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【J1:第31節 横浜FM vs 広島 プレビュー】シーズン終盤に示す、岡田監督の本領。広島は佐藤・前田のスピードが堅固な壁に挑む(05.11.20)

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11月20日(日)J1 第31節 横浜FM vs 広島(14:00KICK OFF/日産ス)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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実質的には、その前の東京V戦で窮地からの脱却に成功していたのだが、前節の清水戦で、ようやくJ1残留が決定した横浜FM。選手たちに『まさか』という不安はなかったが、この連勝で、ようやくチームが上向きになったのはたしかだ。清水戦の内容は、良くなかった。というより悪かった。清水の出足やサイドの連動に、横浜FMは珍しくパスミスが目立っていた。それでも、こういうゲームでゴールが生まれてかったことは大きい。ディフェンスとGK交錯しながら際どく足を出してインするなんて、なんともグラウらしいではないか。まして、そのパスを折り返したのは「久保はゴールを決めるだけでなく、ゴールシーンを生み出す貢献の方も大きい」と岡田監督がいつも話している、ドラゴンのアシスト。こういう勝ちを拾っていく、勝点3に結びつけていくのが、昨シーズン、一昨シーズンの横浜FMのタイトルへのプロセスだった。

この広島戦も、攻撃の中心は久保。コーナーキックでのヘディングでのファーストクリア、相手のビルドアップ時のプレスなどディフェンス面の頑張りもあるが、やはり見たいのはシュート。ファンの視線を引き付けるパフォーマンスができれば当然、相手ディフェンダーの注意も集中する。そうすれば坂田、グラウなどがスキを突く確率も増えるはずだ。また大島とのツインタワーなら、果たして機能するのかも興味がわく。

マンツーマンではないので、ゲームを通してのマッチアップではないものの、久保に対峙する小村の意地も見物だ。選手が古巣とやるとき、因縁とかのどろどろした理由ではなく、素直にハートの温度がいくぶんあがるもの。36歳のベテランにしてレギュラーを張り続ける硬骨漢は、ゲームで最初の当たりを強めにすることで優位に立とうとするだろう。最初の空中戦での二人の勝負は目が離せない。

広島は、今シーズンは途中まで優勝争いに絡むなど、非常に健闘してきた。やはりしっかりコンセプトを浸透させ、若手の成長に注力してきたチームは順調に実力が加わってきているということなのだろう。ここ10試合は2勝3分5敗とペースダウンしているが、ここでブレたりはしないはず。ポイントは横浜FMの最終ラインを、どう撹乱するか。トップの佐藤のスピードと切れ味に期待がかかる。そして前田。ここでラインのバランスを崩せば、得点のチャンスは広がる。前回の対戦でも、前田のドリブルは効果的だった。ただ、あの試合にはACL山東戦を控えて松田が温存されていた。今度はフルメンバー、若いチャレンジが、リーグ屈指のディフェンスラインにどれだけ通じるのか、楽しみだ。

優勝もなく、残留争いからも逃れ−。こういうときのモチベーションは難しい。逆に、だからこそ、チームのメンタル・コントロールが重要。監督の手腕が問われる、格好の舞台といえる。岡田監督は、シーズン当初から状況に関係なく『ひたむきに、最後まであきらめないサッカー』を掲げて戦ってきた、こういう時期こそ、それがどれだけ発揮できるかだ。一方の小野監督も、精神的な強さと一貫性を備えた指導者。こういう両監督のチームが目の前の勝利にこだわらないはずがない。「勝点を、ひとつでも多く積み上げてやる!」。そんなプロのハートを、スタジアムのファンにアピールしてほしい。

以上

2005.11.18 Reported by 池田博人(インサイド)



【今節の予想スタメン】

●横浜FM:システム/3-5-2
GK 榎本哲
DF 中澤・松田・河合
MF 田中隼・マグロン・上野・ドゥトラ・山瀬功
FW 久保・グラウ

※マグロンと上野のダブルボランチ

●広島:システム/4-4-2
GK 佐藤昭
DF 駒野・西河・小村・服部
MF 森崎和・茂原・李・大木
FW ガウボン・佐藤寿

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