今日の試合速報

AFC
AFC

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第29節 横浜FM vs 東京V レポート】安堵の横浜FM、中澤の技ありヘッドで安全圏へ。東京V、後半のチャンスを生かせず(05.10.30)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10月29日(土) 2005 J1リーグ戦 第29節
横浜FM 1 - 0 東京V (15:30/国立/19,377人)
得点者:'82 中澤佑二(横浜FM)
----------

タイムアップのホイッスルの瞬間、自発的なキャプテンマークをつけた松田がGK榎本達とハイタッチ。笑顔がこぼれる。そのほかの選手たちも、かわるがわるに抱き合い、勝利を噛み締める。フィールドに流れた安堵の空気は、サポーター、チーム関係者にも伝導する。J2降格への危機感に直面してはいなくても、その可能性から脱却したことの安心感が舞台裏で見られた。
 
両チームのオーダーには変化が見られた。東京Vは相馬、戸田の出場停止の影響での組み替えだが、横浜FMのは状況打開への意図を反映させたもの。まだ完全なコンディションではない久保を入れ、ボランチを上野と奥のコンビとし、トップ下には山瀬功。

前半、横浜FMはボール回しにスピード感がある。まず開始直後に田中隼のクロスを受けた久保が、右足でオープニングシュートを放った。そして12分には、奥のショートパスを受けた久保が至近距離からシュート。これは相手ディフェンスに詰められた。さらに、このプレーでつかんだ右CK。奥のキックを正面で待っていたのは中澤、ヘッドでジャストミートすると、ライナーは惜しくもクロスバーを直撃して跳ね返った。ワシントン対策もできており、基本的に中澤がマーク、厳しいマーキングで自由にやらせない。前半のシュート数7-2という数字にも優劣が表れている。

ただ決定的なチャンスを逃せば、流れが変わるのは勝負の常。そのあたりは岡田監督も十分承知しており、「ハーフタイムで、後半に必ず苦しい時間帯が来る。そこをしのげるかどうかに、この試合の勝負がかかっている」と選手に言い聞かせていた。
 
後半の開始直後、ドゥトラのクロスに田中隼が飛び込むが、あと一歩届かずとチャンスをゴールに結び付けられなかった横浜FMは、50分を過ぎたあたりから足が止まり始め、セカンドボールを拾えなくなってくる。そして57分に決定的なピンチを迎えた。東京Vの左からのコーナーキック、セカンドボールをワシントンがリーチを利かせてキープしてふわりとシュート。これがバーに当たって跳ね返ったところを詰めたのは山田。ヘッドで狙ったがクロスバーを越えた。

ここを何とか乗り越えると、再び横浜FMが中盤で優位に立つ。63分にはフリーキックから久保がヘッド。その1分後にも坂田がジャンプしてヘッドで叩きつけた。その後、攻めあぐみの感が出てきた横浜FM。ベンチは二枚替えで勝負に出た。そして82分、横浜FMの勝利をもたらしたのは頼れる男の巧みなワザだった。右からのフリーキック、ドゥトラのボールを中澤がニアに少し動いてジャンプ。空中で巧く身体をひねってワンタッチ。左に流し込む。先制された東京Vは選手交代を重ね、懸命にオフェンスを仕掛けるも効果的な崩しはできず、そのまま試合終了となった。

J1残留ラインといわれる勝点37に届いた横浜FMに対して、苦しい茨の道が続く東京V。淡々としていたバドン監督の記者会見のトーンが気にかかる。選手の表情ににじんでいた落胆。タイで折り返して訪れた勝機をものにできなかった悔しさを、闘志に変換できるような強いメンタルを、残り5ゲームで示せるだろうか。

以上

2005.10.30 Reported by 池田博人(インサイド)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2026/04/23(木) 00:00 ハイライト:G大阪vs福岡【明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド WESTグループ 第17節】