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【J2:第42節 仙台 vs 水戸 レポート】ミス多く苦しんだ前半を乗り越え、見事な後半。仙台が難敵『アウェイの水戸』相手に、大量得点で勝ち点3(05.11.23)

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11月23日(水) 2005 J2リーグ戦 第42節
仙台 3 - 0 水戸 (13:04/仙台/17,061人)
得点者:'38 シルビーニョ(仙台)、'63 バロン(仙台)、'84 大柴克友(仙台)
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 勝ち点3を求められた仙台を相手に、水戸はどのような戦いを仕掛けてくるか。これは試合の滑り出しにおける重要なポイントだったが、守備優先の基本方針には変わりがなかった。

 だが、守備において、最初にボールに仕掛ける地点が、この日の水戸は普段よりも若干高かった。4−4−1−1の基本陣形は崩さないものの、自陣深い位置ではなく、ハーフウェーライン付近から積極的に仙台にプレッシャーをかける。

 この水戸のプレッシャー、そしてそこに、ひょっとしたら昇格の重圧という内なるプレッシャーも相まってか、仙台はビルドアップの段階でミスを連発する。開始8分に、梁からのロングパスを受けたシュウェンクが吉瀬を突破し、グラウンダーのセンタリング。中にバロン、シルビーニョ、そして梁が次々と詰めていくといった場面があったように、チャンスが皆無というわけではなかったが、それと同等程度のチャンスを、仙台は水戸に対してミスから献上していた。14分には最終ライン付近での不味い奪われ方から、ファビオが仙台の両CBの間を抜け、フリーでゴールに迫る場面も。必至に戻った千葉のスライディングで難を逃れたが、以降も仙台はしばらく、落ち着かない試合運びを続けてしまう。

 しかしその流れを大柴が変えた。中盤で漂うような動きを見せながら大柴が積極的にボールに絡むと、不思議と仙台のパス回しに落ち着きが生まれ始める。そして自ずとボールは、水戸の守備の隙間‐両SB裏のスペース‐へとまさに「流れて」いった。

 前半38分に生まれたゴールは、まさにそのサイドが起点。左サイドをオーバーラップしていた村上が、上手く水戸の急造右SB金の裏でボールを受けると、低いセンタリング。深津がかろうじて触れたボールは、水戸にとっては運悪く、ペナルティエリア内に詰めていたシルビーニョの足元へ。これを振り抜いた彼のシュートが、GK本間とともに、0−0ならば上々という水戸のゲームプランを打ち砕き、ネットに吸い込まれた。

 後半に入り、水戸はビハインドを負っているものの、前半と同様守備に傾いたサッカーを続ける。しかし前半と試合内容で大きく異なっていたのは、仙台が先制点によって、水戸を攻略する上での大きな自身を掴んでいたことだ。先制点以降、別人のようにミスが減ったシルビーニョを起点に、両サイドは面白いように水戸の陣地を侵食していく。後半の10分が経過した辺りで『札幌再リード』を告げる途中経過がビジョンに映し出されると、さらにスタジアムは盛り上がった。

 それに呼応するかのようなタイミングで、仙台に追加点。大柴が右サイドで粘って得た後半18分のCK、シルビーニョが放ったボールはバロンの頭目掛けて一直線。強烈な弾道のヘディングが決まって2−0。事実上この時点で、今日は勝負あった。

 試合終盤になると、残念ながら守備陣の集中が切れたのか、ゴール前に人数をかけているはずなのに、ペナルティエリア付近で仙台のボール回しを許し続けた水戸に対し、仙台が容赦なく攻める展開。そして後半39分、途中出場の菅井のパスを受けて、中田がペナルティエリア内右45度でキープ。そこからパスを受けた大柴がゴール右からドリブルで持ち込んで、最後は本間の位置を冷静に見たシュートを決める。最終スコア3−0。仙台は曲者と思われていた水戸相手に最高の結果で試合を終えた。前半3本に終わったシュート数が後半は12本に増加したことが示すように、悪い流れを完全に断ち切ってからのサッカーは、評価に値するものだったと言えるだろう。

 ここからは若干余談になるが、3−0で安堵の雰囲気が漂っていたプレスルームは、甲府の『ロスタイム3発』の報を聞いて空気が暗転した。
 しかし仙台がまだ3位なことに変わりはなく、勝ち続ければ何の問題もない。日頃から監督、選手が言うように、あとは自分たちのサッカーをして、自ら結果を掴むのみである。

以上

2005.11.23 Reported by 佐々木 聡
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