仙台カップ国際ユースサッカー2005
●9月19日（月）
13：30　U-18東北代表　対　U-18日本代表（仙台スタジアム）
16：00　U-18ブラジル代表　対　U-18クロアチア代表（仙台スタジアム）
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●練習の様子は「This week photo」でチェック！
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ブラジル戦の敗戦から一夜明け、リカバリーを兼ねたトレーニングが10：30から行われた。一昨日のクロアチア戦後のトレーニングとは違い、今日は全体練習を行った。全員でのランニングの後、スタメン組は円になってのボール回しやストレッチなど軽めのメニュー。サブメンバーだった吉田麻也（名古屋）、安田理大（Ｇ大阪ユース）、梅崎司（大分）、横谷繁（Ｇ大阪ユース）、松本怜（青森山田高）、河原和寿（新潟）の6人とキーパーは3対3でのミニゲームを行い、汗を流した。ここまでの数日とは違い30度を超える暑さのなか、90分と短い時間ながらみっちりと体を動かしていた。ブラジル戦後に山本がコメントしているように「まだ優勝の可能性は残っている」ため、気合いを入れ直していたという印象だ。

●吉田靖監督（U-18日本代表）の練習後コメント
「1戦目、2戦目と出てない選手にとっては日にちが開いたので、コンディション調整の意味で今日のトレーニングをした。昨日のゲームの反省は今日する。試合当日の夜にするよりも時間がたってからの方が有効。
明日の東北代表戦は難しい試合になると思う。去年は負けているわけだし。でも日本代表として、それはあり得ない。しっかりとしたゲームをしたい。しかし、テストしたい選手もいるのでちょっと選手起
用はここまでとは変わってくると思う。
（昨日、決定力の話に終始したが）最後の勝負を決めるか決めないかが厳しいゲームの勝敗を左右する
と思う。昨日は2-2になった後もチャンスはあるにもかかわらず決めきれなかった。それはやっぱり勝負弱さだと思う。最後は個人の力。落ち着き、経験だと思う。やはりＦＷ陣にはそれを求めていきたい。
あとはディフェンスの仕方。大きい相手に対して、離すと怖いので張り付きすぎてしまう。余裕をもって、高いところでと言ってもできない。くっついてしまったらポストプレーはやりやすくなってしまうから、その前にインターセプトを狙えと言ってもやっぱり相手の大きさが怖いみたいだ。チャレンジアンドカバーの役割をしっかりということ。それは指導者として言うことは簡単だけど、自分達で気付いてほしいと思う」

●ハーフナー　マイク選手（横浜ＦＭユース）の練習後コメント
「ここまで2戦を振り返ると、1試合目は相手も軽かったけど、2試合目は何も出来なかった。個人の力
、判断の速さとかが違ってポゼッションもされていた。ポストプレーということで言えば。体の使い方がちがうなと思った。ファーストタッチが重要。スペースで受けるのは自分はできると思うんだけど、後ろから来られた時など難しい。ブラジルの11番とかはファーストタッチ、手や体の使い方が違うなって思った。
自分はやっぱりセンタリングからヘディングが形だと思う。でもここまで決めるところで決められてい
ないから、次の試合は決められたらなと思う」

日本代表の練習が終わった後、午後の早い時間は隣のピッチで4チーム（日本代表、東北代表、クロアチア代表、ブラジル代表）対抗のスタッフによるサッカーが行われた。最終的に勝利したのはクロアチア代表。特にイワングルナ・クロアチア監督のテクニック、シュート力、判断力はさすがと思わせた。最後の記念撮影。こういった大会ならではの風景なのだろう。

さらにそのあとはブラジル代表、東北代表が練習を行う。相変わらずブラジル代表の練習は気合いが入っている。この日は一昨日のメニューより遊びの要素が強い。いくつかのグループに分かれてサッカーテニスを行った。監督と同じグループに入った選手たちの緊張感が面白い。そして、最後はPKと各々設定してのプレースキックの練習。個人の判断で、ディフェンスの位置、蹴る位置、助走の距離などを入念に確認している。これは日本の練習では見られないだけに興味深かった。サッカー王国の練習からは得るものが少なくない。そう思わされた。
明日は大会最終日。日本にも優勝の可能性は残る。対戦する東北代表とは同世代で国内勢同士。火花の散らし合いが面白いものになることに期待したい。

以上

2005.09.18 Reported by 了戒美子