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【第85回天皇杯4回戦:F東京vs福岡 レポート】地力の差を見せ付けたF東京。福岡の挑戦を退ける。(05.11.03)

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11月3日(木・祝) 第85回天皇杯 4回戦
F東京 2-0 福 岡(13:00/味スタ/7,346人)
得点者:52' 阿部 吉朗(F東京)、57' 鈴木 規郎(F東京)
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 ゴール裏を埋め尽くしたサポーターの野太い声に押されてピッチに姿を現したイレブンは、先週のG大阪との戦いで勝ち名乗りを挙げた11人。天皇杯初戦の相手はJ2の福岡だが、現時点でのベストメンバーでの登場はF東京の天皇杯にかける意気込みを表すものだ。リーグ戦では思いもよらぬ不振に陥りタイトルに手が届かなくなった今シーズンにおいて、残されたチャンスは天皇杯のみ。自分たちの力を示すためにも、是が非でも勝ち抜く構えを見せる。

 対する福岡は、リーグ戦とは大幅にメンバーを入れ替えて天皇杯4回戦に臨む。先週末の試合から数えて1週間で3試合を行うというスケジュールは、すでに38試合を消化した体に重くのしかかる。そんな状況の中、フィジカルコンディション、怪我からの回復具合を優先させて選んだ11人だ。サテライトのメンバーも含めて、日本人選手に力の差がないのが福岡の特徴。「十分に手応えのあるチーム」(松田監督・福岡)は、J1チーム相手にジャイアント・キリングを狙う。

 立ち上がりから主導権を握って試合を進めるのはF東京。ルーカスが前線で起点を作り、左からは鈴木、右からは阿部が前へ飛び出す、いつものサッカーで福岡を押し込んでいく。トップ下の馬場を中心に、ルーカス、阿部、梶山らが盛んにポジションチェンジをしながらボールをつなぎ、チャンスと見るや、後方から押し上げて分厚い攻撃を仕掛けるのも、いつもの通り。最終ラインでは、茂庭とジャーンが堅牢な守備を見せる。

 しかし、福岡もアグレッシブな姿勢を崩さない。F東京の攻撃にひるまず高い位置からボールを追い、ピンチの場面では体を張ってボールを跳ね返した。「向こうの選手がモチベーション高く、フレッシュに動いて来るぞと選手には話したが、その通りの前半だった」(原博実監督 / F東京)。その言葉どおり、前半は福岡の頑張りが目に付く展開。いくつものピンチに見舞われながらも、F東京に得点を与えず、前半を0-0で折り返した。

 格上のチームにとって、トーナメント戦の初戦は難しいもの。そんな雰囲気がスタジアムを包む。しかし、F東京は慌てなかった。「丁寧に外から崩していけば必ずチャンスはある」という原監督の指示を受けて、左ウイングの鈴木にボールを集めて、徹底してサイドからの攻撃を仕掛ける。そして52分、その展開からゴールを奪った。茂庭のインターセプトから左サイドへ。スピードに乗った鈴木がサイドを駆け上がって絶妙なクロスを入れると、飛び込んできた阿部が頭で合わせてゴールネットを揺らした。

 ここからはF東京の一方的な展開。球際の強さ、判断の速さ、ボールを確実にコントロールする技術の高さ。随所に福岡との差が露になっていく。そして57分には、鈴木のFKが壁に当たって、そのままゴールマウスに吸い込まれるラッキーなゴールで追加点を挙げると、その後も手を緩めずに福岡を押し込み、危なげなく5回戦進出を決めた。「失点してからは、相手のボール回しが上手いというか、取りに行っても取れなくて、思うようにやられた」(山形辰徳)。最後まで粘りを見せた福岡も力の差を認めざるを得なかった。

 難しくなりかけた試合を、落ち着いて捌いて順当勝ちを収めたF東京。先週、G大阪を破り、リーグ戦で7戦負けなしという勢いは、どうやら本物と見ていいようだ。ここまで我慢を続けてきたチームとサポーターだが、なにやら快進撃の予感を漂わせてきた。

以上

2005.11.03 Reported by 中倉一志
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