10月30日(日)J2 第38節 鳥栖 vs 甲府(14:00KICK OFF/鳥栖)
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J1自動昇格の一つのシートは京都に決まった。もう一つには、福岡が頭一つ抜け出している。残った昇格枠をかけた入れ替え戦進出のたった一つの権利をかけた3位争いが混戦模様だ。その主役を演じているのが、甲府と仙台。勝ち点差2で山形と札幌が追う。この4チームに離されまいと鳥栖が追う。
「可能性がある限り、上位を狙う」(GKシュナイダー潤之介/鳥栖)気持ちは、どの選手も同じだろう。この『勝ちたい』と言う気持ちが、前節の福岡戦では空回りをしてしまった鳥栖。気を付けていたにもかかわらず、前半20分までに3失点を喫し、終わってみれば1-4と完敗であった。「技術がない分は、運動量でカバーしないといけない」(岸野ヘッドコーチ/鳥栖)と分っていても、いいようにあしらわれてしまった。先制点を取られてしまい、焦りがミスとなって思うような展開を図れなかった結果である。
対する甲府は、7試合ぶりにバレーが復帰すると攻撃にリズムが生まれ、5得点と徳島に突き射る隙を与えなかった。「点差をつけて勝ち、失点はしなかった(中略)1対1でプレーさせないことができていた。今後に向けて明るい材料になると思う」と大木監督を満足させた。確かに徳島の攻撃の無策さに助けられた面もあるが、甲府の攻撃力を見せ付けた試合でもあった。
気持ちを切り替えて臨みたい鳥栖と良い形をそのままに臨みたい甲府。今節の対戦にあたり、昇格枠をかけて選手たちのモチベーションは否が応でも高まってくる。
その中で鳥栖は、前節左DFの立石が負傷し、怪我人の多いDF陣の枚数が足りない事態に陥った。しかしながら、松本監督は「誰が出ても実力差はない」と強気の一面を見せる。「甲府の攻撃力は分析済み」(同)と甲府3トップを押さえ込む練習を繰り返していた。
前節の良い形そのままに乗り込んでくると予想される甲府。バレーを中心に長谷川と石原が脇を固める。藤田と倉貫が常に好機を狙っている。3トップ下の3MFが自由に動き、前線にボールを供給する。4枚のDFはフィールド全体を押し上げる。セットプレーからの高さも備えている。前節では、その良い所がすべて出された。ベンチスタートが予想される須藤も決して3トップに引けをとらない動きを見せている。
迎え撃つ鳥栖は、鈴木をワントップにして中盤を厚くして甲府を迎え撃つ。ボランチには1対1に強さを見せる井手口と展開力のある高林が入る。高めの位置には濱田が入り好機をうかがう。センターラインが強い甲府に対し、中盤に人数をかけて攻撃の芽を摘んで得意のサイド攻撃を狙う作戦で臨んでくるものと思われる。
「運動量を生かしてペースをつかみ、サイドチェンジを繰り返しながら試合をコントロールして行く」(MF高林)ことが出来れば、鳥栖も昇格争いに名前を残す事が出来そうだ。
今年の入場者数は、昨年の3倍ほどになっている鳥栖スタジアム。大幅な観客動員数の増加は、地域のバックアップの賜物でもある。この大きな声援は『可能性』を『現実』にするまで続く。向寒の鳥栖に熱い想いが吹き荒れる。
以上
2005.10.28 Reported byサカクラ ゲン
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第38節 鳥栖 vs 甲府 プレビュー】前節が両極端な結果となった鳥栖と甲府。J1昇格の可能性をかけて、確実に勝点を積み上げたい両チームの戦い。(05.10.30)
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