10月29日(土) 2005 J1リーグ戦 第29節
名古屋 1 - 2 清水 (15:34/豊田ス/13,826人)
得点者:'8 青山直晃(清水)、'36 マルキーニョス(清水)、'66 角田誠(名古屋)
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「これ以上負けられない」名古屋と清水の対戦。試合前からサポーターの応援にも熱がこもっていた。特にホーム名古屋のサポーターは「俺たちの声で選手の闘争心に火をつけろ!」「自分達を信じて強いハートでゴールを奪い、勝利を掴み獲れ!」の横断幕を掲げ、勝利への熱い思いを選手にぶつけた。
両チームとも完璧なスタメンではなかった。名古屋はリベロの秋田が警告累積、清水もセンターバックの斉藤が警告累積、さらにボランチの伊東が前節でケガという、ベテランを欠いた布陣を強いられた。特に清水は深刻だった。「他に選手がいなかった」(長谷川監督)ために、ルーキー青山選手をスタメンに起用せざるを得なかった。しかし、結果的にこれが勝利への序曲をつくるきっかけを生んだのだが…。
立ち上がり、名古屋ペースで試合が進んでいくかに見えた。ところが、8分「集中が切れたところの隙をつかれてしまった」(中田監督)名古屋は、自陣ゴール前でクリアしたこぼれ玉を拾われ、先制を許してしまう。このゴールが、初先発のルーキー・青山選手のヘディングだった。「うれしい誤算」と、試合後の記者会見で長谷川監督が賛辞を贈ったのも当然だろう。ここから清水が流れを引き寄せ、サイドを効果的に使って、前へとボールを運んでいく。それに反応して前戦の選手が裏に抜ける、あるいは追い越す動きでラストパスを受け取る。常に動いてゴールを狙う清水の攻撃に、名古屋は幾度もピンチに見舞われ、我慢の時間帯が続く。
そして36分。右の市川選手からの浮き球のパスを、左にいたマルキーニョス選手がシュート。これがゴールネットを揺らし、追加点を挙げた清水。ここでガックリうなだれなかったのは、名古屋が成長を見せたポイントだろう。前半のうちに少しでもビハインドを縮めようと、積極的にボールを奪いに行き、シュートまで持ち込んでいく。前半終了間際から、徐々にゴールの臭いを感じさせていく名古屋。しかし、2−0のまま前半を折り返す。
後半に入ると、立ち上がりこそ清水がチャンスを作るが、前半終了間際の勢いを名古屋は忘れていなかった。ハーフタイムで一層落ち着きを取り戻した守備で、清水に決定的な仕事をさせず、高い位置でボールを奪ってゴールへと迫っていく。それでも最後のフィニッシュが決まらない。そんな中、先にベンチが動いたのは名古屋だった。守備で献身的な働きをしていた安選手に代え「攻撃的なパスワークを期待して」(中田監督)本田選手を投入。その数分後、コーナーキックからこぼれて混戦になり、そこでルーズボールを拾った角田がシュート。これがゴールとなり、名古屋がやっと1点を返した。
その後も名古屋は積極的にボールを奪い、チャンスも多く作り出す。しかし、清水もこのまま終わるつもりはなかった。スキを突いてボールを奪うと、スピーディーにゴールまで迫っていく。それを名古屋は必死にくい止めた。攻撃の芽を摘まれ始めた名古屋は、最後の攻撃の切り札として杉本選手を下げ、中山選手を投入。中村選手を左サイドにポジションチェンジして、中山・豊田・藤田選手のトライアングルで最後の反撃に出る。ゴールまであと一歩の名古屋だが、中村選手の決定的なシュートが外れるなど、寸でのところでゴールが割れない。逆に焦りからかパスミスが出る場面も。それでも諦めず果敢にゴールに迫った名古屋だったが、清水の粘り強い守備に得点を重ねることができなかった。
「負けられない」戦いの軍配は清水に挙がった。降格争いの渦中という危機を、またしても若い力が救った清水。前節の勝ち点1を今節の勝ち点3へとしっかりつなげ、上昇気流に乗り始めたと言っていいだろう。しかし、負けはしたものの、名古屋にも一筋の光が見えた。ゴールを狙う気迫、ボールを奪いに行く気迫は、ここ数試合で一番のものだったし、パフォーマンスも今までで一番の出来だった。あとは結果だけだ。あと5試合。勝敗は分かれたものの両チームとも、まだまだ「負けられない」戦いは続く。
以上
2005.10.29 Reported by 茂木美佐子
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第29節 名古屋 vs 清水 レポート】清水が前半2点で5試合ぶりの勝利。名古屋はチャンスを決めきれず、痛い3連敗。(05.10.29)
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