10月29日(土) 2005 J1リーグ戦 第29節
磐田 1 - 3 広島 (15:34/ヤマハ/10,654人)
得点者:'37 大木勉(広島)、'54 ガウボン(広島)、'58 佐藤寿人(広島)、'87 中山雅史(磐田)
----------
シュート数は、磐田が23本、広島が15本。ボールポゼッションでもトータルではおそらく磐田が上回っていただろうが、3−1で広島の勝利という結果は、多くの人が妥当なものだと感じたことだろう。ホームの磐田は、福西と前田がまだケガから復帰できず、今日は名波と服部のボランチ、西とカレンの2トップという形で、トップ下には成岡が入った。また、DFラインでは鈴木が万全ではなくベンチスタート。対する広島は、あえて磐田とがっぷり四つに組む3−5−2のシステムに変えて、強気の勝負を挑んだ。
午前中から降り続いていた雨も試合前にはほぼ止んで、少しピッチが水を含んだ状態でキックオフ。これは、ボールがよく走るという意味で磐田にとってはやりやすいコンディションで、スロースタート気味だった最近の試合と比べると、立ち上がりから良いリズムが見られた。4分には、左サイドでテンポ良くパスをつないでカレンのシュートに結びつけるなど、先制パンチを放ったのは磐田。しかし、広島も集中力の高い立ち上がりを見せ、ボールへの早いプレッシャーで対抗。勝負のカギとなる両アウトサイドも、強気に前に出て小野監督の期待に応える。どちらも攻守ともに持ち味を出して、序盤から質の高い一進一退の攻防となった。
そして、お互いに何度かチャンスを作りながら試合が進んだが、守備のほつれもなく、前半は0−0のまま終わりそうなムードが漂い始めた37分、意外にあっさりと先制ゴールが生まれた。広島のボランチ、ベットがドリブルで中盤を突破し、左サイドに出して佐藤寿が折り返すと、そのまま上がったベットが頭で落とし、大木が右足できれいに決めて広島が先制。磐田の側から見れば、中央の突破から横に揺さぶられたDF陣が、ボールウォッチャーになってゴール前でのマークを甘くしてしまった結果だが、広島としては「相手はサイドからのボールに対するマーキングが甘い」(佐藤寿)という分析を生かした、狙い通りのゴールだった。
後半は、磐田の司令塔・名波の膝の状態が思わしくなく、山本監督は名波に代えて中山を投入。これで西がトップ下に、成岡がボランチにひとつずつ下がったが、「ゲームコントロールを失って、リズムが作れなくなってしまった」(山本監督)。選手たちの気持ちは入っていて、勢いはあるものの、落ち着かせるところは落ち着かせるという余裕がなく、逆にミスが目立ってしまう。
広島のほうはそのミスに乗じてスペースを狙って攻め、9分には森崎和のスルーパスからガウボンがゴール前に抜け出し、ボールを浮かせてGK川口を抜いて2点目をゲット。13分にも、右コーナーキックからいったんショートで変化をつけてから森崎和がクロスを入れると、佐藤寿がフリーでヘッドして3点目。どちらのゴールも「あっさり」という印象で、広島が3点をリードした。
こうなると、攻めるしかなくなった磐田が必死の攻勢に出るが、広島の守備の集中力はまったく衰えない。全員のボールに対する反応や寄せが非常に早く、磐田の選手をすぐに2人3人で囲んで自由にさせない。それでも磐田がシュートまで持っていけば、誰かがかならずその前に飛びこんでブロックし、磐田のシュートがなかなかゴールまで届かない。
磐田は、42分に広島の唯一の大きなミスをついて中山がようやく1点を返し、残り時間は怒濤の攻撃を展開。その中で、中山が2回大きなチャンスをつかんだが決めきれず、終了間際にも田中の決定的なヘディングがあったが、これも広島が身体を張って守り抜き、結局3−1のままタイムアップ。
「こういうときに(優勝の可能性が遠ざかった状況で)どれだけ強い気持ちで試合に臨めるか、チームとして高いモチベーションを持てるか。それを自分たちで作り出していかなければ、チームの成長はない」と小野監督が選手たちに語りかけて試合に臨んだ広島は、選手たちがピッチ上でしっかりと答えを出して、「本当に大きな意味を持つ勝利」(小野監督)をつかんだ。それに対して、攻守ともにゴール前の勝負どころでピリッとしなかった磐田。その明暗が、そのままスコアにも表われたゲームだった。
以上
2005.10.29 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第29節 磐田 vs 広島 レポート】最後までピリッとしなかった磐田。広島がアウェイで大きな意味を持つ勝ち点3を得る(05.10.29)
- JリーグGW招待キャンペーン
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 明治安田のJ活
- QuizKnockとJリーグがコラボレーション!
- スタグルフェス
- ベイブレードコラボ
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ フライデーナイトJリーグ
- 2025 移籍情報
- 2026 月間表彰
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- JLEAGUE UNDER14 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















