9月24日（土）J2 第33節 京都 vs 札幌（14:00KICK OFF/西京極）
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第３クール最終戦、京都はホームに札幌を迎え撃つ。
第３クールのここまでの京都は４勝３敗３引き分けとなっている。しかし、ここ５試合は２勝３分けと負けなしできている。前節、前々節と無失点できていて、柱谷監督が前節に「気迫のこもった素晴らしいゲームになった」といった通り、京都の試合内容は良くなってきているのは事実。残り試合は今節を入れて１２だが、この札幌戦で内容を伴う勝利を挙げることができれば、一気に勝点を積み上げる可能性も秘めている。

対する札幌は、前節、福岡に敗れて３連敗とこちらは不安を残す状態で西京極に乗込んでくることになる。しかし、対京都となると札幌は１分１敗ながらも、１失点しかしていない。つまり、先取点をどちらが取るかで勝負の行方は大きく左右されることになろう。立ち上がりに流れをつかむ札幌としては、その時間帯に１点、これが勝利への条件となるかもしれない。

その札幌の攻撃の中心はトップ下の砂川。この砂川からサイドの岡田、和波の突破、そして、２トップの中山、デルリスとここからサイド、中央と柔軟に攻めたいところだ。京都がトップ下をボランチでケアすると今度は札幌のボランチにスペースができることになり、札幌は先手をとって試合を優位に進めたいところだろう。
京都としては、相手が３バックということで、サイドでは数的優位を作りやすく、早めに薄いサイドにボールを当ててそこから勝負に入りたいはずだ。京都の右サイドの先発は加藤が濃厚で、積極的な仕掛けからチャンスメイク、そしてシュートにと期待がかかる。

京都は、前々節６点と大量得点を取ってはいるが、もうあと１点とれれば、という試合もあり、パウリーニョ、アレモンのゴールに期待を寄せるサポーターも多いだろう。だが、札幌も３バックは堅く、簡単にはいかないはずだ。対する札幌は前節に清野がゴールを挙げているものの３連敗の間は１得点しか上げておらず、チャンスを確実に、そして、泥臭く得点を狙いにいくことが重要になってくる。

札幌は現在、順位が５位と３位山形と勝点４点差とまだまだチャンスが十分に残っているだけにこの試合は絶対に落とせない大事な試合。
京都はホームゲームで、ホームのサポーターには負けるところを見せるわけにはいかない。アウェーでの引き分けの嫌な流れを断ち切り、連勝して勝点を一気に積み重ねるためにも重要なポイントとなる試合になるだろう。

以上

2005.09.22 Reported by 武田賢宗