど惜しい場面が多く見られた。

そして甲府の惜しい攻撃は、前節に行なわれた京都との一戦でも垣間見えた。大木監督は言う。「何度か惜しいチャンスがありながら決め切れなかった。勝てるチャンスがあっただけに残念」首位を独走する京都に善戦するも、勝ち点をとりこぼしている。集中力か、選手間の呼吸か、いずれにせよ「勝ち切る」課題をあらためて露呈した。

おなじく「勝ち切る」難しさと対峙している上田湘南も前節、徳島に乗り込み惜敗を喫している。先制された直後に同点に追いつく強さを見せたが、ミスもあり黒星を刻んだ。「先行される苦しい展開から逆転したかったが残念。今後もリーグ戦は続くので、諦めずに戦っていく」試合後、上田監督は唇を噛み、そして前を向いた。

 技術、体力、気力という要素を総動員し、もてる能力の最大値を結集して選手たちはピッチに臨んでいる。勝利には何が必要なのだろうか。上田監督は言う。「やることはこれまでと変わりません。闘争心、コンパクトな守備、アグレッシブな攻撃、攻守の切り替え。すべての質を上げていく。そして私自身、どうすればよくなるのか、考え続けなければいけない」

 前節は崩されたというよりも自らの綻びから惜敗を喫した両チームである。今節の勝敗も、「自分たちのサッカーを90分間いかに貫けるか」にかかってくるだろう。
 甲府は自由度の高い藤田をはじめ、サイドの石原克哉、倉貫一毅らボランチ陣、両サイドバックを絡めてボールを支配し、トップのバレーや長谷川太郎に繋げたい。スペースを生み出し人もボールも動く攻撃力の高さは、言うまでもなくリーグでも秀でている。夏場の暑さに躊躇しなければ、ポゼッションでは優位に立つだろう。いまもっとも求められるのはゴール前の精度、そして守備に転じたときの粘り強さである。

 逆に湘南は、変幻自在な動きを仕掛けてくる甲府に対し、とくに最終ラインでのマークの受け渡しが守備の鍵を握る。失点したここ数試合もけっして崩されたわけではないので、ゴール前でのコミュニケーションを徹底し、前線の動きに惑わされないようにしたい。くわえるならば、積極的に前に絡む倉貫の動きにも注意が必要である。
 そして攻撃面では、出場停止の加藤望の穴を誰が埋めるのかに注目だ。ピッチ上で誰にも劣らない運動量を誇る加藤は、シュートのみならずその動きで右サイドバックの鈴木良和らにスペースを提供し、湘南のチャンスを演出してきた。ゴール数もさることながら、数字に表れない貢献を続けるベテランに代わりに誰が入り、いかなるパフォーマンスを見せるのか、チームとしての力の問われるところでもある。もちろん甲府と同様、フィニッシュの精度も突き詰めたい。ともに4バックを敷く両チームの戦いは、攻守の切り替えとそれに伴うスペースをうまく、素早く突いたほうに当然、流れが向く。

「混戦」と叫ばれ事実、J2リーグは拮抗した争いが続けられてきたが、ここにきてじりじりと各チームの勝ち点に隔たりが生まれてきた。「負けることは許されない」という言葉がこれまで以上に胸を締め付ける、それが第3クールの現実である。その苦しいときにこそ忘れてはならない大切な姿勢が、上田監督のいう「続けること」、すなわち「迷わずに信じること」だ。遠くない過去に生じた課題と向き合い、見つめなおし、そして前を向く。この繰り返しの先に、進化がある。実りの秋まで、正念場は続く。


以上

2005.08.12 Reported by 隈元大吾
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