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【J2:第40節 山形 vs 徳島 レポート】守備の脆さを修正した徳島が3−1と快勝。山形は4連敗で3位争いからさらに後退(05.11.13)

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11月13日(日) 2005 J2リーグ戦 第40節
山形 1 - 3 徳島 (14:00/山形県/3,517人)
得点者:'22 小山拓土(徳島)、'40 林晃平(山形)、'44 谷池洋平(徳島)、'51 伊藤彰(徳島)
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 試合開始わずか十数秒、センターサークル付近の大きなスペースにこぼれたボールを、山形の大塚が追いつくなり大きく前方へ蹴り出した。大きな弧を描いたボールは急いで戻ったGK島津の手の上、バーをわずかに越えていった。積極的にシュートを打つことが、この試合で山形の課題のひとつだった。

 その3分後、SB内山が前方に大きく蹴り出すと、CB小原が両手を大きく広げて「上げろ! アップ!」と大きな声を響かせた。ここ数試合、ラインの下げ過ぎが失点につながったことから、簡単にラインを下げることはするまいとの強い決意が表れていた。

 山形のエンジンの仕上がりは上々だった。しかし、そのエネルギーを伝達するトランスミッションの不具合が、時間の経過とともに見つかり始める。

 山形のコーナーキックからのシュートを島津がキャッチした後の前半22分。まだ陣形のそろわない山形陣内のスペースに向かって、谷奥から大きな縦のボールが飛ぶ。今節で出場停止の羽地に代わりターゲット役をこなしていた小林が中央やや左サイドでマークをかわしながら、右に見える2トップの相方・小山にパスを送る。小山の右足を離れたボールはその直後、ゴールネットを揺らした。

 再びギアを上げざるを得なくなった山形は、40分にフリーキックから、チームの3試合ぶりとなる林の得点で同点とするが、前半ロスタイム、片岡の約40メートルの長いフリーキックに合わせた谷池がヘディング弾を叩き込み、徳島が1点リードで前半を終了した。

 徳島のプレスはそれほどきつくはなく、山形は中盤のスペースに基点を置くことが比較的容易にできていた。しかし、出し手と受け手の意思の疎通の問題からパスのつながりがぎこちなく、ようやくゴール前まで運ぶと今度はシュートの精度を欠いた。なかなか得点につながらないことと、相手にリードを許しているという状況が、山形に『攻めなければ』という焦りをもたらし、徳島3点目の下地となった。

 後半6分、伊藤が一旦小林に当てたボールをライン裏のスペースでキャッチ。マーカーが完全に置き去りにされるのを見た桜井が我慢しきれず前に出てきたところで、タイミングよくループシュートを見舞った。

 昇格争いから離されないために勝つしかない山形は、この時点であと3点が必要という状況になった。リスクを冒して前掛かりに攻め込む山形に、徳島のカウンターと、さらに大きな不幸が襲う。
 後半22分、縦パスで小林が完全に抜け出す。桜井がペナルティーエリアを大きく飛び出しスライディングしたが、これで小林が倒れ一発レッド。10人になった山形は、ヘディングの強い外池を前線に投入するなど逆転の糸口を模索したが、引いて守る徳島を崩せないまま試合が終了した。

 中盤の秋葉が今節から2試合の出場停止で、ボランチに入ったのは、本来はディフェンダーの挽地と、8月の移籍後これが5試合目となる岡本。この22歳と21歳の若いコンビを周りが声でバックアップした。ここ5試合で19失点していたが、「受け渡しはできたと思います。後ろが指示を出してくれたのでやりやすかったです」(挽地)という密な連携と、「一人ひとりがファイトをしてくれた。局面のところ、1対1のところで相手と勝負して、気持ちでもプレーでもある程度負けない結果が出せた」(田中監督)というメンタル面の強さが、1失点に抑える大きな要因となった。

 昇格の可能性がまだ消えていないとは言え、山形は4連敗と大ブレーキ。「集中力はかなり高いと思うが、それがうまく結果として出ていないので、焦りとか、いつもはできることがうまくできないとか、そういうところにつながっているんだと思います」(鈴木監督)という、抜け出せそうで抜け出せないデフレスパイラルの中に迷い込んでいる。これで自動昇格の芽が完全に消え、残り4試合で3位仙台にも勝ち点9差。後がなくなった中で、勝ちたい気持ちをプレーで表現するためのマニュアルと冷静さが、今こそ求められている。

以上

2005.11.13 Reported by 佐藤円
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