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【J2:第40節 水戸 vs 甲府 レポート】水戸完勝で甲府に勝ち越し。甲府はよもやの敗戦で4位へ。(05.11.13)

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11月13日(日) 2005 J2リーグ戦 第40節
水戸 3 - 0 甲府 (14:04/笠松/3,106人)
得点者:'20 大和田真史(水戸)、'44 秦賢二(水戸)、'64 吉本岳史(水戸)
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3-0、水戸の勝利。結果だけ見れば、一方的な水戸のゲームだった。セットプレーからの先制点、甲府が10人になってからの追加点。そして後半、甲府GK阿部の退場。水戸は何のリスクを冒すことなく、勝点3を手中にした。「連戦の疲れはほぼないし、負けた要因ではない(甲府・大木監督)」とコメントがあったが果たしてそうだっただろうか。天皇杯でのあの激闘は、フィジカル、メンタル両面でかなりのダメージを与えていたに違いない。今日の甲府は些細ではあるが噛み合わないところが目立ち、イージーなミスも頻発、水戸のプレスを助長してしまっているように見えた。いわゆる『自滅』だ。水戸は「甲府の中盤3枚を自由にさせない(水戸・前田監督)」という4-4-1-1の布陣。運動量豊富な秦をトップ下に置くことでプレスをかけてきたが、戦術で勝ったというよりも、甲府の連携の歪みとミスが、モロに結果に反映してしまったという感じだ。

前半の入り方は、どちらかというと甲府のペース。3トップが流動的に動き、FWの1人が水戸ディフェンスをつれて引いたスペースに、2列目3列目のプレーヤーが長い距離を走りこんでチャンスを作るという、いつもながらのダイナミックな展開だ。大和田が、須田が、そして深津が甲府FWをケアするばかり、本来のラインを形成できない。バレーは相変わらずの強さだし、いつやられるのかという雰囲気さえ漂った。

だが前述の通り、少しずつではあるが、パスのコース、強さ、フォローアップなどで微妙な狂いが出るため、そして頻発したミスのためにリズムをつかめない。そして前半20分、水戸は左サイドからのCK崩れのボールを永井が同サイドからクロス。前に残っていた深津が潰れた背後に大和田が回り込み、値千金の先制点を決めた。しかしながら、甲府の攻勢はおさまらなかった。35分までは一方的に甲府の時間。リズムに乗れないながらも、水戸ゴールに襲いかかる。25分、30分、35分とチャンスを演出。とりわけ、35分のチャンス、カウンターから藤田が水戸のGK本間と1対1になったシーンは決定的だった。逆に言えば、本間の超人的なファインセーブ(普通一度前に出た後、下がりながらの対応は人間には無理だと思う)が、このゲームのターニングポイントとなった。42分、ドリブルで突っかけるファビオに秋本が後ろからファウル。この日2枚目の警告で退場処分となった。2分後にはファビオのドリブルを止められず、えぐったところからのマイナスボールを秦が難なく決め2-0。勝負あったという感じは否めなかった。

後半の3失点目は、藤田のパスミスから。関の単独のドリブルにGK阿部がペナルティエリア内で得点機会阻止のファウルで一発退場。PKを吉本が決め3-0になった上に、甲府は9人での戦いを余儀なくされた。この藤田のプレーが、今日の甲府を象徴している。ミスからの自滅。甲府は9人になってからも何度か攻め寄る場面はあったが、人海戦術で守りきる水戸のゴールをこじ開けることはできなかった。水戸は、相手が9人になってからは何のリスクも負わず。ゴールシーンも無く見ていてつまらなかったが、とにかくホームで意地の勝点3をあげた。

前回の笠松での対戦(水戸1-0甲府:第22節)もそうだったが、甲府は笠松との相性が悪いのか、らしいゲームを見せることができない。あれほどの攻撃力を持ちながら無得点。そして先制され、落ち着きとリズムを失い自滅してしまう。先の見通しが利かなくなりそうな、絶望的なゲーム内容だ。しかしそんな中、甲府サポーターの歌声は、水戸のそれをはるかに上回り、試合終了後も温かく選手を迎え入れるものだった。選手一人ひとりの名前をコールし、次に向かって鼓舞していく。「何かを成し遂げようとするときには、必ずこういう苦しみがある(甲府・大木監督)」。その苦しみに正面から挑んでいくチームとサポーターとの一体感を見て、正直感動し、羨望のようなものを感じる一戦だった。

以上

2005.11.13 Reported by 堀高介
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