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【J1:第27節 F東京 vs 広島 プレビュー】F東京は最終ラインの構成がポイントに。広島の鋭い攻撃を封じ込めたい。(05.10.15)

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10月15日(土)J1 第27節 F東京 vs 広島(15:00KICK OFF/味スタ)
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前節の大宮戦は試合中に退場者を出しながらも勝利。18節から22節まで5試合連続失点を喫しながらも、それ以降前節までの4試合を無失点で乗り切り負けなし。状態は上向いているようにも思えるF東京だが、やるべき事はまだまだ多い。特に改善の余地があるのが守備の安定と引き替えに失った得点力だ。

 攻撃サッカーを標榜するF東京にあってここ4試合で2得点はあまりに寂しい数字。梶山陽平は「チャンスはあるんですが決めきれてないですね」と悔しがる。今野泰幸にもその点を聞いてみたが「チャンスがあっても入らなければ意味がない。逆に泥臭くても1点は1点なのでとにかく結果にこだわりたいですね」と述べていた。だからこそ「守備の安定した今は攻撃に力点を置いています」という。

 力点を置いたという攻撃において、最大の注目点は戸田光洋に代わって先発が濃厚な阿部吉朗の働き。

「ルーカスとのコンビは役割がはっきりしている。いつも通りのプレーができればいいと思う。積極的にゴールを狙っていこうと思います」(阿部)

 そんな阿部にとっては代役出場のこのチャンスは、スタメン定着の可能性を秘めた大きな機会でもある。原博実監督は阿部について「どこかで最初から起用しようと思っていた。左サイドに限定するのではなく、ある程度自由にやらせようと思っている」と期待を寄せている。

 攻撃面ばかり言及したが、気になるのが実は安定感が増してきた守備の部分。日本代表欧州遠征から帰国の土肥洋一、茂庭照幸についてはコンディション面での懸念がある。「TVで見る限り茂庭のコンディションは良さそうだったが、2試合やって帰ってきてどうなのか、という心配がある。そこは帰ってきてから考えたい」と原監督。茂庭が万全でない場合は、藤山竜仁がその穴を埋めることになりそう。

 また右足首を痛めていた加地亮が新たに左足太ももに違和感を訴えており「札幌のイバンチェビッチ監督の頃にやったくらいで、東京に来てからは初めてです」という今野の右サイドバックでの起用の可能性が膨らんでいる。最終的な判断は前日の加地のコンディション次第だとの事だが、試合当日のスタメンがどうなるのか注目だ。

 ちなみにその今野は左サイドバックの方がやりやすいとのことだが、ここにはケガで戦線を離脱していた金沢浄が入りそう。痛めた右足にはまだ大きなサポーターを巻いているような状態だが、その金沢の起用の理由について原監督は「本当はサテライトで90分間やらせてから試したいんですが、DFラインが厳しい状態なので」と述べている。

「期待されていることを感じてうれしいですが、まずは攻撃よりは守備のバランスを重視したいです」とは右サイドバックでプレーした後の今野。フォーメーション練習では鋭い攻め上がりを見せていたが、実戦でどれだけその場面が見られるのか、試合の行方を左右するポイントとなりそう。

 ところで対戦相手の広島だが、F東京とは違ってここ4試合で1勝3敗と調子を落とし気味の状況。優勝争いからは大きく後退しており、巻き返しも難しい状態だ。そんな中にあって光明を見いだすとすればここ9試合連続で得点中という得点力。原監督が気にしていた佐藤寿人とカウンター、そしてバラエティ豊かなセットプレーでF東京ゴールを襲う場面がどれだけ出てくるのかに注目したい。厳しさを増しているとはいえ優勝の可能性は潰えてはいない。小野剛監督にモチベートされた選手たちがどのような戦いを挑んでくるのか、楽しみにしたい。

以上

2005.10.14 Reported by 江藤高志
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